日日平安―青春時代小説 (時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • レビュー :7
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758432658

感想・レビュー・書評

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  • 精神的な疲れをとるには最適な一冊。
    何度読んでも良いなぁ。

  • 「日日平安」「しゅるしゅる」「鶴は帰りぬ」「糸車」「『こいそ』と『竹四郎』」「あすなろう」の6編。

    どの作品も心憎い。こんな小粋な話を書く人だったんだなあと改めて感じ入っていたら、解説で、短編を読んでああ本当はこんな作家だったのだと感動するはずとあった。まさしく。
    会話やプロットの展開に小気味いいリズムがあり、とても臨場感がある。著者の作品が多く映像化されているというのも納得な話だ。
    「日日平安」は実は「椿三十郎」の原作なのだが、椿云々なる人物名は全く出てこないのにちょっとびっくり。

    「鶴は帰りぬ」「しゅるしゅる」がよかった。

  • 「鶴は帰りぬ」も好きだが「しゅるしゅる」が直球ど真ん中。
    あぁ粋だ。時代が変わっても、色褪せない物語。時代小説が余計好きになりつつあります。

  • 文豪なので読み難いと勝手に思ってましたが意外と読み易くてびっくり。
    若者をメインにした短編集です

  • もっとも愛するさむらいは牧文四郎(蝉しぐれ)だったんだが、これ読んでいて菅田平野と本堂竹四郎にもぐらっときた。
    竹四郎…なにこの昔の少女漫画の憧れのあの人みたいな真っ直ぐさとかっこよさは…

  • 毎年、年末が近づくにつれ、不思議と時代小説や歴史小説を読みたくなります。そして、ちょうどそんなとき、リメイク映画「椿三十郎」のテレビCMの、織田裕二の男前な姿に惚れ惚れし、内容もおもしろそうだし、原作を読んでみたいと強く思ったのでした。

    もう、ほんとに、良かったです。つくづく良かった。この一言に尽きます。

    山本周五郎の本は、『さぶ』を持っていますが未読で、読んだのはこれが初めて。今までどうして読まなかったんだろう、なんてもったいないことをしてきたのかと悔しい思いでいっぱいです。

    巻末の編者解説を読んでびっくりしました。なにしろ山本周五郎は<川端康成や梶井基次郎よりやや若く、太宰治や中島敦よりは年長、小林多喜二と同い年>だというんですから。1903年(明治36年)生まれということではそういうことになるんでしょうが、そんな実感まるでなかった。普通に「時代小説の名手」くらいの認識しかありませんでしたけど、こんな文豪たちと同時代人だったんですね。

    さて、本書は時代小説の短篇集です。表題作「日日平安」、「しゅるしゅる」、「鶴は帰りぬ」、「糸車」、「『こいそ』と『竹四郎』」、「あすなろう」の6篇。映画「椿三十郎」の原作は表題作です。

    どれもほんっとに良いんですよ。ユーモアがあってほほえましく、切なくて、なんだかうれしくなるんです。「糸車」では泣きました。

    日本語がゆったりしていて、すごく読みやすいし、この本を開くだけで気持ちが落ち着くんですよ。そして何より上品。内容はさることながら、日本語がとっても上品。読んでいて気持ちが良いんです。

    ああもう、本当にどうして今まで読んでこなかったんだろう。自分にあきれています。これから少しずつ読んでいこうと思います。

    ちなみに、新潮文庫からも同名の『日日平安』という文庫が出ています。このハルキ文庫とは当然編者が違うので収録されている短篇が違います。

    今回ハルキ文庫の方を読んだのは、こっちが映画「椿三十郎」の「原作本」だったから。角川映画なのでハルキ文庫の方が原作とされているんですね(短篇「日日平安」に限って言えばどっちで読んでも同じですけど)。他の短篇も読みたいので、新潮文庫の方も読みます!

    読了日:2007年12月8日(土)

  • 椿三十郎の原作である訳だが、あれぐらいの翻り、あってしかるべし。映画も★★★★。

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