本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (152ページ) / ISBN・EAN: 9784758414753
作品紹介・あらすじ
「大人」をお休みする日があっても、
それは「わたし」を生きるため。
中原中也賞受賞詩人が贈る、恋と暮らしに寄り添う第五詩集。
雑誌「mina」「婦人之友」人気連載を含む、著者最多の45篇を収録。
恋をすること/自分を愛すること
暮らしていくこと/抗うこと
女ともだちへ/選択すること
別れを選ぶこと/心を生かすために
ーーままならない日々のなかに光を見つける全8章。
「みずみずしくて、たのもしくて、ほんのり光をまとった言葉たちに、ずっと身をまかせて漂っていたくなる。言葉のひとつひとつからふと視線をあげたとき、自分の見ている世界の鮮やかさにうっとりしてしまいます。」(上白石萌歌)
自分の機嫌は、自分でとる。
そう努めることが、
よい「大人」の秘訣でしょうか。
「自分の機嫌くらい」、ね。
ちくりと刺された心地がしてうつむく。
「自分の機嫌だから」むずかしいのに。
世話を焼く対象が外にいてくれた方が
そっと見守ることができるだろうに。
ーー「大きくなるために必要なこと 」より抜粋
ひとりの夜に思い出す。
もう交わることのない関係を、
会わなくなった人たちのことを。
雲間から、月と目を合わせるみたいに
ぽっと記憶が灯る。
そんな過去からの小さな受け取りが
わたしの心を、思わぬ角度で照らしてくれる。
ーー「冷めない夜」より抜粋
感想・レビュー・書評
-
装画も中身も何もかもステキ✨
言葉のひとつひとつ
言葉の響きひとつひとつ
どれもやさしくつつんでくれる
頭のなかで情景もうかび、ドラマティックでもある
詩。
どれも素敵な詩でひとつを選べない
ぜひ手にとって、思うままに詩に身をゆだねてほしい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
-
<記者の1冊>『大人をお休みする日』文月悠光(ふづき・ゆみ) 著 語るように言葉選び:東京新聞デジタル 2025年4月13日 有料会員限定記...<記者の1冊>『大人をお休みする日』文月悠光(ふづき・ゆみ) 著 語るように言葉選び:東京新聞デジタル 2025年4月13日 有料会員限定記事
https://www.tokyo-np.co.jp/article/398044?rct=book2025/04/13
-
-
まなもんと文月さんが本著でイベントしていたので購入。
短歌は大好きでよく読むが、詩集というのは十数年前の学生時代ぶりに、ほぼ初めて読んだ。
そのイベントでは本著の朗読をされていて、それは聴いていてとてもよかったんですが、2025年3月末から4月という年度末と年度明けの仕事仕事仕事続きの忙しない日常の中で、一人で黙読しているとどうにも読みこなせなかった。
短歌みたいな57577という制限が無いため、詩集はどこをどう感じ取って汲み取っていいのか難しい。
朗読だと、読み手の発音、間、抑揚などから読み手の想いを感じられ、詩を上手く鑑賞できているような感覚がありました。
オディブル等の朗読してくれるモノを使って、詩集は楽しむようにしようかなーと思いました。 -
肌触りの良い言葉で綴られた詩集。
女ともだちの章が好き。 -
久々に詩集を読んだ。
言葉の持つ力みたいなものに触れた気がした。
短い文で伝えられる情景や心の機微は、色鮮やかに私の頭の中で映像化された。
あまり詩を読まない私には、とても新鮮な体験だった。
もっと詩を読もうと思った。
特に印象深かったのは以下の作品。
あなた
解き放つために
透明な共闘
待ち合わせ
冷めない夜 -
「大きくなるために必要なこと」
自分の機嫌は自分でとれる、それが大人。
それはそうなんだけど、いい年してできていない自分だから、この詩はそうそうってうなづける。
思わず音読してしまった。
「月の意志」
「月は月ゆえにかけていく。そして月であるために満ちていく」。うん、好き -
詩集。エッセイかと思って手に取ったが、思っていたのと違った。
-
小さな書店で、不意に目に入ったこのタイトルに惹かれ手に取った。
久々に読む詩集であったけれど、つい声に出したくなるような語感がとても楽しかった。読んでいると温かく瑞々しい風景とそこに佇む感情が浮かんでくる。さらに自分の記憶も絡まって、こんなに感情の高まる文は初めてだった。
ここに書かれるようなささやかで温かい恋がしたい -
初めて詩集というものに触れた日。
全てがあたたかくて、すごく良かった。
本を読むために、環境を整えてじっくり向き合おうと思えて、本が中心の1日を過ごせたのも良かった。
こういうのも少しは読める歳になったのかな? -
詩だとは思ってなくて読んだけど、心にしみるいい詩集だった。たまには詩集を読むのもいいね。
-
詩集を読む機会はないため、結構貴重な読書体験。若いひとの、なんかこちらが照れるような恋愛の詩もあったけれどいくつかの詩(ことば)がすーっと入り込んできたりした。
小説よりも少ないことばの数で世界を創り上げていくので、かえってそれぞれの読み手がまたその世界を拡げていく…
詩をよむことは、もしかしたら小説をよむよりも自由でかつ、自分の知識や感覚、感情の幅とか許容を試されるのかも? -
詩としての完成度というのか、
一作のエレガントさのようなものは磨きをかけられているのだろうと思ったけれど、
どうにもすさまじい商業臭に三分の一で嫌気がさした。
残念なくらい、同じことをくり返す詩集。 -
嫌な気持ちが流れて、ジュワッと心の奥からあたたかさを感じる。
言葉に出来なかった気持ちが綺麗に、柔らかく描かれていて、日常がもっと愛おしくなる1冊でした。 -
ビタッと自分の心にはまる訳では無い、
でも言葉の選び方や雰囲気は好きな方だった。
ビタッとはまる詩集は痛さを鮮烈に呼び起こしたり
近すぎてがんじがらめになったりするから、
ちょうどいい距離感で読めて良かった。
自分が生きていることを、
認めて受け入れている人の言葉だと感じた。
著者プロフィール
文月悠光の作品
本棚登録 :
感想 :
