フェルメールの街

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 70
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758413107

感想・レビュー・書評

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  • 真珠の首飾りの少女が来日して話題になったのは記憶に新しい。もう少し遡るとスカーレットヨハンソンで映画化されたこともあった。
    来年は大掛かりなフェルメール展もあるようだし、なんだか最近のフェルメール人気はすごい。
    この小説もこのブームにあやかってのものなのかもしれない。

    フェルメールの知識を全く持たない私にとって、入門編として興味深くそして楽しく読むことができた。
    ただ謎の多いフェルメールなんだから思い切ってもっとフィクション色を強くメリハリのあるストーリーにしてしまうのも手かなぁとも思うけれど、その辺りのさじ加減が難しいんだろうなぁ。

    実在した画家を小説にすると言えば、原田マハを抜きにしては語れない。彼女の史実とフィクションを絶妙に織り交ぜた作品群とこの作品を比べてしまうとやや劣るのは致し方ないか…

    とはいえ、この時代のオランダの人々の暮らしぶりや文化、街の様子、その辺りが生き生きと描かれていて非常に興味深かった。
    まだ前述した映画も見てないし、私のフェルメール熱が冷めないうちに見ないと!
    来年のフェルメール展も行きたいけど、これまた大混雑だろうなぁ、まいるな…

    • nejidonさん
      vilureefさん、こんにちは♪
      本は未読ですが映画は公開当時に観たので(笑)コメントします。
      何しろスカーレット・ヨハンソンがとーっ...
      vilureefさん、こんにちは♪
      本は未読ですが映画は公開当時に観たので(笑)コメントします。
      何しろスカーレット・ヨハンソンがとーっても綺麗です!
      そして、予想通り彼女があの絵のモデルになるのですが、そこまでの流れがとても良かったような。
      もう絵そのものになっていて、思わずおおー!って言ったのを覚えてます。
      あとね、絵が完成したら、お披露目がてらスポンサーやらパトロンやらにへつらって購入してもらうんのですが、そこも面白かったように思います。日本との違いを認識したというか。
      地味な作品かもしれませんが、予備知識のひとつとしても良いかなと思います。
      フェルメール展は、相当な混雑を覚悟しないといけませんね。
      まだ決心がつかないままですが。。。
      2017/12/06
    • vilureefさん
      nejidonさん、こんにちは(*^_^*)

      おお!映画、ご覧になられたのですね。
      スカーレットヨハンソン、綺麗ですもんね~
      それ...
      nejidonさん、こんにちは(*^_^*)

      おお!映画、ご覧になられたのですね。
      スカーレットヨハンソン、綺麗ですもんね~
      それだけで見る価値がありますよね。
      この年末には見れると良いな~
      とりあえず映画を見てフェルメールに浸りたいと思います(笑)
      2017/12/08
  • デビュー作がおもしろくて、2作目が待ち遠しかった櫻部さん。
    期待に違わず、今作もおもしろかった!!
    ただ、帯の「アートミステリ」という言葉はどうなんだろう。アートもミステリもそれほどではなく。
    じゃあどこがよかったのかというと、これも前作同様なんだけど、登場人物と生活の描写。これがとても魅力的。
    ヨハネス、レーウ、マルク、ヤーコプの友情、師ファブリティウス、異国の少女オハナ、デルフトの風景……。
    私のお気に入りは、鬼姉妹(※前作「シンデレラの告白」の登場人物。)を彷彿させるバーブラ!優しくて力持ちで働き者。惚れます♡

    巻末に年表が掲載されているのだけど、ネタバレにもなっているので、先にもしくは途中で読まないほうが楽しめます。

  • 光の魔術師と呼ばれたフェルメールは本業の職業画家の仕事の傍ら、親の残した宿屋メーヘレン亭の主人でもあった。デルフトで幼馴染たちと楽しく過ごしていた彼のまえに、娼館に出入りする良家の娘カタリーナが現れる。
    小説としての読ませどころもしっかりとあり面白い作品には仕上がっているが、あと一押しが足りない気がする。

  • 私自身がもっているフェルメール像(莫大な借金を抱えて43歳で死亡するような、ちょっと生活力ないタイプ)とはかなり違うが、大変面白く読めた。フェルメールの遺産管財人のレーウェンフックとの関係や地元密着型の画家として優しいトーンで描かれている。オハナというオランダと日本のハーフの少女がでてくるが、途中まで異国人としかでてこないのでハワイを想像してしまっていたら、母親が日本人だと明かされるので、オハナ=おハナちゃんか、と妙に和風の名前だったと気づいて笑えた。軽くて短いので物足りないが、オハナちゃんが出てくるのだったらいっそ史実から離れてフェルメールとレーウェンフックでホームズとワトソンみたいなコテコテの探偵ものだったらよかったのに、と思った。

  • 随分前にスカーレットヨハンソン、コリンファースによる「真珠の耳飾りの少女」という映画がありましたが、そのビジュアルが絶えず思い出され、デルフトの風景が目に浮かんできました。映画作品に比べると、かなりくだけた印象。青春ドラマのようです。貿易に絡む事件も起きて、かなり盛りだくさんです。当時の事件も挟まれるので、本当にこんなことあったかもな、とおもえました。それに作品を書き上げていく様子もイメージできて、美術好きにはこたえられない作品といえます。シンデレラ、フェルメールときて次は何にするんでしょうか。ちょっと楽しみでもあります。

  • アートミステリーと書かれていたけれど、アートやミステリーの要素はとても少なく、フェルメールとレーウェンフックとの友情、青春物語という感じだった。デルフトの景色や時代感がよく描かかれていたし、フェルメールの作品をわかる人にとっては景色や人物像が浮かびやすいと思う。

  • オランダは行ったことがないが、この本を読んでデルフトの街に行ってみたくなった。この物語のフェルメールがどこまで実在の画家に近いのかわからないが、もし、近いのだとしたら、かなり親近感がわく画家だ。

    本編を通じて、幼なじみのレーヴとのくだりは、あたたかい空気が通い、好感が持てた。

    後半は、ややミステリー仕立てになっているが、そこで読ませるには伏線が容易にわかってしまい、やや平板さを感じた。

  • 『シンデレラの告白』が面白かったので、こちらも楽しみにしていました。
    アートミステリーと銘打っていましたが、どちらかというとフェルメール個人に強くスポットをあてた物語だったというように思います。画家フェルメールというよりは、一人のオランダ人フェルメールを追ったという感じ。また前作に続き、日常生活の描写がとても丁寧で好感が持てました。

  • デビュー作が大変に面白かったので…

    フェルメール…
    本人の事は一切知らなかったので
    楽しめました。

  •  有名な画家・ヨハネス・フェルメールと、幼なじみでのちの微生物学の父・アントニー・レーウェンフック(レーウ)との話。
     二人の住むオランダのデルフトでは陶器製造が主要産業。その窯で働く職人の失踪が相次いでいる。画家のフェルメールがガキ大将とか、画家という職業のイメージとは違う姿に戸惑うが、レーウと二人で事件の真相に立ち会う。実在する人物に実際起こった出来事を重ね、一つの物語になってるのが面白かった。

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