婚約迷走中 パンとスープとネコ日和

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.27
  • (3)
  • (12)
  • (38)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 145
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758413183

作品紹介・あらすじ

いつでも婚約破棄する準備あり〜。滋味深いスープと美味しいサンドイッチのお店をマイペースで営むアキコと相棒のしまちゃん。仕事熱心なしまちゃんだが、婚約者・シオちゃんには、つれない態度…。ロングセラー「パンとスープとネコ日和」待望の第4弾!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 大好きな『パンとスープと猫日和』シリーズ。
    第4作目です。

    今回も、配役はアキコ=小林聡美さん、ママさん=もたいまさこさんで♪
    声も仕草も、このお二人以外考えられなくなっています。
    とんでもなくマイペースなお嬢さんに振り回されるママさんが可笑しい。
    もたいさんの、眉間にしわをよせたお顔が浮かんでしまって!

    そして、内容はというと…「婚約迷走中」ということなんですが…
    う~ん、体育会系で、礼儀正しくて真面目ないい子のしまちゃんのイメージが崩れてしまった。
    以前からシオちゃんにそっけないしまちゃん。
    彼女なりの照れもあるのかと思ったら、それだけではないような…
    シオちゃんを”奴”とよぶのがどうも気になる。
    それでもシオちゃんがいいのなら、それでいいのかもしれないけど。
    もう少しやさしくしてあげて欲しい。
    頑張れシオちゃん!

    そして、この本の一番の楽しみである、
    たいちゃんと、ろんちゃんにまた会えた。
    どうかいつまでも元気でいてね。
    ”どすこい兄弟”とか、”2つの弾丸”とか、
    群さんの、たいとろんの別名(笑)が面白すぎます。

    今回も、アキコのお店のスープとサンドイッチにお腹が鳴りました♪

  • シリーズ第4弾。
    淡々と続くシリーズ。
    ますます何も起こらない?
    タイトルにあるように、アキコのお店の頼れる従業員・しまちゃんの、結婚をめぐるあれこれがみっちり描かれている。
    結婚を決めるときには、これくらいこだわった方が良かったのか…と、遠い目。

    それにしても、しまちゃんは一歩も譲らない。
    彼女を紹介したとたん、母親ぶって御親切に口を出し始める、彼・シオちゃんの母親の件は、あるあるだけれど、多くの人は、結婚という大事の前の小事と考え、「しかたないか」と諦めてしまうのではないか。
    しかし、籍も入れないし同居もしないというしまちゃんの主張に、それはわがままと言う人もいるのではないだろうか。
    意思を持った我儘であろう。
    それに対するのかどうかわからないが、喫茶店のママさんのところに出戻った、お嬢様アルバイト。
    これは、意志も何もない、行き当たりばったりの我儘だ。
    しまちゃんが腹を立てるのも、いかにも。
    二人は別世界の人だ。

    そして、しまちゃんの幸せを願いつつ、この先お店はどうなってしまうのかな、と先行きを考えてしまうアキコ。
    もう、しまちゃん以外の人と店をやっていくことなど考えられないほど彼女を頼りきっている。
    でも、子供ができたらおんぶして働きに来てもいいからなどと言うのは、はっきり言って、シオちゃんの母親の“実の親気取り”と変わらないと思う。

    それも、アキコが「老い」に差し掛かった証拠ではないか。
    老人は変化を嫌う。
    残された時間的に、新しくやりなおすことが困難だから。
    アキコが母親の店を引き継いで、今風のスープカフェにした時、「居場所を奪われた」と、常連の老人たちが腹を立てたのも、変化を嫌う気持ちからだろう。
    のんびり進む“ご町内もの”でもあるが、次が出たらまた読んでしまうだろう。

  • 『パンとスープとネコ日和』シリーズ第4段。
    このシリーズは大好きで、新刊もとても楽しみに待っていたけど……タイトルにある通り、婚約迷走中のしまちゃんがメインのような扱いに。
    いつも通りアキコ視点でお話は進むけど、何かとしまちゃんシオちゃんカップルに焦点があてられ、なんだか読めば読むほど、しまちゃんが嫌になっていく…。
    前までは竹を割ったような正解で、そして素直でいい子だなぁと思っていたけど、今回は目の前の喫茶店のお嬢さんに怒ったりシオちゃんに怒ったり…なんだか常に怒りに満ちていて疲れた。
    次のお話は穏やかに進んでくれるといいなぁ。

  • 上司から借りた本。
    シリーズ4作目。読んだことがあるのは1と4。
    群さんというとエッセイの人かと思っていたので、1作目を呼んだ記憶はあってもエッセイかと思っていた。
    今作を読んでいてなんとなく思い出してきたが。
    シオちゃん超いい人だな。こんな人に好かれたいな。というようなことばかり最近思っているが。
    なんでしまちゃんなんだろう。仕事に関してはいいけど、彼女としては機能していないという言い方は悪いがそんな感じがする。
    高いかき氷が久しぶりに食べたい。と、ぶたぶたを呼んだときにも思った。
    こんなスープのお店が近くにあるところに住みたい。
    お嬢さんのお嬢さん側からの話を出してほしかった。ただの空気の読めないお嬢さんなんて嫌だ。
    ネコの描写がとにかくかわいくて、飼いたいと思うが旅行も好きなので、旅行に行けなくなるのは...とも思う。なにより、自分が癒されたいからという理由で人様の、ネコ様の命を利用するというのがなんとも...

  • 客観的にみると、しまちゃんはシオちゃんに対して冷たいけど、しまちゃんの気持ちも良く分かる。自分の休みを内緒にして、一人で過ごしたいなんて、すごく良く分かるよ〜。付き合ってても一人の時間は大切だよね。
    とりあえず、籍は入れずとも自分たちの思う式が出来て安心した。こんな形でも二人には別れないで欲しい。

    ところで、ママの喫茶店に戻って来たお嬢さんは、結局良いところがなかったけど、しまちゃんの真面目さを強調したかっただけなのか?三度目があるのか⁇


    41

  • (2018/4/27読了)
    前作まで読んでいたので。
    ほんわかした感じは変わらず。登場人物もほぼ変わらず。
    今回は、しまちゃん、シオちゃんの結婚について。
    中盤までは、結婚生活に不安を抱いているしまちゃんって感じで、面白く読んでたけど、だんだん、何でそんな頑ななの?結婚だけではなく、アキコが気にしないでということも、相変わらずの対応だし。お向かいのママさんも、シオちゃんのご両親もいい子だというけど、気くばり心配りができる子ではなくて、自己満足なんじゃないかと思ってしまい、とうとう籍まで入れたくないと言った時には、物語だとわかっていながら、ムカっときてしまった。
    しまちゃんはなぜそこまで頑ななのか、お向かいの喫茶店の出戻りさんがまたやめた経緯その後、もっと掘り下げて欲しいと思った。

    (内容)
    いつでも婚約破棄する準備あり~。滋味深いスープと美味しいサンドイッチのお店をマイペースで営むアキコと相棒のしまちゃん。仕事熱心なしまちゃんだが、婚約者・シオちゃんには、つれない態度…。ロングセラー「パンとスープとネコ日和」待望の第4弾!

  • 続編を読めるって楽しいなぁ、と。シリーズ化されていくと登場人物達に親近感といいますか、思い入れが強くなるので長く読み続けたい気持ちにさせられます。今回は主人公と一緒に働いている女の子の話が中心となります。付き合っている彼と婚約はしたものの同棲を経て結婚への段取りがなかなか上手く進みません。結婚をするって大変な決意が必要なんだ、と改めて思ったり。彼女は今後どんな決断をするのか・・・。次回作が気になります。

  • 2018#40

  • アキコさんのお店でサンドイッチを食べて、ママさんのお店でコーヒーを飲みたい。
    しまちゃん、お幸せに。

  • スープ屋さんでバイトする体育会系のしまちゃんは、婚約中。

    けれど、雇い主のアキコさんから見るとラブラブってかんじでもなく妙な緊張感が二人の間に漂ってるように感じている。

    そんな、しまちゃんたちをみまもるアキコさんのお話。

全23件中 1 - 10件を表示

プロフィール

群 ようこ(むれ ようこ)
1954年、東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。広告代理店に就職するが半年で退職。6回の転職を経て「本の雑誌社」に事務職で入社。やがて本名で『本の雑誌』に書評を執筆しはじめ、1984年『午前零時の玄米パン』でデビュー。同年退社し、作家専業となる。
代表作として映画のために書き下ろした『かもめ食堂』、ドラマ化された『パンとスープとネコ日和』など。

群ようこの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ツイートする