毒虫 (ハルキ文庫 は 5-10 時代小説文庫 北町奉行所捕物控)

著者 : 長谷川卓

• 角川春樹事務所 (2007年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[kitanoさんの感想 · 2016年9月8日]

展開が早く主人公たちに魅力がある

[Hankacho(評価せず感想のみ)さんの感想 · 2015年3月30日]

L 北町奉行所捕物控４

出てくるキャラが立っているのはシリーズ2.3を読んでわかっていたけど、ここへきて人の多さに辟易。親分、子分ら手下だけでどんだけ登場させるつもりなんだ。
地域が広がればそれだけ縄張りも違うしわかるけれど、どこもかしこも手下ばかりでお腹いっぱい。メイン同心の手下だけで十分です。
２つの事件も並行して捜査されるのも混乱の元。内容は重くなるんでしょうがあれこれ積み込みすぎな感も。
主役の軍兵衛が出てこない頁数も多い。
そして気づく。
相手の用心棒は必ず軍兵衛よりも腕が立つのに、立ち合うと軍兵衛が必ず勝つ。当然にしてもパターン化してるような気もするので次巻に期待。

著者プロフィール

１９４９年、小田原市生まれ。８０年、群像新人文学賞を受賞。８１年「百舌が啼いてから」が芥川賞候補となる。２０００年には『血路―南稜七ツ家秘録』で角川春樹小説賞を受賞。本書は、一介の部屋住みの身から将軍に上り詰めた吉宗の裏の顔を描いた歴史時代小説の復刊である。著書に「嶽神伝」（講談社文庫）、「戻り舟同心」、「北町奉行所捕物控」、「高積見廻り同心御用控」（すべて祥伝社文庫）シリーズなど。２０２０年１１月、逝去。

「2023年 『運を引き寄せた男　小説・徳川吉宗』 で使われていた紹介文から引用しています。」