最果ての街

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758413039

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  • 山谷に住むホームレスが殺される。ハローワークの山谷出張所所長の深恒は、遺族に死を伝えたいと独自に調査を始める。もともと周囲と馴染まなかった男で調査は難航するも、なんとか福島の原発事故の避難地域に住んでいたことが分かり、遺族の元へ向かうが・・・
    山谷の状況がよく分かり、興味深かった。犯人は、途中で分かってしまい、ミステリーというよりは人間ドラマとして楽しめた。

  • 東京の山谷地区のドヤ街にある日雇い労働者の斡旋を専門に行う職業安定所の所長・深恒宣泰は、ホームレス殺害事件の被害者の親族を探すために福島に向かうが・・・

  • 5月-9。3.0点。
    山谷のハローワークの所長と、日雇いを求める労働者たち。
    まわりと馴染まない労働者が、殺害される。
    後悔の過去を持つ所長が、独自に捜査する。

    山谷の状況がよくわかる、興味深い物語。
    但し、事件の解決は少しご都合主義と唐突感。

  • 南千住の日雇いに特化した職安の所長が主人公。
    ある日地域のホームレスの一人が何者かに殺される。ホームレスの世界にも馴染まず生きる意志を半ば失っていたかに思える被害者。せめて身元を明らかにして遺族に死を伝えたいと思った主人公は、独自の捜索を始める。やがて被害者が原発で汚染された地区の出身だということが明らかになり、犯人の正体も見えてくる…
    ミステリというより人間ドラマとして読むべき作品。
    日雇い事情が興味深い。

  • 山谷のハローワークは大変、国家公務員なのに人気はどうなのだろう。

  • 最後で面白さが増した。

  • 最果ての街。ほんと自己満足か?

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著者プロフィール

1965年、福岡県生まれ。東京大学工学部卒業。労働省(現厚生労働省)勤務後、フリーライターに転身。96年、『ビンゴ BINGO』で小説家デビュー。『劫火』『残火』で2005年と10年に日本冒険小説協会大賞(第24回、29回)、『地の底のヤマ』で11年に第33回吉川英治文学新人賞と第30回日本冒険小説協会大賞を受賞。14年、筑豊ヤクザ抗争を描いた『ヤマの疾風』で第16回大藪春彦賞受賞。他の著書に『光陰の刃』『最果ての街』『目撃』『激震』などがある。本作は『バスを待つ男』に続くシリーズ第二弾。最新刊は、シリーズ第三弾の単行本『バスに集う人々』。

「2023年 『バスへ誘う男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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