- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758412759
作品紹介・あらすじ
1905年、東京・新宿で薪炭問屋「紀伊國屋」の長男に生まれた田辺茂一は、幼い頃に父と入った丸善で、書店というものがもつ崇高で特別な雰囲気に魅せられた。そして、22歳にして夢であった「紀伊國屋書店」を創業する。茂一誕生の12年後、千葉・市川で軍人の息子として生をうけた松原治は、大学卒業後、満州鉄道に入社するも、28歳で陸軍少尉となり日本のために戦っていた。彼らはまったく別々の人生を歩み、戦後も様々な人生経験を重ねていく。そして1950年、二人は出会い、紀伊國屋書店再興や海外進出など、数々の大きなビジネスチャンスを掴んでいくのであった…。
感想・レビュー・書評
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紀伊国屋書店のお話ですね。
この社長に よくぞ 付いていった。
その理由が知りたくて
いっきに 最後まで 読んでしまいました。
クジラですか。
紀伊国屋 もう一度 行ってみたくなりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
紀伊国屋書店は大好きな書店だった。
その書店を作り上げた2人の男の話。
生粋の社長田辺と、満鉄に入り陸軍で日本の為に戦っていた松原。
今の大きな書店になるまでは、波乱万丈だったんだな。
なかなか思い通りには事はすすまないものよね。 -
おもしろかった。やはり成功する話とかは本当に読んでてワクワクする。一つのエピソードを深く掘り下げるのではなく、表面だけ書いて話にスピードを出す書き方も軽く読めていいかなと思う。書店が大好きな私にはうんうんと頷きながら読む場面もありました。主人公の破天荒な生き方が面白い。
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へぇー紀伊國屋書店の創業ってこんなのだったのか。
大学とかに強い理由もすごくよくわかる。
本屋が儲からないビジネスモデルと言うことも理解し業界を変える努力を続けてきたのですね。
でもまだまだ変わらない。
ネットに取って変わられると言われながらも、まだまだリアルの本屋は存在感を示している。
しかし、今のままでは決していけないだろう。
本が好きというだけではどうしようもないかもしれないが、好きじゃなきゃ変えようとも思わないから。 -
学生時代、都内で一人暮らしをしていた時に、紀伊國屋書店にはお世話になりました。田舎にいると、縁がなくて淋しいなー。
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20160416読了
紀伊國屋書店の創業者と二人三脚で紀伊國屋を大型書店に盛り立てた松原氏のお話。
私も大好きな紀伊國屋。
やりたいことをやりたい社長とそれを実現させようと奔走する松原氏。
今では当たり前なマーケティングや顧客情報など、常に時代を先取りしているやり方になるほどと納得。
本屋以外のことはやらない、と言っていた創業者の精神が今も引き継がれていますね。 -
紀伊国屋書店創設者、田辺茂一の物語。にじゅういっさいって分岐点かしら。
図書館より書店さんの方が本好き度高い気がする。ナゼダ。 -
文章がさらっとさくっとしていて物足りなかった。奴さん踊りをする茂一が好き。想像するだけで楽しくなる。
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紀伊國屋書店を世界一の書店に育てあげた田辺茂一と松原治(;゜∇゜)大変な時代に凄いことを成し遂げた二人の激動の話なのに、淡々と進んでいて逆に凄く感じる(^o^;)茂一さんのお人柄も明るく楽しい♪紀伊國屋書店をつくってくれてありがとう\(^o^)/
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本屋さんが好きで,その思いだけで創った紀伊國屋書店.田辺茂一の一代記.さらっと書いているが,なかなかつかみどころのない魅力的な人物だったのだろう.ただこの文章の中では,あまり魅力的ではなかったけれど,,,