恋するハンバーグ 佃 はじめ食堂

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 427
感想 : 71
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758412889

感想・レビュー・書評

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  • 1巻から遡ることおよそ60年前のはじめ食堂のはじまりの物語
    最高に美味しくて、人情味あふれる下町の洋食屋物語

    帝都ホテルの副料理長だった孝蔵と一子のなれそめも語られる
    日本が戦後の復興を遂げ、世界と肩を並べようとする昭和40年代、東京オリンピック、新幹線の開通、高速道路や高層ビルの建設、ビートルズの来日・・・昭和の香りがいっぱいで、映画『三丁目の夕日』を思い浮かべながら読んだ

    折につけ、昭和のあの頃が懐かしく思い出されるのは、私が年をとったせいだろうか 
    読み終えるまで、とてもすてきな時間を過ごすことができた

    〜余談〜
    1ページ目を開くなり、出来立てのベシャメルソースの香り
    ベシャメルソースってなんだっけ?と考えながら読んでいると、ホワイトソースのことを言うんだって!

    さらに、孝蔵さんのベシャメルソースの作り方の斬新なこと! へえ、そんなやり方でダマにならないんだ!と驚かされる

    はじめ食堂のコンソメスープもメンチカツもビフテキも
    どれもこれも食べてみたーい
    お腹の虫が鳴きっぱなし

  • 『食堂のおばちゃん』の続編。
    といっても、時間はさかのぼり、孝蔵と一子の若かりし頃。

    和気あいあいとしたあたたかさ。
    下町の人情。

    ほっこりしたり、じーんときたり。
    昭和の古き良き世界がひろがる。

    孝蔵の料理の魅力もたっぷり。
    こんな素敵なお店が近くにあったら、と思う。

  • あっ、続きだ!と思ったら違った。「食堂のおばちゃん」の前の話だった。
    素敵な話だったな~
    料理はもちろんだけど、孝蔵さんと一子さんの夫婦が素敵。

    場所と時代も設定がいいですね。
    安心して読める本でした。

  • 「食堂のおばちゃん」の舞台となった、佃 はじめ食堂がオープンした昭和40年から昭和45年までの物語。
    「食堂のおばちゃん」では昼は定食屋、夜は居酒屋だが、一子と夫・孝蔵が開いた当初は洋食屋。
    帝都ホテルの副料理長を務めていた孝蔵が手がける料理は、材料の下ごしらえ、スープの取り方、食材の火の通し方、味付けなどは超一流。
    それでいて店の雰囲気は堅苦しいところがなく、従業員はまじめ、いい常連客にも恵まれている。
    これも一子がベタ惚れした孝蔵の人柄のなせる技か。
    食堂を訪れる客たちとのやり取りを軸に語られる、仕事への情熱や家族関係…。
    おいしそうな料理の描写が楽しみなこともさることながら、繰り広げられる人間模様が非常にあたたかく、元気づけられる。

    個人的には第五話「さすらいのコンソメスープ」の赤目の変人ながら憎めないキャラクターがとても気に入った。

  • 料理をこよなく愛する人たちの物語。
    姑の一子(いちこ)と嫁の二三(ふみ)が切り盛りする物語「食堂のおばちゃん」の、始まりの物語でもある。
    孝蔵さんは、本当に素敵な人だなあ~
    そして、高ちゃんのその後も、「食堂のおばちゃん」を読んでいれば知っているわけだから、何とも切ない。
    昭和の時代も懐かしい。

    第一話『覚悟のビフテキ』
    後に従業員となる、食い逃げ未遂少年・西亮介と、腕利き心臓外科医・佐伯直(さえきすなお・女医)
    それぞれの、ビフテキに懸けた覚悟とは。

    第二話『ウルトラのもんじゃ』
    父親が、息子の自分や家庭より料理を優先しているようでさびしい、息子の高(たかし)
    料理に反発を覚えるが、亮介は、恵まれた環境なのにもったいないと、それを寂しく思う。

    第三話『愛はグラタンのように』
    早く独立して結婚したい、松方英次(はじめ食堂のチーフ)と紗栄子のカップル。
    そこに問題が…

    第四話『変身!ハンバーグ』
    孝蔵の、帝都ホテル時代の後輩で、現料理長の涌井直行がフランスの料理コンテストで三位に入賞し、一躍有名人になった。
    それが思わぬ悩みに繋がる。
    商店街では後継ぎ騒動勃発、孝蔵が粋な解決策を提示して納める。

    第五話『さすらいのコンソメスープ』
    ビールとスープしか注文しない謎の老人は、一文なしだったり、人に御馳走したりとよくわからない。
    意外な過去を持つ、哀しきさすらい人だった。

    第六話『別れのラーメン』
    料理人としての自分に悩み続けた、西亮介の、新しい可能性と旅立ちを祝う。

  • 一度読んでいるから、サラサラっと♪やっぱりこの雰囲気好きだわ~(^^)

  • 昭和のテレビドラマにありそうな
    ほっこりとした昭和初期の洋食屋さんの話。

    [図書館・初読・6月24日読了]

  • 素敵な夫婦に、美味しそうな料理、最高の1冊でした。
    亮介くんが個人的には気に入りました(笑)
    最後のレシピもまた嬉しい!

    2017.6.27 読了

  • 初めに出てきた男の子の、成長の物語なんだろうなあ、とは思った。実際その通りだった。
    でもなんで、心がこんなにほっこりするんだろう?美味しいご飯と、それにまつわる人々の暮らし。

  • これ、3回目の正直でやっと読み終えた。なぜか前2回は途中までしか読めず、図書館に返却するということに。
    昭和40年代頃の設定か? 下町の洋食屋が舞台。『衝動のおばちゃん』とシリーズだと思われる。どのメニューも美味しそうです。
    食と人生は深いつながりがあるのだろうな。
    忘れられない味というのがあっただろうか、あたしには?
    思いつかないわ〜。これからか?

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著者プロフィール

作家

「2021年 『婚活食堂6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山口恵以子の作品

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