残照 (ハルキ文庫)

著者 : 今野敏
  • 角川春樹事務所 (2003年11月1日発売)
3.74
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758430760

残照 (ハルキ文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 『神南署安積班』が図書館になかったので、ベイエリア分署復活後第1作目のこちらから。また今野敏が化けた。本当は星五つでもよかったくらい。
    見どころはやっぱり、湾岸高速~筑波山の峠のカーチェイス。助手席に安積を乗せ、速水がスープラで爆走する!!文字通り命懸けのレースの後に安積たちを待っていたものとは…?

    走り屋たちの伝説であり憧れでもある、今回の重参(重要参考人)である風間も異色のキャラクター。彼はなぜ命を懸けてまで走るのか、どこか大人の雰囲気を醸し出す少年と愚直なまでに真実と正義を追い求める、大人になりきれない安積たちが好対象に描かれている。ラストも良い感じに余韻を残す。そしてその先に美しい残照が……

    ちょっと詩的な気分になれる一冊。これ以上はもう何も言うまい。

  • われらが係長と交機隊ヘッドが主人公のはなし。実はこのシリーズでのなかでは一番好きだったりする(長編のほうが好きなのもある)。
    風間の存在がなかなかにいい。

  • 2000年4月角川春樹事務所刊。2003年11月ハルキ文庫化。東京湾臨海署安積班シリーズ1作目。安積警部補と安積班、臨海署の人々の性格と活躍が、興味深く、楽しめました。安積さんが、格好良いです。

  • お台場で19才の不良、走り屋のリーダーが刺殺。そこから、逃げ去った車、黒い亡霊、一匹狼の未成年の走り屋、風間。走り屋かえあ崇められていた。
    速水が捜査本部に加わり重要参考人、風間を探す。
    速水は風間は後ろから刺すのよう男ではない。
    捜査網に風間の車がひっかる。パトカーの追跡をかわして逃げるが、速水だけが追う。
    なぜ、逃げるのか?
    山道に誘いこまれ、速水にドリフト勝負を挑む、速水が抜いた。対向車が来たのでブレーキ。風間が追い抜き見えなくなった。風間が途中で停車して待っていた。初めて前に出られた。俺は殺していない。署に連行するが、何も話さない。速水が安積は味方だと言う。犯行現場から去った車の車種を教えた。
    被害者が女を強姦していた。女の彼氏、暴走族が容疑者となった。すでに逃走。車は発見。風間逮捕の寸前に、凶器のナイフを購入したのが女の彼氏。風間は容疑がはれた。交通違反で家裁に送検。送検前に速水と安積に会いたい。風間が待っていた。顔を見たいだけだった。
    捜査会議で須田が車を元の位置に戻せばとるにくかも?
    容疑者が現れた。安積も現場について走った。容疑者に手錠をかけたのが、対立していた本庁の刑事。手柄をとれて一安心。
    風間のことが気になり調べた、都内一流私立高校卒の優等生
    実家は医者。1年間で猶予をもらい好きかってにしていた
    命をかけてドライブしていたが、その気持ちがない時は走らない。速水が毎日、同じレベルで命がけで走っていたことに、かなわないと思った

  • いやあ〜いいですねぇ〜〜速水さんカッケー。安積さんは、いつも通りでいいです。風間くんは、立派な大人になることでしょう。頭のいい子は、ちゃんとわかるものです。

  • 速水が絡む話しは胸が熱くなるなぁ

  • 刺殺現場での目撃証言から「黒い亡霊」と呼ばれている風間が容疑者として浮上する。
    しかし、風間をよく知る速水は風間の犯行を否定する。
    本庁から送り込まれた刑事たちと、ベイエリア分署の捜査方針の違い。
    プライドなのか、自分たちの捜査に絶対の自信を持っているのか。
    安曇たちの意見に耳を貸そうとはしない。
    風間のキャラクターが印象的だった。
    終盤で明かされる風間の環境や心境。
    捉えどころのない人間だと感じていたのに、彼なりの理由がそこにはちゃんとある。
    「いつの世でも、子供は大人に何かを求めている。反抗するのは、甘えなのだ。
    大人は、手取り足取り教える必要はない。何かを子供に示せばいいのだ。
    生きる姿勢を見せてやるだけでいい」
    妙に印象に残った作品の中のこの一節。
    たしかに、親にはむかったりするのは甘えもあるな・・・とあらためて気づいた。
    常に上から物を言われているような感じにムカついたりはするけれど、甘えてるだけ・・・なのかもしれない。
    今回は速水が大活躍をしている。
    ドラマだったらW主演といった感じだ。
    今野さんの物語に登場する人物たちは、どれも個性豊かで活き活きと物語の中で動きまわっている。
    今野さんの作品が好きな理由は、そんなところにもあるのかもしれない。

  • 面白かった!
    安積さんの一人称で語られるので、案外ヘタレな心の内なんかも覗けてしまう。
    とにかく速水さんが大活躍で、カーチェイスの場面は本当に手に汗握るっ!
    しっかり生きるのは歳をとってもなかなかに難しいけど…頑張る。

  • 安積班シリーズの中でも、このストーリーは私の中で1、2を争うお気に入りとなった。暴走族の少年たちのお話だけど、彼らなりに信念があったり、仲間意識が強かったりして生きている。風間少年と速水小隊長のやりとりも、よかった。なんか読み終わったあとスッキリ清々しい気持ちになりました。

  • ブラックバードだな。まんまだ。氏の食指はいったいどれだけ広いのか。
    一人称は珍しい。このシリーズでは唯一ではないか?

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