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本 ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784758414678
作品紹介・あらすじ
さみしい時もうれしい時も本はいつだって、寄りそってくれる。
大ロングセラー『古本食堂』が満を持して、新装開店。
美味しいごはんとあなたの物語がここに!
珊瑚(70代)は急逝した兄の跡を継いで、神保町で小さな古書店を営んでいる。
親戚の美希喜(20代)が右腕だ。
作家志望の悩める青年や、老母のために昭和に発行された婦人雑誌を探している中年女性など、いろいろなお客さんがやって来る。
てんぷら、うなぎ、カレー……神保町の美味しい食と思いやり深い人々、人生を楽しく豊かにしてくれる本の魅力が沢山つまった極上の物語。
感想・レビュー・書評
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古本食堂の続編です。前作を読んでから16ヶ月になるのですがもうすっかり登場人物忘れてました。
朧に思い出してきたのが珊瑚さんと美希喜ちゃん。
今作では古本屋を改装して古本カフェを始めていくストーリーですが、辻堂出版とかなんだっけなってレベルでした。
珊瑚さんが兄から相続したビルの1階で古本屋をしててその上の階を出版社に賃貸してたんだったけ?
知らんけどww
そんな感じで関係がわからなくなってましたが、鰻を奢ってくれる辻堂社長って気前良いなってみてました。
薄ぼんやりした情報から昭和56年4月号の「暮しの手帖」だと特定して現物を揃えてくれるって、どんだけ手間暇かかってるんだと思いながらわずかな手間賃を上乗せするだけで本当にやっていけるのか心配してしまうくらいの経営内容でしたっw
神保町でコーヒー400円、本付きセットが600円なら一度珊瑚さんにセレクトして欲しい! -
『古本食堂』の続編。
今作では、今は亡き滋郎さんの恋愛模様がたくさん描かれていました。
そして、珊瑚さんの恋愛のその後も。
滋郎さんも珊瑚さんもお年を召してからの恋愛なので、どうしても遠慮気味になってしまいます。分かりますよー。そうなっちゃいますよねー。
そして、終の住処について考えている登場人物が数人いました。この件についても、ある程度の年齢になると考え始める人が多くなってきますよね。私は、生まれ育った場所の極々近くに住んでいるので分からないのですが、故郷から遠く離れて暮らしていると、最終的には故郷に戻りたいと思う人が多いように思います。これはきっと理屈でないのでしょうね。
この件について思いを巡らせている登場人物たち。どのような決断をするのか‥‥どう考えても第三弾がある!という終わり方。
楽しみに待っています。
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古本食堂の続編です
前作を読んだのが2年前
相変わらずほとんど覚えてなくて笑
いつもなら前作を再読してから読むところなんですが、そちらは貸出中でした。
返却期限も迫ってるので
前作のレビューなどでおさらいしてからそのまま読むことにしました
ゆっくり思い出しながら読む読書もなかなかよかったです(^^)
お兄さんから受け継いだ古書店を営む珊瑚と姪孫の美希喜
店の今後の方針で少しずつ意見が分かれていきます
お店をやるって難しいですよね、
それも誰かと一緒にとなると余計に。
作中に出てきた本付きコーヒーがとても魅力的でした(//∇//)
私にも一冊選んで欲しい〜!!
積み本が大量なのは置いといて笑
うちの近くにもこんなお店があったらいいのにな(*´-`)
出てくるご飯屋さんも素敵でした
本当にあるのかな?
行ってみたいな〜(*´꒳`*)
ごぼうの天ぷら、、、食べたい、、、
続編が出そうとみなさんおっしゃってますが
もし次が出るなら
次は1.2と読み返してから読みたいです♪-
どんぐりさん、こんばんは!
ですよねぇ〜(*^▽^*)
私も家に積んである本は置いておいて
本付きコーヒー頼んでみたいです!!どんぐりさん、こんばんは!
ですよねぇ〜(*^▽^*)
私も家に積んである本は置いておいて
本付きコーヒー頼んでみたいです!!2024/08/19 -
かなさん
コーヒーとセットっていうのがいいですよね(*´꒳`*)
ゆっくり飲みながら読みたい〜かなさん
コーヒーとセットっていうのがいいですよね(*´꒳`*)
ゆっくり飲みながら読みたい〜2024/08/19
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『古本食堂』第2弾です。2年前に読んだ前作の内容がかなりあやふやで、自分の記憶力に愕然としてしまいます。でも、神保町の古本屋が舞台で、古本と食文化に魅せられ、心躍る思いだったことを思い出します。さて、続編は如何に?
古書店を営む70代の珊瑚と20代の姪・美希喜。店舗改装、珈琲提供や価格設定など、営業の方針に考え方の相違が出てきます。
珊瑚と美希喜、2人とも互いに書店を愛する気持ちは同じな故、余計にもどかしくもあります。書店経営上、抱える現状・課題を様々な角度からを浮き彫りにしているようです。
「不易と流行」に尽きる気がします。頑固すぎるのも、流されすぎるのも問題ですが、仕事を長く続けていくには、それ相応の覚悟が必要なんでしょう。
作中に「新しいものを選択することは古いものを切り捨てること」「本意って伝わらない。自分の気持ちは相手に伝わらないのが普通」とあり、これも人生なんですね。ここが本作の肝なのかな?
本作にも美味しい食が登場しますが、少々二番煎じで、終末も消化不良? うーん、前作ほどワクワク感が得られない要因はこの辺かと思いました。
でも、著者の書店への愛ある応援本であることに違いはありません。
話は逸れますが、作中に出てくる映画『珈琲時光』を観られたこと(一青窈、若っ!)、やっぱり神保町を歩きたい、と思わせてくれたのは、間違いなく本書の力ですし収穫でした。 -
シリーズ第2弾
古書店経営に少しづつ慣れてきた珊瑚さんと美希喜ちゃん。
新しく古書店の一角にカフェスペースを作る。
それぞれの人生の選択と決断に悩む。
今回も神保町の美味しそうな食事にお腹がなってしまう。特に日本で一番古いお弁当とか、食べてみたい〜。あと、鰻と日本酒の組み合わせ。うぅ〜たまらない〜。
そして素敵な本。手に取った人の表情と本に注がれる視線が、これまた、たまらない〜。
自分の選んだ本を喜んでもらえるって、すごく幸せなことだなぁ。
70代の珊瑚さんと20代の美希喜ちゃんの物事のとらえ方の違いが面白かった。そして、その間ぐらいの芽衣子さんやおばさん達も。(お年は間というよりやや珊瑚さん寄りかな?)
相手を思いすぎて考え込んでしまうときは、「直接聞いてみる」。シンプルだけど、ちょっと難しくて案外大切だなぁと感じました。 -
東京神保町の古書店を舞台にしたヒューマンドラマ。シリーズ2作目。
物語は6話からなり、急死した老古書店主の妹・珊瑚とその又姪・美希喜の2人の視点で交互に語られ、故店主の滋郎の述懐が、適宜挿まれる。
◇
古書店のシャッターを開けながらため息をつく。強い木枯らしが吹いてきて思わず首をすくめた。
70歳を過ぎてから寒さがこたえるようになった。更年期が終わってすっかり冷え性になってしまったようだ。
「珊瑚さん、おはようございます」
そんなことを考えていると、隣のブックエンドカフェから出てきた美波さんが声をかけてくれた。
美波さんは今月から開店時間を2時間早めて朝8時から営業するようになった。モーニングセットも始めたらしい。さらに閉店時間を夜10時まで延ばしてビールやワインも出すことにしたという。
アルバイトを雇っているとは言え彼女の健康が損なわれないか、つい心配してしまう。開店前の店舗前の掃除まで、美波さんは古書店の前までしてくれているのだ。
「今朝もお掃除ありがとう。最近、冷えるわねえ。お身体、大切にね」
あたしも開店の準備をしながら、美波さんに礼の言葉を返す。
「はい」
彼女はあたしに笑顔を向けたあと、カフェに入っていった。 ( 第1話「森瑤子『イヤリング』と川端康成『掌の小説』と日本で一番古いお弁当屋さん」) ※全6話。
* * * * *
前回に描かれていた三様の恋模様。まず気になったのはその行方でした。
1つめは、珊瑚と東山さんの恋模様。東京都心と北海道の帯広という遠距離恋愛に古希を越えた2人は耐えられるのかというところが気になります。
東山さんが東京に転居するか、珊瑚が帯広に帰るか。それとも「いいお友だち」状態のまま終わるのか。さあどうなる2人の関係。個人的には必ず結ばれてほしいと願うばかりです。
2つめは美希喜を巡る建文と奏人の恋模様です。 ( 奏人はイマイチよくわからないのですが、何となくトライアングルが成立しているように感じます。)
出版社勤務の若手社員の建文か、作家志望の若者の奏人か。美希喜は気持ちを決めかねているようなので、ある意味もっとも気になります。個人的には人のいい建文を選んでほしいと思っていました。
そして3つめは、亡くなった滋郎の恋人だった大我のその後。理解はされつつあるとは言えまだまだ根深く残る偏見をよく知っているからか、大我には忍耐力とともに若さに似合わぬ諦観も備わっているように見えます。
もともと頭がよく気遣いもできる青年なので、早く前を向いて生きていけるような展開を期待したいところです。
さて結果は……。
さすが原田さんです。特に、滋郎の置き土産が大我の手に渡る場面は感動ものでした。
また、珊瑚のふんぎりや美希喜の気づきがそれぞれの成長に直結していく展開にも感じ入るばかりでした。
6話の中で印象に残ったのは、第1話と第4話です。
第1話は川端康成と日本一古い弁当屋さんに興味津々でした。
『掌の小説』の「三等待合室」は覚えていなかったのですぐに読み直してみました。なるほど想像力を掻き立てる ( というか、読者に想像で補いつつ読ませる ) という川端先生らしい掌編作品でした。これをきちんと覚えている珊瑚さんはすごいと感心してしまいます。
お弁当屋さんは、池波正太郎さん御用達の老舗弁当店でググるとすぐわかりました。「木挽町弁松」ですね。美味しそうな料理の画像だけでもお酒が呑めそう。残念ながらコロナ禍に抗しきれずに惜しまれつつ閉店したそうです。
第4話は、昭和56年発行の『暮しの手帖』4月号の特集記事をうまく使った展開がおもしろかった。
また、タイ料理レストラン「メナムのほとり」で美希喜と建文の距離が近づいた描写があり、うれしい気持ちになりました。
前作の宿題を受けての2作目『新装開店』では、きれいな答え合わせが描かれ、満足度が高かったと思います。
珊瑚さんはどうやら帯広で余生を過ごすことになりそうだし、辻堂社長は引退して高知に移住しそうだし、そもそも鷹島古書店の入るビルの老朽化が深刻なようだしで、この作品もひと区切りついた感じです。
もし続編があるとしたらですが、美希喜と美波さんのコンビになってたらいいななんて空想を楽しんでいます。 ( 古書店カフェとかなら『東京バンドワゴン』みたいになってしまうから違う展開かな。 ) -
良いところで終わってしまった。珊瑚さんの気持ち、とてもよくわかるけど、私なら現状維持かなぁ。
美希喜ちゃんは、周りの助けも借りながら、仕事の幅がどんどん広がりそう。学者にならなくても、「文化を後世に残す小さな輪」に入れている。
私にとって神保町といえば、アルペン(スキー)だったけど、今調べたら、閉店していた(*_*)
今度は、天ぷらと鰻を食べに行きたい! -
楽しみにしていた『古本食堂』の続編です。前作がすごく好きだったので期待度MAXで読みました。
物語の舞台は、神保町にある「鷹島古書店」、亡き兄からこのお店を引き継ぎ70歳代で北海道から上京した珊瑚を、姪で大学院で国文学を専攻した20歳代の美希喜がサポートします。ふたりは、店内にカフェスペースを設けコーヒーを提供するようになります。珊瑚と美希喜、ふたりとも「鷹島古書店」が好きなのに、その経営については意見が合わないこともあったり、頼りにしたいのにできなかったり…ちょっと苦しい展開もあったりします。どうなっていくんだろ??ラストが思いもよらないものだったので、この続きが気になります。
神保町の美味しいものと、ふたりがすすめてくれる書籍の組み合わせはホントいいですよねぇ~♪「鷹島古書店」で、本付きコーヒーを注文したくなりました!実際にこういうお店あったら、近くなら通いつめちゃいます。ただ、前作ほど心が動かなかった…かな(私的にはです)。第四話の『暮らしの手帖』の章は、すごくよかったしあったかい気持ちになりました。-
1Q84O1さん、おはようございます。
ホント、いいですよねぇ~♪
まず、コーヒー飲みながら読書を楽しめる隠れ家的な場所に
憧れますよ...1Q84O1さん、おはようございます。
ホント、いいですよねぇ~♪
まず、コーヒー飲みながら読書を楽しめる隠れ家的な場所に
憧れますよねぇ(*´▽`*)2024/08/01 -
探してみようかな〜((o(´∀`)o))ワクワク
けど、きっと見つからないと思います…
我が家と図書館で我慢かな…w探してみようかな〜((o(´∀`)o))ワクワク
けど、きっと見つからないと思います…
我が家と図書館で我慢かな…w2024/08/01 -
1Q84O1さん、おはようございます。
ウチの方も無理ですよぉ…
そんな場所、近くにはないのわかってますから…
だから、私も家と図書館...1Q84O1さん、おはようございます。
ウチの方も無理ですよぉ…
そんな場所、近くにはないのわかってますから…
だから、私も家と図書館で我慢です(-_-;)
でも、憧れるんですよねぇ…そういう場所を持ちたいっ!!2024/08/02
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「古本食堂」シリーズ第2弾。
急逝した兄の跡を継いだ珊瑚は、親戚の美希喜とで鷹島古書店を続けている。
売り上げを少しでもあげるべく、カフェスペースを作ったりと多少の意見の食い違いもありながら、美味しい食事も絡めて、お客さんや常連と仲良くやっている。
最後は、珊瑚さんが東山さんの怪我が気になり北海道へ行ったままだったが、美希喜との電話で明るい雰囲気で今後も気になるところで…。
何やらまだ次回作が期待できそうな予感。
今回の連作短篇もタイトルから気になる本と美味しいご飯が楽しめる。
特に気になったのは、「暮しの手帖」の中学生のお弁当。
自分が中学のときは、給食だったけど子どもたち2人にはお弁当作ってたなぁ〜と思い出した。
第一話 森瑤子『イヤリング』と川端康成『掌の小説』と日本で一番古いお弁当屋さん
第二話 侯孝賢監督『珈琲時光』と「天ぷらいもや」
第三話 『カドカワフィルムストーリーWの悲劇』と豊前うどん
第四話 昭和五十六年の「暮しの手帖」と「メナムのほとり」
第五話 伊丹十三『「お葬式」日記』『「マルサの女」日記』と「なかや」の鰻
最終話 「京都『木津川』のおひるご飯」と中華料理店のカレー
懐かしい本やこれは知らないなという本も出てきて、それに上手い具合に食事が登場する辺りは、前作と同様に見どころである。
70代の珊瑚と20代の美希喜の歳の差と親戚関係というのも近いのやら遠いのやら…の微妙さ加減が今後も気になる。
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古本食堂の続編。神保町の古本屋の日常、神保町の時間の流れや雰囲気が伝わってくる。珊瑚さん、帰ってくるのか、それとも二人にとって丁度いいところに収まるのかな
著者プロフィール
原田ひ香の作品






ものすご〜く惹かれちゃいます!!
だいたい、リアルな話
ゆっくり本を読めるようなカフェとか、...
ものすご〜く惹かれちゃいます!!
だいたい、リアルな話
ゆっくり本を読めるようなカフェとか、
こっちにはないので、そういう場所を持ちたいです(*^^*)
今年は雪多くて楽しめたんですが
かなさんのところは雪多くて大変でしたね。
ブックカフェとか近くあるといいですね!
今年は雪多くて楽しめたんですが
かなさんのところは雪多くて大変でしたね。
ブックカフェとか近くあるといいですね!