白い標的 南アルプス山岳救助隊K-9

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 37
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758413046

感想・レビュー・書評

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  • 火山との対決の次は、雪山が相手。
    冬の北岳に向かった宝石店強盗グループを追って、山岳救助隊の星野夏実と神崎静奈が、二人の相棒(バディ)メイとバロンとともに。
    拳銃を所持する凶悪犯によって、次々に犠牲者が。
    北岳には、大学生二人組の山岳部員、単独行の登山者、それに犯人グループ。
    彼らに夏実や静奈が遭遇し、事態はより深刻な局面に。
    山岳部員たちのバットレスでの登攀と必死の撤退。冷酷な犯人たちとの対決、そして迫りくる雪崩の恐怖。
    夏実たちに次々と襲いかかる試練。
    手に汗握る展開は、K-9ファンにとっては応えられない。

  • シリーズ第6弾。
    今作も前作に続き、長編サスペンス。
    甲府で起きた宝石店強盗殺人の犯人が南アルプス署管内に逃げ込み、パトロール中に犯人に遭遇した夏実を庇おうとして、相方の警官が撃たれてしまう。しかも、その犯人たちは冬の北岳に逃げ込み、それを追う山梨県警の捜査員に付き添い、山岳救助隊の夏美たち3人も北岳に入ることに…
    しかし、山では他の遭難も発生しており、犯人捜索のために北岳に入った夏実たちだったが、二手に分かれる。そこにはそれぞれに危険が迫っていた…
    前作のレビューでも書いたように、この作品でサスペンス物はそんなに読みたくないのだけど、今作のハラハラドキドキにはページをめくる手が止まらなくなってしまった。
    山岳救助隊になって5年が経ったのに、目の前で相棒が撃たれたことにより、シリーズ序盤の時の夏実の弱さが戻って来てしまったところも、ちょっと…と思ったけど、それ以上に山での危険との勝負に挑む静奈や深町がかっこよかった。
    てことは、このシリーズは山岳小説として読まずに、サスペンス小説として楽しみにしていくものなのかぁ。

  • 面白かったよ。
    女性が主人公だとよけいに面白いね。

    夏実が強くてすごいんじゃなく、かなり弱い。
    静奈は射撃の腕もよく、空手もできるので、もっと登場させて欲しかった様にも思うけれど、そうじゃないところがいいのかもしれないね。

    普通の山岳小説に刑事物の要素がプラスされて、小説だから色々な偶然が重なるけれども細かい描写で不自然さをなるべくださないようにされていて。

    中盤からは一気読みでした。

    この山岳+警察ジャンル面白いかも。また読もう。

  • 邦画になりそうだが、
    大変すぎてならんやつだ!
    シーズンなので寒さを感じつつ読めた。
    まあ、どうせハッピーエンドだけど…
    多分共感覚関連で読むリストに入れたけど
    シリーズの途中からになったった。
    共感覚はあんまり関係なかった。
    まあ実際そんなもんだけど…

  • 外見は子供っぽいようだが、中身は違う。警察官として危険を顧みず、人を悪党から守り抜こうとする。いくつかの人間模様が山を舞台に繰り広げられた。結構なスリルをたくさん味会わせてくれたストーリー展開だった。

  • 南アルプス山岳救助隊K-9シリーズ。宝石店を襲った強盗犯達が冬の北岳に逃げ込んだ。崇高な自然、仲間や救助犬たちとの心の通い合い、そしてアクション…。真保裕一『ホワイトアウト』、笹本稜平の山岳シリーズのいいとこを合わせたような仕上がりにいつもながら感服。

  • もうすっかりお馴染みになった、天空の犬:K-9南アルプス山岳救助隊シリーズ最新作。

    今回も期待に違わぬ、ノンストップ・アクション小説。
    犬好き、山好き、アクションもの好き、そしてこのシリーズにはまっちゃった人は迷わず読んだ方がよいと思います。
    ただし、初めてK-9南アルプス山岳救助隊シリーズを読まれる方は、本作から始めるより「天空の犬」から読み始め、星野巡査の成長していく姿を追って読んでいく方が、より楽しめるとは思います。

  • 山岳救助隊シリーズ。
    宝石店強盗を追って北岳に入る夏実たち。
    強盗犯と、要救助者たちと、自暴自棄の登山者と。
    銃撃戦に雪崩に追跡にとテンポは良い。
    ただちょっと内容が浅かった。
    静奈が格好良い。でもそういう落としどころになってしまうのは残念。
    夏実と深町も進展せず、静奈は自然消滅なんて寂しい。

  • 今回は思い切り『北岳』でした。
    このシリーズは実在の山名、山小屋が出てくるので、現実感があってホントに山にいるような気がしてくるところがいいよね。『北岳』の神々しさが伝わってきましたよ。
    静奈さんの空手が出てこなかったのは残念でしたが、救助活動もあったし楽しめたんだけど、犯人2人が1人を追って雪山に入るかね〜とかちょっとツッコミ入れたい箇所がいくつか、、、でもまあいいか。

  • そうだった、この人たちは警察官だったのだと再認識。
    今回はサスペンス強め、冬山ということで、ちょっと違った味わいでした。

    ただ、読み終えてみると、このタイトルはなんだかしっくりこない。(個人の感想です)

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プロフィール

1960年山口県生まれ。明治学院大学卒業。雑誌記者を経て、87年に小説家デビュー。2008年『約束の地』で、第27回日本冒険小説協会大賞、第12回大藪春彦賞をダブル受賞。2013年刊行には『ミッドナイト・ラン!』で第2回エキナカ大賞を受賞。主な著作に『狼は瞑らない』『光の山脈』『武装酒場』『酔いどれ犬』『ドッグテールズ』『竜虎』など。有害鳥獣対策犬ハンドラー資格取得。山梨県自然監視員。

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