爆撃聖徳太子 (ハルキ・ノベルス)

著者 : 町井登志夫
  • 角川春樹事務所 (2004年2月発売)
3.90
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  • 55レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758420334

爆撃聖徳太子 (ハルキ・ノベルス)の感想・レビュー・書評

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  • 「日出ずるところの天子、日没するところの天子に書を致す」は教科書にも載っているし、ほとんどの日本人は知っていると思う。
    でも、こんな挑発文で大国・隋の皇帝を激怒させて、その後どうなっちゃったの?
    …ということはハッキリ言って、少なくとも自分は良く分からなかったのだ。

    聖徳太子は、きっちり自分で始末をつけたし、隋の脅威から倭国を守ったよ!
    小野妹子を使えるだけ使い倒して(!)

    …というのがこの本。
    小さな島国が大きな中国に併呑されずにここまで存在できたのは、朝鮮半島が間にあるお陰でもあり、そのために聖徳太子も小野妹子も頑張った!

    しかし、カタい歴史小説ではなく、怒濤のアクション小説であった。
    そして、神出鬼没の、イッちゃってる天才聖徳太子は、型破りヒーロー。
    歴史資料を非常に面白く読み変えていました。

    これが真実なのかもしれないなあ~と思わせてしまう。
    遼東城攻防戦は凄まじかったです。

  • 飛鳥時代

    謎めいた聖徳太子に翻弄される小野妹子のお話し!
    倭国を守るために隋という大国と必死に戦う!
    知恵と運を味方に!

    ここでの聖徳太子は、ほぼ目が見えなくて目の代わりとなるのが耳!!

    なので、奇行目立つ目立つ。そして笑える!

    なかなかこの時代の小説読まなかったけどすごく楽しめました!なんてったって、武器が石とかだもん!

  • 『彼は完璧でいて、論外だ』

    一言で現すとトンデモ歴史活劇です。
    でも展開は忠実に忠実であるともいえます。

    物語は小野妹子(蘇因高)が
    摂政の厩戸皇子(聖徳太子)から預かった手紙を
    隋国皇帝の煬帝に渡す、おそらく最も有名なエピソードから始まります
    言わずもがな、
    「日出ずるところの天子、
     日没するところの天子に~」で知られる
    無礼極まりないあの手紙です
    当然ながら煬帝は怒り、
    妹子は顔面蒼白になりながら
    「あいつ、あいつ何をしてくれたんだ」と
    心中で嘆きます。
    でもさすがに向こうは先進国なので、
    すぐ死刑、という風にはせずに
    説教係を一人連れて帰るように命令を出して
    倭国の天皇(推古)に喝を入れて来いという
    プランにしたんですね
    煬帝から返事こそもらったもののこんなざまでは
    倭国での処罰はまのがれまいと
    憂鬱にさいなまれる妹子。
    途中経由した秦王国でも
    ずっと船内に引きこもっていましたが、
    なぜかやつはやってくるのです。

    「隋国楊広ちゃんからお返事もらってきた
     でしょぉぉぉ。
     摂政の僕ちゃんに見せてちょうだいよ」
    (原文ママ)

    そして信じられないことに、
    手紙を受け取った厩戸は
    「どうせ書いてあることなんてだいだいわかる」と
    封も開けずに火の中へと放り込んでしまうのです

    「なんてことをするんですか」
    「いいかい、よく聞きな。
     この書、僕は見なかった」
    え。
    「君がなくしたんだよ」

    確かに忠実では、
    煬帝から預かった手紙を妹子は失くしてしまい
    手ぶらで帰ってきたという妙な逸話があるので
    「なるほどこういうことだったのか」と
    ちょっと納得しました(笑)
    結局厩戸は煬帝が押し付けた説教係を
    逆に恐喝し、
    天皇の前で倭国を褒め称える
    大演説をすることを強要しました。
    事態は少しだけましになりましたが、
    国書を失くしたことにされた妹子は戦々恐々。
    しかしながら特に処罰は下されませんでした。
    これは歴史上でも謎な部分でしたが
    厩戸が裏でうまく手を回したと
    考えれば合点がいきますね。
    (マッチポンプだけど)
    全編こういう感じで忠実をなぞりつつ
    進行していくのですが、
    びびったのはやはりアレですね
    太子の愛馬としても知られた「黒駒」です
    まさか、あんなびっくり解釈でくるとは…

  • 聖徳太子は「聡耳」だったという伝説から膨らまして、すごいことになってる話。
    歴史から読み取れる「聖徳太子像」をぶち壊す、破天荒極まりない振る舞いの数々。人は脅すわ、大国に喧嘩売っちゃうわ…でもちゃんと話は通ってて面白いです。
    歴史物が苦手な私でもスラスラ読めた!

  • 【資料ID】38729
    【分類】913.6/Ma16

  • 最初は本当に面白いの…?と半信半疑で読んだが、これはすごい。タイトルに騙されることなかれ。聖徳太子が好きな人はもちろん、あんまりよく知らない人にもぜひ読んで欲しい一冊。飛鳥時代ってロマンの時代だ…‼と感動必須。自分的ポイントは「耳」。

  • 基本お笑い系作品なのだろうが、その中に真面目な読み応えもアリ。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/10004931.html

  • フリーダム聖徳太子。いわゆる架空戦記、のような。とんでもで面白かったです。実は太子の行動の理由がかなしい…

  • 色々曖昧な古代史だからこそ出来る解釈だと思います。
    近世以降ばかり目が向いてたけど古代史も面白そうな予感

  • 厩戸のイっちゃてる感じがすごい。

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