- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758412940
感想・レビュー・書評
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どういう内容だか一切知らないまま読んでみたが、結構面白かった。
タイトルはどういう事?って思ったけど、そういう事か。
高校二年のアキオはとても大人びている。
それは複雑な家庭環境からか。って書いてもそんなに深刻さはなく。
内容もいろいろ過ぎてうまくまとめるのが難しい。
変わり者の父と母がいて(離婚してる)、父の隠し子のお姉さん。久しぶりに出会った令嬢の同級生で少し変わり者のメイ。
アキオにしか言葉を話さない猫のミケ。
そして10年前の冤罪事件が彼らの夏を忙しくさせる。
濃いい内容だけどサラッと読みやすい。
しかし、作者の樋口さんが亡くなられた・・・
ご冥福をお祈りします。他にも沢山読みます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
知っている地名も出て興味深く、また、軽い感じでさらりと読み進められました。
猫が喋る設定は、さらに軽い感じに? -
爽快な話を、ニコッと笑いながら読ませてくれるというのは、素晴らしい筆力。
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軽快な感じが樋口有介らしい
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こんな男子高校生になりたかった…!と思いながら読んでいた。
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樋口有介の書き下ろしノンシリーズ長編。著者はこの出版社は初めてだと思う。
ノンシリーズでもぶれることなく、ウィットと諦感に溢れる語り口と、それでも俗っぽい情に動かされる主人公が大好きである。
今回は、あらすじも展開も、普段よりライトでありきたり、現代風だった。良くいえば作風据えたまま広くウケそうだし、悪くいえば無難な感じがした。
でも、いつも期待から少し外れるくらいの結末が多いので、分かりやすい終わり方を味わえたのはよかった。主人公の変人具合がやや弱めなのもある。ヒロインたちはいつも通りだけど。
どれだけ値段が上がっても、この人の本は買うだろう。
4+ -
■ 1853.
<読破期間>
2018/8/24~2018/9/3