しあわせの輪 れんげ荘物語

  • 角川春樹事務所 (2024年1月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784758414555

作品紹介・あらすじ

「人間やネコたち、みんなが楽しそうにしているのを見ているのが幸せだ」
無職のキョウコさん、ひとり気ままに隅っこ暮らし――心やすらぐ書き下ろし長篇。
大ロングセラー「れんげ荘物語」シリーズ、待望の第8弾。

大手広告代理店を早期退職したキョウコは、相も変わらず古いアパート「れんげ荘」で、貯金を切り崩し、月10万円の暮らし。
キョウコは、老後に少々不安を感じながらも、兄夫婦のところに、突然やってきたおネコさま御一行、「れんげ荘」の住人で人生の先輩のクマガイさんと一緒の楽しい外食や季節の花などに心癒され、日常の暮らしに喜びを感じながら、今日も楽しくのんびり生きています。
どの巻からでも、お楽しみいただけます

感想・レビュー・書評

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  • ブッちゃん出てこなかったけどシリーズ第8弾!
    遂に甥まで犬猫飼い始めて幸せの連鎖反応が席巻する。
    キョウコさんも飼えばいいのにそこは頑固に責任の持てないことはできないとか通している。
    散歩中に見かけたフレンチブルドッグにつけたあだ名が棟梁とかw
    ねじり鉢巻付けて半纏着せたくなりそうでした。

    キョウコさんも風邪をひいたきっかけで、残りの余生について思い迷ったりする年頃になってきた。
    今まで健康だから暮らしてこれたけど、この先病気で長患いとかになったら心配ですね。
    結婚してる同世代も夫が死んだ後の暮らしぶりについて考えたりとか。1人でいる時間を謳歌したいとか考えてるようで、ある意味キョウコさんのシングルライフは誰からの干渉も受けず。わがままに暮らす感じで時代の最先端の生き方のようにも思える。
    彼女は後悔せずこの先も生きていけそう。なんといっても月10万円の生活を続けてこれた倹約のプロだから、社会保障制度が破綻しない限りは、多少は年金も入るし、最終的には生活保護とかも視野に入れれば、その方が今より暮らしぶりが良くなるんじゃないかなって思ってしまう。

    • かなさん
      あっという間に、もう8弾っ(゚д゚)!
      10弾まであとちょっと、ですね♪
      でもこの作品、10弾で終了なんでしょうか?
      まだ続く??
      ...
      あっという間に、もう8弾っ(゚д゚)!
      10弾まであとちょっと、ですね♪
      でもこの作品、10弾で終了なんでしょうか?
      まだ続く??
      どちらにしても、今読みながら楽しめているのはいいことですね♪
      2025/06/28
    • つくねさん
      9弾が今年出たみたいで、10弾は来年出るのかな?
      なんだかわからないですが今月はたくさん読書できました。
      キョウコさんの年齢出てくるの1...
      9弾が今年出たみたいで、10弾は来年出るのかな?
      なんだかわからないですが今月はたくさん読書できました。
      キョウコさんの年齢出てくるの1巻だけなんですが
      もう60に近いみたいで一気に歳を重ねた感じになってますw
      2025/06/28
  • 「れんげ荘物語」シリーズ第8弾。

    無職のキョウコさんのゆる〜い日常。
    今回は、ネコちゃんはもちろんのことワンちゃんの描写がけっこうな癒しとなる。
    家でワンちゃんを飼ってはいたが亡くなってからはもう飼えないな…と。
    あまりにも辛すぎるのと仕事が忙しくて満足に世話ができなかったせいだと思ってしまって後悔ばかりで。
    今は、どっちが先に逝くかと思うと…無理かな。

    クマガイさんの親しい人も亡くなって…と。
    ちょっとしんみりとなってしまうが、一生懸命生きなくてもだらだらして生きていくのでいいじゃないかと思うのはわかる。

    「月ってものすごくきれいに感じるときと、冷たくて寂しく見えるときがあるわね」とクマガイさんが空を見上げてぽつりといった。

    夜空を見上げたのはいつだっただろう。
    そのとき月はでてたのかしら。
    それほど夜のおでかけがない…。





  • れんげ荘物語は、読者の私にとって「そういえば、れんげ荘のみんなはどうしているかな?」と、ふと思い出したときに手に取る本です。

    8巻目のキョウコさんの暮らしは、ほとんど変わっていませんでした。

    兄夫婦のおネコさまたちを始め、ネコとイヌ達の愛らしさは、パワーアップしていました。

    今回は、キョウコさん自身が風邪をひいたことがきっかけで、老後の心配や生き方について思いを巡らし、会話をすることで得た様々な気持ちが書かれていました。最後のページでお隣のクマガイさんが言った言葉が、一番大切なことだと思いました。

    心地よいれんげ荘の暮らしでキョウコさんが思うことに、読者の私自身も共感することが多い一冊でした。

    そういえば、「ぶっちゃんは、元気にしてるかな?」と3回ほどキョウコさんは呟いていました。次作では、ぶっちゃんに会えるといいな。


  • れんげ荘シリーズ第8巻。日常の幸せを感じられるとても好きなシリーズなので、毎年新刊が出て嬉しい。45歳で大手広告代理店を早期退職したキョウコのれんげ荘での暮らしも10年以上が経過。子供時代や会社員時代より、今が1番幸せと言い切れるキョウコはすごい。今回の冒頭はお正月で賑やかで楽しい気分に。今回も兄夫婦のところの猫ちゃんたちや、独立した甥っ子が飼い始めた犬と猫、道端で会ったフレンチブルドックの「棟梁」、チユキさんの飼い犬たちなど、日常生活に共存する動物の描写にとても癒された。それと同時に年齢を重ね、今後のことや死についても思いを馳せる。これまで通り心温まるほっこりしたストーリーなのだが、今回は終わり方が突然でやや驚いた。早くも続きが読みたい。

  • ずっと読みつづけているシリーズ。
    主人公も年を取り、悩みも変化してきた。
    最初は、何となくこんな生活も羨ましいと思ったが、だんだん不安要素が増えてきたような。
    それにつれ、猫の話題が増えてきて、もはや群さんの小説には欠かせないアイテムに。
    次はどうなるのだろう、、、。

  • れんげ荘シリーズ8作品目。

    バリキャリを辞め、家賃3万のおんぼろれんげ荘に住み、月10万(家賃混み)の貯金切り崩し生活をはじめ10年以上たったキョウコ。
    平凡ながらも周りに恵まれながらも、大きな変化のない日々。まぁそれが1番幸せ。小さい世界でも自分の居場所があるのって大事。


    シリーズものを一気に読むと別の刺激が欲しくなる(笑)今度はお得意のイヤミスかサスペンスにしようかな。

  • 今回も面白くて一気読み。

    れんげ荘の住人たちの生活がまた見れてうれしい。

    風邪をひいても心配してくれる人がいる暖かさ。

    おいしそうな食べ物、かわいい動物たち。

    りんごのスターカット切りが気になり、
    早速調べてすぐに実践してみました。

    明日からも頑張ろうと思えた。
    早く続きが読みたい。

  • <練>
    どうしてこの物語の題名は『しあわせの輪』なのだろう。どこが 輪 なんだ。そしてなにが幸せ,いやもとい しあわせ なんだ。うーむ。
    相変わらずめちゃ文字数の少ない本だ。イコールすぐに読み終わってしまう。だから読みやすくとっつき易くて売れているのかも,と勘繰ってしまう位に意図的に薄くて文字数の少ない本だ。読者の「ああ,一冊読んだぞ!」という欲求を上手く逆手にとって商売してるな この本w。まあ出版社のたくらみだとは思うけど,そうしてくれ! って指示命令してるのは群さん本人の様な気がする僕は相当ひねくれてるな。すまぬ。

    ということでまたも2時間で読了してしまった。よって感想も短いが,ひとつだけ気になる描き方があったので指摘しておく。本文154ページから引く「・・・キョウコの直属の後輩だった女性の方は・・・」普通 直属の部下とか上司とは言う。でも直属の後輩 ってどうよ。自分と職務上の上下関係があるから 直属 なんだと,そういう組織でずっと働いて来た僕65歳は思っていた。従って「直属の後輩」は絶対に不自然である。某 るい様 に教えて頂いた言葉「あり得ん程度」が非常に高い言い方 である。群さんすべったか?笑う。

    本シリーズ名の『れんげ荘』で今更 思い出す事。それは1970年代前半の頃, ビリー・バンバン という男性デュオが歌っていた曲『れんげ草』 ♪山のふもとの小さな町に咲いた・・・♪ (JASRAC :D18524987161264-1245)たしか何かドラマの主題歌だったような気がする。とても情緒の或る曲で 同時期 同ヂュオが同じく歌っていた『さよならをする為に』と共に 僕の想い出としてづっと心に残っている名曲だ。

    しかし『れんげ荘』ってこんなに老後(もしくは死ぬ間際)の心配事ばかりで綴られた作品だったっけ。シリーズ最初の頃はそんな事はなかった様な気がするのだが。まあ群さんの本音が描かれているのだろういうのは分かる。高齢の全く身寄りの無い(ホントウは群さんには同姓の弟が居るが,ほとんど喧嘩絶縁状態だものな)女性特有の心配事の羅列なのだな。そういう独身人生を自分で選んだのだから,その中身を自分の生業のネタになんぞしなければもっとカッコいのになぁ,と僕はこの頃思うのであった。すまぬ。

    • しずくさん
      おはようございます。
      ちょうど、その『れんげ荘』を読んでいて、この先読み進めるか否かと思案中。たまたまryoukentさんのレビューを拝見...
      おはようございます。
      ちょうど、その『れんげ荘』を読んでいて、この先読み進めるか否かと思案中。たまたまryoukentさんのレビューを拝見しました。

      いいねを下さった『吼えろ道真 大宰府の詩』で、道真を「道具」と勘違いするなど(そういえば、見えなくもない漢字の形)ユニークなレビューにほっこりさせられました。
      2024/03/09
    • ryoukentさん
      しずくさん コメントありがとうございます(^^♪
      しずくさん コメントありがとうございます(^^♪
      2024/03/09
  • 残りの人生をどう生きるか?どう締めくくるか…

    周りにポジティブな変化があれば変化のない自分の毎日が不安になり、ネガティブな変化があれば同じ場面になった時自分はどうすれば良いのか…と不安になる。
    好んで1人で暮らしているけれど、その「1人」が妙に不安になったり…でも今更その自由さを手放せない…気持ちがそんなふうに揺れ動く…歳を重ねるってそういう事なのだ。

    いつもは凛とした佇まいで達観している感じのクマガイさんが本書ではかなり弱気になっている。
    歳を重ねた自分の周りで不幸な事が重なると自分の行く末を見ているようで不安になったり淋しい気分になったりするのだろう。
    まさに「あなたももうすぐよ」とお告げをくらったように。
    この切実さは年齢を重ねた者の特権か?^^;

    割り切らないと先々の不安に押しつぶされそうになりながら…でもクマガイさんには凛として潔く生きていてほしいし、キョウコにも彼女が選んだ働かない、ゆったりのんびりとした生活を満喫してほしい。
    2人にはれんげ荘の仲間がいるではないか!

  • いつもマイペースで暮らしているキョウコさんがとても素敵です。そのなかでも少し体調崩したり、動物と接したり、人間らしい生活ぶりが穏やかで羨ましく思います。今回も楽しかったけど、変化があまりないので単調な気がしました。

  • シリーズ第8弾!もうそんなになるんですね~。
    今回もキョウコさんとともに、れんげ荘の皆さんとのんびりしてまいりました。

    犬猫たちとまったり至福のリラックスタイム♪
    読みながらその情景を思い浮かべて「いいなぁ」「可愛いなぁ」を何回呟いたことか。
    れんげ荘のゆったりした時間の流れや住人たちの距離感に「古きよき昭和の日本」を思い出す。
    「お互いさま」で気遣いあえる住人たちの関係がいい。

    ただそこにいるだけで大きな存在の動物。
    犬も猫もみーんな堪らなく可愛くて、そりゃみんなメロメロになりますよね~♪

    本作では老後病気をした場合のこと、同世代や年下の人が亡くなることについての心情が綴られていて「他人事じゃないなー」って思いながら読んでました。
    れんげ荘シリーズは相変わらずゆるくて、肩の力を抜いて安心して読めました。
    私も早期退職してまったり過ごしたい…。

  • シリーズ8作目。今回も平和で癒された。
    猫さん犬さんへの愛が強い。猫と暮らしているのでとてもよく分かる。笑

    最後クマガイさんの
    「私なんか、だら〜っとして、あれをやろうかな、これをやろうかなと考えてはいながら、何もできないときもあるもの。だらしがない毎日ですよ。それでも穏便に過ごせればいいんじゃないかしら。自分がやろうとしてできなかったことがあっても、また明日にすればいいわって。それで明日がこなくても、それはそれでいいのよ(中略)私もだけど、あなたがやらなくてはならない責任は、生きるっていうことだけですよ」
    という言葉にはとても励まされた。
    なかなか、だらけてても良い・生きてるだけでいい、と言ってくれる機会(現実でも本でも)というのは無いんじゃなかろうか。私もこの精神で生きたい。

  • 人間50才も過ぎると、当然先のことを考える。自分だけならどうにでもなるが、残される家族のことを考えると、まだまだのんびりできない。

  • れんげ壮シリーズ8作目。変わらぬ日々を送るキョウコさんだけど、今回は風邪をひいてしまって、この先のことを考えたり…。死ぬことよりも死ぬまでの老後が不安なの、すごくわかる。クマガイさんの言うように、本当に自然の中でスッと朽ちることができればどれだけ良いか。年齢を重ねるにつれ人とのお別れも多くなるし、色々考えてしまうのかも。
    おネコさまとおイヌさまはあいかわらず。義姉夫婦もチユキさんもなんだかんだ楽しそうだし、甥のケイのところにもやってきてますますキョウコさんに届く写真が増えそうな。笑
    今回はぶっちゃんいなかったな〜。キョウコさん、次回は会えるかな?

  • 今年もれんげ荘発売の季節だな…1年早いなぁ。なんてしみじみ思う。
    主人公のキョウコさんも同様に歳を重ねている。今回は風邪をひき老後の暮らしが不安になる。それでも周りには心配してくれる人々がいて幸せを感じるキョウコさんでした。

  • 前半は実家のおネコ様たちの賑やかさが微笑ましく、後半は老いや死についてクマガイさんの言葉が染みる感じ。
    毎日時間に追われているような生活を送っている私は、キョウコさんの生き方に憧れる。
    クマガイさんは相変わらずカッコいい。こんな風に年を取りたい。

  • れんげ荘シリーズ第8弾。そろそろネタ切れなのだろうか。ねこちゃんの描写が多すぎて可愛いんだけどこればっかりだとかなり辟易してくる。それと老後の自問自答。読んでいてどよんとした気持ちになってきた。見切りのつけとぎなのかなと思う。

  •  派手な出来事はなく、ゆったりと年月が流れていくと思っていても、やはり平等に時間は与えられている、と感じた今回の『れんげ荘』。
     キョウコさんが年齢を感じるように、読者のわたしたちも同じく年をとり、世の中を″きれいに感じ″たり、″冷たくて寂しく見え″たりするのである。

  • 「れんげ荘」シリーズ第8弾。

    あまりのユルさにもう良いかなと思いつつ、何か大きな進展でもあるかとつい手に取ってしまう。
    が、やはり今回もまったりとしたユルい日常が綴られていた。

    この物語の主人公・キョウコは大手広告代理店を早期退職し、老後に若干の不安を感じながらも月10万円の暮らしを楽しんでいる。

    特別変わった事は起きない毎日。
    チユキさんやクマガイさんも色々あるけど取り敢えず元気そう。

    そしてやはり今回もキョウコのお母さんへ対する負の感情が描かれ、作者と重なり複雑な思いになる。

    以前のユーモア溢れる作品が読みたい所。

  • 大手広告代理店を早期退職したキョウコは、貯金を
    切り崩し、月10万円の暮らし。老後に少々不安を
    感じながらも、日常の暮らしに喜びを感じながら、
    今日も楽しくのんびり生きています。
    「れんげ荘」シリーズ第8弾。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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