シンデレラの告白

著者 : 櫻部由美子
  • 角川春樹事務所 (2015年10月1日発売)
3.87
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  • レビュー :33
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758412728

シンデレラの告白の感想・レビュー・書評

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  • これがデビュー作だなんて信じられないほどの大作ミステリー!!!

    読み終わったあと「すごい…」という感嘆のため息しか出なかった。
    こんなに緻密に散りばめられたミステリーに出会ったことがあっただろうか。
    幻想ミステリーと言われるだけの小説。

    誰もが知っているであろう童話のシンデレラが絶妙に絡み合ったこのミステリー。
    ティナ夫人の娘2人をまず好きになります。女は器量だけじゃない。そんな風に言っているような2人には見ていて清々しい思いが生まれた。
    ティナ夫人と2人娘と突如として家族となるニコラスとその娘アンジェ、そしてこの小説の冒頭部分で書かれる魔女狩り。
    すべてがどのようになるのか、最後の方で盛り上がりを見せ、真相を知った時にはそれでも理解できないというか、理解しても良いのかという不安感がまとわりついていた。

    そして最後の最後には全ての真相と、我々読者を驚かす種明かし!!!
    勘のいい人はわかるのだろうがまったく気がつかなかったわたしはそれを知ったあと、もう一度読み返さなければならなかった。むしろ読み返したい気持ちが勝っていた。
    すごい。この人の書くミステリーはすごいぞ!!!

  • キーワードは
    15世紀末、魔女狩り。
    心やさしい未亡人のティナ夫人と、醜い二人の実娘。
    新しく家族になる、夫と、病弱で先の長くない娘・・・。

    半分読んだあたりで、「これはこうで、これはこう」
    みたいな感じで、要所要所の落としどころは、ほぼわかっちゃう。

    わかっちゃったけど、面白かったわ(笑。
    夕食のカレーを煮込みながら、一気に読みました(爆。

    大島真寿美氏の「ピエタ」を読んだときにレビューで
    「アニメにしたら」みたいなことを書きましたが、これこそ少女マンガ=アニメにしたらいいんじゃないでしょうか?キャラ立ちすごい(笑。
    (私はピエタ絶賛派なんで、もう一度読み返すとしたらこちらではなくピエタを読みますけれども)


    難しくないので、たぶん中学生ころから夢中で読めるんじゃないかな。


    真面目に感想を書くなら、そうですね・・・この本で多分、唯一悪人であろう彼女は、
    「・・・とれない・・・」と、自分の体を始末しなければどうにもならないと悟ったという彼女の、
    人生の儚さをおもいました。
    もし心がけが違えば・・・心が負けてしまっていたら、
    彼女とシンデレラの人生、紙一重よね。

  • ブログをこちらに書きましたので、宜しければお読みください。

    http://sommelierofbooks.com/fiction_nonfiction/cinderella/

    第7回 角川春樹小説賞受賞作『シンデレラの告白』。

    作者である櫻部由美子さんのデビュー作になるこの作品。

    これがこれまで素人だった人の作品? と思わせるほど、のめり込める作品です。

  • 洋書のような雰囲気。
    わざと古風な、小難しい言葉を使われていて、多少読みにくさはあったものの「世界観を大事にしているのだろうな」と思えた。

    タイトルのシンデレラはいったい誰なのか。
    それが、読み進めていってもはっきりしない。
    中盤になって、そう名乗る娘が出てくるのだが、なにやら怪しい。
    ミステリー要素も加わってきて、どうなるのだろうと頭に「?」が浮かんでいるうちに、あっさりと終わりを迎えた。

    好きなキャラはマリエッタ。
    コミカルでふふっと笑えるシーンは、ほとんど彼女が作っていた。彼女の存在がこの本を読み進めやすくしてくれていた。

    登場人物の多さは他の人も挙げていたが、カタカナ名が苦手な私にも辛かった。
    誰が誰だか分からなくなってしまった。映像があれば助けられたのだろうが。

    読み終えた後に、前のページをパラパラとめくって、色々と確認をした。
    おそらく、伏線はたくさんあるのだろうけれど、もう一度読み直すのは・・・。

    装丁はとても可愛らしくて好み。
    普段ならあまり手に取らない世界を読みやすくしてくれていたので、次回作も期待しています。

  • 今年のベスト3に入るかも。今後要注目の作家さん。

  • 読後感も良く、とても楽しく読めた。本書がデビュー作らしいですが、次回作が楽しみです。

  • 面白かったー!

  • 161019*読了

  • 私たちの知っているシンデレラとは違ったけど、面白かった。
    ニコラス・モルトーという絹織物商の父親と二人暮らしの少女・アンジェの元にやってきた母娘・ティナ前男爵夫人とハイデンの鬼姉妹と呼ばれたヒルダとマリエッタ。シンデレラと同じ継母、義姉妹は出てくるけど、全然違う優しくて、頼りになる人たち。アンジェは病弱だが、この優しい新たな家族と幸せに暮らしていた。それが余命わずかなアンジェの願いだったからだ。そこにシンデレラと名乗る人物が出てきたり、連続して怪事件が起こる。ラスト、アンジェとティナ夫人の秘密も分かるところ、残された家族が幸せに暮らすところがよかった。

  • 表紙に惹かれて読んでみることに。
    カタカナが苦手なので世界観に入り込めず、読み終えるまで時間がかかった…。
    物語は題名のとおり「シンデレラの告白」で終わる。
    魔女もシンデレラも靴も全てが繋がりすっきりしました。

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