以蔵は死なず (ハルキ文庫 く 3-30 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.58
  • (0)
  • (7)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 21
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758431897

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • うーん…
    この作家の力はこの程度やったかなあ。
    当時の土佐藩の事情については収穫。

  • 天部の剣才を持ちながら、土佐の身分制によって出世を阻まれている以蔵が、同じく出世を目論む武市の残酷な思惑によって、暗殺者という漆黒の世界へと誘われていく。龍馬の存在もあって武市との溝を深めていく以蔵であるが、愛する女のために剣を振るうことを選択する。本作品は、土佐の身分制や暗殺に対する以蔵の凄まじい苦悩を描き出すのみならず、以蔵もまた、家庭を求め、愛を抱く一人の男であったのかもしれないという、一つの可能性を提示してみせたといえるだろう。
    最後、武市と以蔵が互いに憎しみ合う描写は圧巻。また、砕けた表現を使用している箇所も多い。
    なお、以蔵と彼同様底辺の存在として位置づけられている岩崎弥太郎とが会話を交わすシーンとは、他の作品には無い特徴の一つでもある。

  • 狗属性・以蔵。

  • ・乙女のような以蔵
    ・何て「すれ違いラブ」!

    ラストの方での武市と以蔵の接近遭遇シーンを見て、うっすら東方不敗とドモンを思い出した。

  • 幕末に人斬り以蔵と恐れられていた、岡田以蔵のお話ですね。以蔵の一生を描いてる時代小説というのかな?
    最終的になぜこのタイトルになったかは
    最後まで読まないとわかりませんが。。。基本的なストーリーは史実に沿っていると思われます。σ( ̄ω ̄*)としては、
    以蔵がもし、坂本竜馬とともにその一生を歩んだなら
    どうなっていただろうかという
    お話が見てみたかった気がします。

  • 岡田以蔵について書かれた本はたくさんあり、読んでもいますが、詳しくは覚えてません。ただ、師である武市半平太の関係において、著者特有の、かなり思い込みの激しい切り口になっているという印象です。<BR>
    が、しかし、所詮史実の範囲内でしか、ストーリーは動かせないようで、いつもの大人のハチャメチャ童話。。。というようにはいかなかったようです。<BR>
    2005/9/12

全6件中 1 - 6件を表示

桑原譲太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×