警視庁神南署 (ハルキ文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 536
レビュー : 58
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758432757

感想・レビュー・書評

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  • この作品、初出時は1997年、そしてバブル崩壊の世相が背景となっている。
    今でこそ、警察小説は百家争鳴の様相を呈しているが、その先端となる作品だろう。警察組織自体、あるいは登場する刑事の性格やプライベート面等を、リアルに描き出すという点で。
    刑事の犯罪捜査を主眼にし、犯人を追い求める推理小説は、それまでもあったが。
    このシリーズは、安積班のメンバーそれぞれの性格人柄によって、それが事件解決をもたらすという点で、より親密感を持って、読み進めることができる。
    また、容疑者が自供を始める時は決まった反応があると著述し、それを具体的に綴ってある場面など、作者の想像力だけではない、詳細な取材力を感じる。
    著者の作家活動初期のシリーズ(バブル崩壊に翻弄され、主人公たちの所属部署が二転三転する)であるが、あまり古さを感じさせず、次の舞台となる臨海署編も読んでみたいと思う。

  • いつもの安積班の面々、神南署に移動になっても変わらず頑張ってます。速水さんも一緒で良かった。(^_^)

  • 安積警部補シリーズ、東京ベイエリア分署がバブル崩壊で閉鎖になり、渋谷と原宿の間に出来た神南署に異動になった安積。今までと同じメンバーで再出発です。
    他の作家の警察物と違って事件はかなりショボいです。今回はオヤジ狩りでスタート。でも、人間関係はあいかわらず面白く描かれ、本当に楽しめます。娯楽としてサイコー!

  • 安積班の個性的な面々の話はよく聞いたけど、これは普通の事件捜査(笑)。もちろん各人のそれなりの活躍は挟まっていたけど。面々は同じなのにいつもとは違う安積班だったー

  • 神南署シリーズ。
    不良債権処理とオヤジ狩りが流行っていた世相を反映した作品。

  • もしかしてこれってドラマになってます?
    タイトルがこのタイトルなので仕方ないんでしょうけど、やたらと警察内の説明が多くて・・・ちょっと途中で飽きちゃいました。あ、最後まで読みましたけどね・・・

  • チーマーの親父狩りにあう銀行員。ヤクザがよってきて仕返しを提案。
    仕返しが終わると不良債権物件の紹介を依頼。断ると不倫をばらす。不倫相手はヤクザの情婦だった。ヤクザが射殺。現場からチーマーが走り去る。
    犯人は銀行員。ヤクザの依頼いこたえる。自衛のために拳銃をヤクザから買う。
    その時にチーマーを呼び出す。ヤクザが後ろを向いた時に射殺。自宅から消炎反応のある服を発見。

  • 大事件というほどでもない事件。けれど、当事者にとっては一大事。
    みたいな事件を警察と被害者から描いてる。
    登場人物が人間くさくて好き。

  • 安積シリーズも面白い!

  • 安積班シリーズはファンタジー的要素殆ど無くて、
    フィクションだけど、ノンフィクションみたいに
    事実のように淡々と話が進んでいくから読みやすくて面白い。
    今回の話は特に現実に沿ったような内容だった。
    すっきりとした終わり方ではないけど、ドラマチックさとか無駄にあるわけじゃないから
    すっと読み終えられるのがいいな。

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プロフィール

今野 敏(こんの びん)
1955年北海道三笠市生まれ。上智大学文学部新聞学科在学中、「怪物が街にやってくる」で問題小説新人賞を受賞。大学卒業後、東芝EMI入社。ディレクターと宣伝を勤める。主な担当は、TMネットワークの前進バンド『スピードウエイ』。宣伝では、オフコース、甲斐バンド、チューリップなどニューミュージックを担当。1981年、同社を退社、作家に専念。
2006年『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞を受賞。2008年『果断 隠蔽捜査2』で、第21回山本周五郎賞、第70回推理作家協会賞を受賞。

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