リストランテ アモーレ

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.21
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  • (5)
本棚登録 : 368
レビュー : 75
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758412575

作品紹介・あらすじ

姉弟で切り盛りしている目黒の小さなリストランテ。色艶に満ちた皿の数々と、それぞれの事情を抱えたアモーレども(罪深い味わいに満ちた男と女)を描く幸福な物語。

感想・レビュー・書評

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  • これ好きだなー。うん、相当よかったよ。
    ドラマ化したらどんなに面白いだろうって読みながらキャスティングしてみたり(笑)
    他の人のレビューイマイチみたいだけど私はこの手の井上作品が大好き。軽妙洒脱な文章と憎めない面々と美味しそうな料理。もう最高じゃない!

    イケメンで女の子に優しいイタリアンのシェフがいたら私だって毎日通いたいわ。そこに通うお客さんがみーんな彼と関係をもってるなんて考えただけでも笑っちゃう。
    井上さんの作品に出てくるダメな男、ダメな女って不思議と憎めないのよね。愛すべきダメンズ達。

    出来ることならシェフの杏二が初子ちゃんあたりとハッピーエンドで終わってくれればもっと良かったかな。
    最後のオチはちょっと淋しすぎるじゃないの。
    続編が出るといいのに。その後の杏二も気になるし、お父さんにももっと登場してほしかったから。

    「キャベツ炒めに捧ぐ」が好きな人は気に入るのではないか・・・、と思います。

  • もう大好き♡これぞ井上荒野って感じの作品だな。しかも少し軽めなので井上さんが苦手な人でも割と読みやすい部類に入るのでは。

    イケメンで女の子が大好きなイタリアンシェフの杏二と、その杏二を(色んな意味で)支えている控えめな姉の偲。
    二人が経営しているレストラン、『アモーレ』に集まるお客たち。美味しそうな食事と、そこで繰り広げられる男と女の人間模様。

    杏二の様な、軽くて本音の見えない優しい男は実際苦手だしあまり関わりたくないけど、井上さんが描くと何故か憎めない。そればかりか愛おしくさえ感じてしまう。
    最終的には彼が幸せになってくれたらいいのにな…と願ってしまった。ちよっと切ない終わり方だったし。

    偲がほのぼの幸せになってくれたのは嬉しかった!井上さんの作品に登場する女性がここまでハッキリしたハッピーエンドになるのは珍しい気がする…。

    謎の女Mのエピソードは、私的には要らなかった気もするが…(そこだけ全く別物語になってる気がした)まあそれも良しとしよう。

  • 姉弟が営む『アモーレ』を取り巻く男女の物語
    初子ちゃんがなんかすごく好き

  • まず思ったのは、美味しそう。
    なかなか足は向きそうにないけど
    舌触りまで想像してしまった。

    そして思ったのは、弟っていいな。
    小さい男の子は、よくお母さんが一番綺麗だと思い込むというけど
    それに似た感じ、こんなふうに思われるのかな。

    ただし、弟だからこそ。
    優しくて見ていたくなるほどだけど、ちょっとイケない。
    お姉さんの恋愛のほうがほのぼのしてしまった。
    結局、あの悪女さんはキューピットでしたね。

  • ちょっとそこのあなた、時間があって食べることが好きならぜひ読んでみて。と言いたくなるよな.... イタリアンがお好きならなおいいんですけど。にしても洒落た文章だなあ☆ あ、話の内容っていうよりね。いや、ここしばらくどろどろものばかり読んでたから思っちゃうのかもしれないねw登場人物には感情移入できない性格の人もいるけどwww

  • 著者の作品に常に色濃く漂う不穏さが少なく、幾分明るい印象。内容もいつにはないハッピーエンド的(笑)美味しそうな食べ物の描写もストーリーを活き活きさせるのに一役買っていると思う。

  • 目黒駅最寄りの小さなリストランテ、「アモーレ」。イケメンで女好き(でも料理の腕はいい)シェフの杏二と、その姉の偲のふたりで切り盛りをしている。
    女たらしの父親の血を継ぎ、客にすぐに手を出す杏二と恋愛に不器用な偲、杏二に焦がれる女性客や偲が慕う杏二の師匠といった、小さな店を起点にした人間模様がちょっと皮肉な感じで描かれている。
    井上荒野作品の登場人物ってどうも悪意を持って描かれているようなキャラが多いように思うのだけれど、本作では、なんか憎めないキャラが多くて、愛がある。(偲なんか実際に姉だったら面倒だろうし杏二も女癖が悪いし・・・でも悪い人じゃない、気がしてしまう)
    それにしても、杏二が作るメニューがやたらにおいしそう。本当に井上荒野の描く料理は、実物以上に素晴らしい感じがする。
    カニのパスタ、ホワイトアスパラガス、食べてみたい。
    パン粉のパスタ、作ってみよっかなぁ。

  • 姉と弟のふたりでやっているこじんまりしたリストランテというところは魅力的なのだけれど、シェフである弟がお客さんにちょっかいを出すっていうのはイタダケナイわ〜。
    でも、料理がおいしそうなのだ。
    近所にフラフラといけるレストランがあるといいのになぁ。

  • 20180831読了

  • 自分がアモーレに行くことがあったとしたら、やっぱり杏ちゃんとそういう関係になっちゃうのかしら?(笑)

    2018.2.23 読了

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著者プロフィール

井上荒野(いのうえ・あれの)
'61年東京都生まれ。89年「わたしのヌレエフ」で第1回フェミナ賞を受賞。'08年『切羽へ』で直木賞受賞。他の著書に『つやの夜』『結婚』など多数。

「2015年 『100万分の1回のねこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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