ネコと昼寝―れんげ荘物語

著者 : 群ようこ
  • 角川春樹事務所 (2017年1月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758412995

作品紹介・あらすじ

キョウコは、都内のふるい安アパート「れんげ荘」で相変わらず自由なひとり暮らし。読書をしたり、美術館や図書館へ行ったり、隣のクマガイさんとおしゃべりしたり、近所のネコと仲良くお昼寝したり…。自分の将来のことなど、少々心配なことはあるけれど、心穏やかにキョウコの「れんげ荘」暮らしはつづく-

ネコと昼寝―れんげ荘物語の感想・レビュー・書評

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  • れんげ荘シリーズ、第三弾。
    あいかわらずのキョウコさんと、れんげ荘住人の面々。
    まったりとした空気が漂います。

    「もう働かない!」
    そう決めたキョウコさんの決意も、少し揺らいできていて…
    母親との関係も、今後どうなっていくんだろう。
    つい娘の立場でとらえてしまうけれど、難しいですね。
    お互いの根底にあるのは愛情だとわかっていても、
    肉親の甘えからか、つい反発してしまう。
    どちらも不器用なのかもしれないなぁと…(自戒を含めて)

    キョウコとぶちおの場面が、なんとも癒されます。
    窓から突然飛び込んできた、白地にキジトラ丸柄のぶちネコちゃん。
    キョウコの靴下の匂いを嗅ぎまくり、かと思えばグーといびきをかいて寝てしまう。
    それを眺めながら、いつしかウトウトしちゃうキョウコさん。
    これぞ究極の幸せ♪。

    そんなのんきなぶっちゃん、最初は首輪無しだったのが、
    次に来たときは首輪、その次はなんと名前入りの迷子札をつけられていた。
    ハラハラと気を揉む飼い主さんの気持ちが、痛いほどわかる。
    でも親の心子知らずで、別宅でのんびりとネコの開き状態でくつろぐぶっちゃん。あはは。

    ぶっちゃん、また遊びに来てくれるといいなぁ。

  • れんげ荘物語、第三弾。
    有名広告代理店の仕事につくづく嫌気がさした、ササガワキョウコは、月10万で生活できるだけの貯金を溜めて退職する。
    ミニマムな生活にあこがれはあるが、なかなか実践まで行くのは難しい。
    キョウコの実験を見守るような気持ちだ。

    きちんと計画を立てて、決心して始めた生活。
    お金を使いすぎる事もなく、その点では順調である。
    しかし、ほんとうに働かなくてもいいのか、このまま老いて行くだけでいいのか…その悩みは常にある。

    れんげ荘で生活しているのは、若い女性二人、おばさん二人。
    キョウコもおばさんの方に含まれるが、彼女より年上の、「クマガイさん」が見事に達観している他は、皆、まだ人生を放浪している途中という気がする。

    どこかの飼い猫が何度か訪れて、つい餌をあげてしまう。
    仕事に向いていないコナツさんにごはんをおごってしまう。
    これはどちらも親切なようでいて、習慣になってはいけない事…

    だらだらと続く日々なのかと思いきや、どうも転機がやってくるようだ。

  • なんかいい住まいだな。かなり古い建物なので心配しちゃうが、中で生活している人たちに揉め事がなくていい。
    そこそこの距離感で思いやれるっていいな。
    しかし、働かないでも暮らしていける蓄えってどれくらいなの?

  • れんげ荘物語の続きです。

    働くことを辞め、毎日淡々と心穏やかに暮らしているキョウコさんも何もしないでいる日々に少々の焦りをおぼえてきたようです。

    働くことはもうこりごりと思いつつ、このままでいいのかというそこはかとない不安感。
    定職についている自分にも想像がつくような気がします。

    ラストが尻切れっぽく終わったので次回があると思います。
    楽しみです。

  • れんげ荘物語の3作目。相変わらず今の生活に少しの疑問を感じつつも暮らしているキョウコ。良いのだよ、このままで。(=^ェ^=)と、言ってあげたい。たぶん、続きがあるんだろうな?という終わり方。「ぶちお」のその後も気になる。

  • こういう生き方もいいかも。

  • ほっこりのんびり、ばかりいかない…
    生きていくって、そういうことなんだなぁ

    四季の移り変わりその描写、好きです

  • このシリーズがこの先続いているのかはまだ調べてないけど、ずっとこの世界観に浸っていきたい。

  • 2018年1月西宮図書館

  • 大好きなれんげ荘シリーズ3作目。しかし、今回は「ここで終わるんかい!」と叫びたくなるようなおかしな終わり方。つーか、明らかに続編が出るだろうというか。お母さんが倒れてどうなるか分からない、ってとこで終わるかね。コナツさん、もう33歳なんだなぁ。しかし今回はキョウコが心配ばかりしているというか、通ってきてたネコをそんなに楽しみにしてるなんて、チユキさんじゃないけど大丈夫かいと思っちゃう。私も退職したらこんなんになるのかなぁ。老眼が進んで本も読めなくなるんだろうか。やはり健康なうちにやめないとなー。

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