炎の影 (ハルキ文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 34
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (612ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758432313

感想・レビュー・書評

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  • 2017/4/27 Amazonより届く。

  • ハードボイルドなのだけれど、物語の底に流れているのは生身の人間の感情だ。
    自分が望んだわけでもないのに道を外れていった公平。
    辛い境遇の中でも必死に前向きに生きようとしていた未来を理不尽に潰されそうになった大石兄妹。
    上手く立ち回り、世の中の必死に生きている人々を食いものにする輩がいる。
    騙される方が悪いのだと、きっとそういった人たちは思っているのだろう。
    弱肉強食・・・そんな世の中は殺伐としているだけだと思うのだけれど。
    公平のやり方はとても不器用だし、格好良さもない。
    でも、泥臭いまでの人間臭さはとても魅力的にみえる。
    新しい明日が始まる・・・そんな終わり方もよかった。

  • 日航機事故から10年。遺体をトリックに使ったサスペンス。面白い

  • 主人公は肉体派ヤクザの用心棒。音信のなかった元警察官の父親が突然の死。父親の行動を調べるうちに、過去の非道な詐欺事件が浮かび上がってくる。

    ヤクザの世界のお話は、東映映画のような雰囲気もあって、少々現実離れの感もあったが、まぁ小説なんだから・・・ということで。

    登場人物のひとりが、自分と同じ年の生まれで47歳とあったので、今から12年前の作品であったこともわかった。

    (2011/4/20)

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著者プロフィール

1963年横浜生まれ。91年「ハミングで二番まで」で小説推理新人賞を受賞しデビュー。99年『幻の女』で第52回日本推理作家協会賞を受賞。四六判の近著に、『心に雹の降りしきる』(双葉社)、『虚国』(小学館)、『熱愛』(PHP研究所)。

「2015年 『女警察署長 K・S・P』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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