駆ける(2) 少年騎馬遊撃隊

  • 角川春樹事務所 (2022年6月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784758414180

作品紹介・あらすじ

吉川元春に拾われ、騎馬遊撃隊を率いるようになった少年・小六。
尼子再興を願う猛将・山中幸盛(鹿之助)。それぞれが異なる強さを求め、あがき、抗う――。

毛利対尼子、熾烈なる最後の戦い。 第13回角川春樹小説賞受賞作続篇、誕生。

《物語は疾風迅雷、風のように駆けてゆく。その中で絶妙なのが、両者を相対的に捉え、それぞれの正義を描いている点であろう。
二人共に感情移入が出来るから、読者は引き裂かれそうになりつつも、ページを繰る手を止められなくなるのだ。
読者は作者の術中にはまり、逃れる事は出来ない。あとは一気読みだ。そしてラスト――。
書きたいがこれ以上は書けない。稲田幸久の第二作は、決して読者の期待を裏切ることはない。》
――文芸評論家・縄田一男。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった!そして少し読みやすくなってた

    よほど優秀な編集者さんが付いているんだと思う
    視点がさらに多角的になったことで、逆にバランスが良くなっているし、人間のドロっとした暗い部分も描くことで、その先にある明るさもより鮮明に輝かせることに成功してると思います

    様々な立場で、様々な想いを持った人々が戦国の世を「駆ける」様が熱く描かれていて好感が持てました

    ただやっぱり詰め込みすぎな気がします
    もう、書きたいことは全部書くぞ!という意気込みが凄いの
    なのでそれに付き合わされる方はちょっと疲れちゃうんよね

    でもやっぱりこの熱は持ちつづけてほしいなぁ
    全部ぶつける!って気持ちに技術が追い付いてきたら…
    先が楽しみな作家さんですが、今の時点で誰かに強くお勧めはできないかも

    • みんみんさん
      葉室麟も気に留めといてd(^_^o)
      葉室麟も気に留めといてd(^_^o)
      2023/04/02
  • 爽やかな風が吹いているようなお話でした。

  • 終わってしまった
    みんないい奴で・・・
    ホントにカッコ良くて、残念です
    どちらにも肩入れできないまま・・・
    小六・・・も〜〜なんで!!

  • 1に続き双方の視点で描かれる為、どちらの熱い思いも汲み取れる。
    戦国ならではの、裏切りみたいな話がない為、爽快感がある。
    熱き男達の決着編です。読みやすく面白かった。

  • 吉川対尼子など戦国物語の中ではローカルだろう。だが真っ直ぐな生き方と誇りの高さを持った者同士のぶつかり合いは、これが読みたかった戦国だと胸を熱くさせる。

  • 2巻でも、主人公が山中鹿之介と吉川軍の騎馬遊撃隊の小六の2人だが、実質、鹿之助が主人公のような2巻だった。鹿之助と小六が死んだ後も吉川元春を主体に少し話は続くが、少しダラダラ感があったかな。死んだ後は、あまり書かない方が、読者に余韻を持たせることができたのに。

    勝敗について、勝った方も負けた方も、それぞれの立場から見ると、それぞれに言い分がある。どちらが正しいというのはその時点では判断しづらく、少し時間が必要だ。

  •  対位法のような展開が、①②を通じて読ませた。
     ただ、あまりに爽やか過ぎるところが、あっという間に読ませてしまう。

  • 尼子再興の戦いを情感たっぷりに描かれる。なにせ鹿之助の末期は揺るぎなく、ことに上月城において信長に捨て置かれ、孤立無援に陥って無念の死を迎える。さすがに歴史に語られるよりも華やかに散ったが、願う出雲への道のりはあまりに遠かった。地元を舞台にした小説であり、郷土史をおさらいする意味でも楽しく読ませていただいた。ただ、少年騎馬遊撃隊を主軸にした物語であるものの、小六の描写については半端感が否めず。創作人物にして扱いは難しく、華々しい戦果も与えられないとはいえ、最期があまりに物足りない。主人公だと思うんだけど。

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著者プロフィール

1983年広島県生まれ。大阪教育大学大学院修了。21年に第13回角川春樹小説賞を『駆ける 少年騎馬遊撃隊』で受賞しデビュー。同作は第12回広島本大賞を受賞し、続編も刊行されている。

「2023年 『どうした、家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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