- Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758413503
作品紹介・あらすじ
貧困家庭の子どもたちに無料で「こども飯」を提供する『大衆食堂かざま』。
その店のオーナーの息子、中学生の心也は、「こども飯」を食べにくる幼馴染の夕花が気になっていた。
7月のある日、心也と夕花は面倒な学級新聞の編集委員を押し付けられたことから距離が近づき、そして、ある事件に巻き込まれ……。
遠い海辺の町へと逃亡した二人の中学生の恋心と葛藤。無力な子どもたちをとりまく大人たちの深い想い。
“子ども食堂”を舞台に、今年いちばん温かくて幸せな奇跡が起こる!
決して色褪せることのない人生の「美味しい奇跡」を描いた希望の物語。
感想・レビュー・書評
-
大事に大事にゆっくり読もうと思ったのにドンドン引き込まれてついに読了してしまいました。どうしてこんな素敵な話書けるのでしょうか。二つの同時進行で進む話が最後の最後で、、もうまたしても落涙。切なさと甘酸っぱさと温かさと胸にどうしようもなく来るキューっとする想い。最後の最後までどうやったらこの2つの話が繋がるのかまるで分らなかったため、驚きの結末に思わず感動して涙が止まらなくなってしまいました。森沢さんの本は大好きで沢山読んできていますが、これはたまらないほど胸に込み上げてくる作品です。あぁもう一度読みたい。
-
-
しのさんこんばんは♫
私も『おいしくて泣くとき』読みました。
スゴく良かったです!
自分も中学生の頃に戻って読ませていただきました。
...しのさんこんばんは♫
私も『おいしくて泣くとき』読みました。
スゴく良かったです!
自分も中学生の頃に戻って読ませていただきました。
森沢明夫さん最高ですよね!
これからも読者が幸せになれる物語を描いていってほしいですね(o^^o)2020/08/16 -
ひとしさんコメントありがとうございます(〃'▽'〃)
レビュー拝見させて頂きました。
凄く良かったですよね~♪
私も森沢さん大・大・...ひとしさんコメントありがとうございます(〃'▽'〃)
レビュー拝見させて頂きました。
凄く良かったですよね~♪
私も森沢さん大・大・大好きです。
本当にこれからも心が温かくなって癒されて幸せになれる物語を描いていて欲しいって思っています。2020/08/23
-
-
温かさと涙に包まれた、一冊。
こども食堂をベースに描かれていく物語。
森沢作品にはハンカチが必須。
今回も随所で涙腺はゆるんだけれど終盤は一気に涙腺崩壊だった。
人って、あの時のあの瞬間があるからがんばれる、つらいことがあっても生きていけるのかもしれない。
愛情はもちろんあの時のあの味、あの言葉はその人にとってはかけがえのない思い出、宝物。
無力な子どもだったらなおさらだと思う。
子供達が安心して食せる場所、増えて欲しいな。
この物語の全姿を見せてもらった時に包まれた温かさと涙、たまらない。
森沢マジックを感じた瞬間。 -
幼なじみの心也と夕花、そして隣のクラスのワルの石村。
中学三年生の三人。
みんな抱えているものがあるけれど、自分の力ではどうにもできない。なぜなら子どもだから。15歳にもなれば頭では色々考えられるけれど、やはりまだ親の庇護下にあってそこから抜け出せない。そしてそんな友だちを助けてあげることもできない。
でも友だちのために戦ったり勇気を出してその場から逃げたり、今の状況を変えようともがく。
そんな15歳の少年少女の三人。
「人の幸せってのは、学歴や収入で決まるんじゃなくて、むしろ『自分の意思で判断しながら生きているかどうか』に左右される」
ワルの石村の大人になった姿も見たかったな。きっといいヤツになってると思うんだけど。
優しさにあふれた作品でした。
-
いやぁ、素晴らしい!森沢明夫さん。ホントに素敵な作家さんだなって思う。切なくて愛おしい素敵な物語。
私は40を超えたオッチャンだけど、中学生の心也と夕花の淡い恋心とひと夏の冒険を、同じ年齢に戻ってドキドキワクワクしながら体験させてもらった。
小学生の頃に母親を亡くした心也は父親と2人で暮らしている。父親は食堂を経営していて、貧困な家庭の子どもたちを対象に、無料で『こども飯』を提供していた。
学級新聞の編集委員を押し付けられた心也と夕花。夕花も『こども飯』を食べに来る1人。学級新聞を通して徐々に距離が近づいていく2人。
夏休み、夕花が義父に殴られているところに出会した心也は、「遠くに逃げたい」と言う夕花と思い出の海に行く・・・。
この物語は、心也と夕花の章でそれぞれの目線で語られるが、途中から『ゆり子』の章が加わってくる。心也と夕花、それからゆり子の章が絡んだ時、感動が全身を包み込んだ。
心也と夕花の中学時代を知っているからこそ、残念な気持ちがあったのも事実だが、これで良かったと思える素晴らしいラスト。
森沢明夫さんにありがとうと言いたい。
孤独のライオン石村も良かった。キャラクターが良かっただけに、もう少し心也との絡みを見たかったかな。-
うさこさんこんばんは!
丁寧なお返事ありがとうございます♫
私のレビューのお邪魔なんて、そんなこと全くありませんよ!
どうか、気になさ...うさこさんこんばんは!
丁寧なお返事ありがとうございます♫
私のレビューのお邪魔なんて、そんなこと全くありませんよ!
どうか、気になさらずに(><)
それより、闘病って、どうされたんですか??私はそれがスゴく心配です。
もちろん、入り込ませたら嫌なこともあるでしょうから、言いたくないことはスルーしてくださいね!
怖いこと言わないで、まだまだうさこさんの素敵なレビューを楽しみにしていますね!
うさこさんもコロナに気をつけてお過ごしください(^ ^)2020/08/21 -
ひとしさん、こんにちは♪
ずっと失礼していたにもかかわらず、
お優しいお言葉、ありがとうございます!
かえってご心配おかけしてしま...ひとしさん、こんにちは♪
ずっと失礼していたにもかかわらず、
お優しいお言葉、ありがとうございます!
かえってご心配おかけしてしまい、申し訳ありません<(_ _)>
元々の持病もあるんですが…
でも大丈夫です!
それに久しぶりにブクログのお友だちとお話できて元気も出ました。
はい、ありがとうございます!
ゆっくり再開したいと思います。
また仲良くしていただけると嬉しいです♪
2020/08/22 -
うさこさんこんばんは♫
いやいや、こちらこそよろしくお願いします!
また仲良くしてください(^_−)−☆うさこさんこんばんは♫
いやいや、こちらこそよろしくお願いします!
また仲良くしてください(^_−)−☆2020/08/22
-
-
「大衆食堂かざま」と「カフェレストラン・ミナミ」の2つの子ども食堂を軸に物語は展開していく。2つの子ども食堂がどんな関係で物語は終わるのか?気になりながら我慢して読んでいくと、最後の最後に奇跡の展開が待ち受けていた。
思わず涙が出る感動の物語でした。森沢さんの小説って心が洗われる。
印象に残った文章
⒈ 人の幸せってのは、学歴や収入で決まるんじゃなくて、むしろ「自分の意思で判断しながら生きているかどうか」に左右されるんだって
⒉ あまりにも心が苦しくなったときは、深呼吸をするの
⒊ だって、主役は、最後に登場するものでしょ? -
自分が苦しんでいるとき、必ず誰か周りの人が支えてくれるということを教えられました。
こども食堂を舞台にほっこりとした作品かなと思っていましたが、それとは裏腹に、読み進めていくと重い話が次々とやってきて、正直暗い気持ちになりました。しかしそれと同時に周りの人たちが支えていく希望のある方向へと進むので、応援したくなる気持ちにもなりました。一つ一つの文が的確に次の行動へと進むので、頭の中で想像しやすく読みやすかったです。気が付いたら、あっという間の量を読んでいたことに驚きでした。
基本的には、3人(心也・夕花・ゆり子)の視点で物語は進みます。2人(心也と夕花)は同じ場面を交互に進行するのですが、もう1人は違う場所、違う場面で物語は進行していきます。後半まで2つの物語は、平行線を辿ったままなのですが、それが合わさった瞬間、大きな感動を生みます。なるほど、そうゆうことだったんだと思わず思ってしまいました。
丁寧にデリケートに登場人物の心理描写が描かれていて、優しい空気感が漂っていました。
読み終わった後に題名の「おいしくて泣くとき」という言葉を見直すと、ジーンと深く胸に突き刺さりました。
ぜひ、最後には驚きの展開、感動が待ち受けているので、最後まで読んでみてください。
焼うどん食べてみたくなりました。 -
森沢明夫の作品はどれも温かい。そして、どれを読んでも涙腺を刺激する瞬間がいくつもある。本作もまさにそんな作品だ。子供の貧困や虐待・いじめなどの話は、正直、きついし、怒りや悲しみを覚えることが多い。森沢明夫の子供たちを見つめる視線はどこまでも温かい。そして、人間というものを信じている気持ちが伝わってくる。普通の幸せは誰にでも訪れる、生きていたら「いいこと」は必ずある。強い信念を持って、そういうメッセージを伝えているのだと感じる。もしかしたら「偽善」ととらえる人がいるかもしれないが、人がどう思うかは関係ない。まさに「自分の意志と判断」が重要ということだろう。大人は、大人としての責務を果たすべきであり、そのことに負い目も躊躇もない。物語を楽しむとともに、大人としての覚悟を問われるような素晴らしい作品だった。
#おいしくて泣くとき #NetGalleyJP
著者プロフィール
森沢明夫の作品






この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。






おいしくて泣くときを本棚に登録しているひと
-
- akagosirou
- 2021年1月20日に登録
-
- 大谷中学高等学校
- 2021年1月8日に登録
-
- shihomushi
- 2021年1月7日に登録
-
- 高梁高校図書室
- 2020年12月15日に登録
-
- 京都聖母学院中学校・高等学校図書館
- 2020年12月9日に登録
-
- gusukubekan
- 2020年9月29日に登録
-
- 作業用こーの
- 2020年9月3日に登録
-
- puttyhama
- 2020年8月19日に登録
-
- miyakojima-lib
- 2020年6月26日に登録
-
- みむ
- 2021年1月24日に登録
-
- takomanju-
- 2021年1月24日に登録
-
- appy
- 2021年1月24日に登録
-
- ohmygirl
- 2021年1月24日に登録
-
- Risa
- 2021年1月23日に登録
-
- 星
- 2021年1月23日に登録
-
- チーチ
- 2021年1月22日に登録
-
- 浜簪
- 2021年1月22日に登録
-
- tae
- 2021年1月21日に登録
-
- まさやん
- 2021年1月24日に登録
-
- 水辺亜樹
- 2021年1月12日に登録
-
- 93611120
- 2020年11月28日に登録
-
- rotas
- 2020年8月26日に登録
-
- shatoyama
- 2020年6月10日に登録
これは見事な構成、読後感でしたよね〜(●︎´ω`●︎)
森沢作品の中でも上位にきます♪
これは見事な構成、読後感でしたよね〜(●︎´ω`●︎)
森沢作品の中でも上位にきます♪
そうですね。なんでゆり子がでてくるのか最初さっぱりわかりませんでしたが、こういうことだったんだ!!...
そうですね。なんでゆり子がでてくるのか最初さっぱりわかりませんでしたが、こういうことだったんだ!!と思いました。
森沢作品、まだ初心者ですが、これからも読んでいこうと思います(*^^*)