笑う警官 (ハルキ文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.53
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本棚登録 : 3232
レビュー : 397
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758432863

作品紹介・あらすじ

札幌市内のアパートで、女性の変死体が発見された。遺体の女性は北海道警察本部生活安全部の水村朝美巡査と判明。容疑者となった交際相手は、同じ本部に所属する津久井巡査部長だった。やがて津久井に対する射殺命令がでてしまう。捜査から外された所轄署の佐伯警部補は、かつて、おとり捜査で組んだことのある津久井の潔白を証明するために有志たちとともに、極秘裡に捜査を始めたのだったが…。北海道道警を舞台に描く警察小説の金字塔、「うたう警官」の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 実はテレビで観ました。ところがなんだか変な感じで原作は一体どんな内容なのか?と思って読んでみたら、これが面白かった!
    こんな面白い話がどうしてあのような筋のドラマになるのか理解できません。
    続編(^_^;)あるようなのでまた読みたいです。

  • 北海道道警のシリーズ第1弾。

    誰が真の仲間で
    誰が裏切るのか?
    えっ?そんな簡単に信じちゃって良いの?
    と私が注意をしちゃいたくなるような・・
    この時点でどっぷりと話に引き込まれているじゃん。

    時折、シリーズに入っていない
    「警官の条件(既読)」にも被る部分も有り
    それも合わせて楽しめた。

    映画やドラマにも成っているようだが
    評価は散々・・・でも、小説は面白い。

    • hs19501112さん
      自分も道警シリーズ大好きです。

      「人質」が2時間ドラマになったのを観た時には、心の底からガッカリ・・・。

      映画「笑う警官」は、興...
      自分も道警シリーズ大好きです。

      「人質」が2時間ドラマになったのを観た時には、心の底からガッカリ・・・。

      映画「笑う警官」は、興味はあるけどネットの酷評がひど過ぎて、怖くて観れない・・・、でも、その映画の告知の影響か、道警シリーズを読む際の「小島百合」の脳内でのビジュアルは何故か松雪泰子さんで固定されてしまっています。
      2016/08/26
  • 北海道警ミステリ/ あらすじが面白そうで手が伸びた/ が、読む前に抱いたよりもだいぶん小粒な話だった/ 道警の稲葉事件を元に、事件下流で翻弄された人たちの話/ ちょっと会話劇に難がある気がする/ 時折誰のセリフか分かりづらい/ ○○が言った、も多すぎてテンポ悪い/ 有志が集まってチームが出来ていくのは良いが、主人公以外ほとんど使いパシリ感が否めない/ この手のチームものはもっとスペシャルな能力を持った者が集まるべきじゃないのか/ が、総合的に見て飽きずに読めました/

  • 北海道警を舞台にした警察小説。かなりリアル。主人公たちの敵は権力を持った上官たちというある種の痛快さもあるはずの設定なのに読み進めてみるととても重い。本当に国家権力はこんなに腐敗してるのか、しているんだろうな、と絶望する。
    ラストはテンポが早く、とても劇場的。あとから映像化もしてると知って、ここは息詰まる見せ場になっただろうなと想像した。

  • この人の作品は必ず外国の誰かのオマージュだ。これも「タイトルいただきました」と名言しているのはいい。

    でも「プロットのここら辺はあの作品からヒントもらいました」ってちゃんと書いてほしい。
    だって外国の作品からアイデアをパクってる疑惑。(全作品を読んだ訳ではないけれど)

    が、やはり面白い。
    無実の警官への射殺命令、極秘裏の捜査、タイムリミット、仲間の裏切り・・・これだけ書いてももう面白いわね。

    しっかし、本でもテレビでも北海道警察は、腐敗の代名詞みたいに描かれているね。
    そして、ハードボイルドはジャズを聴きたがるね。

  • 笑うセールスマンならぬ笑う警官とはよくいったものだ。警官を笑わせたくないのはなにも警察官僚だけじゃない。でも裏切り者は笑う。

  • 警察内部モノで、巨大組織と戦う系。
    終盤の展開がジェットコースター級で引き込まれました。
    百合の有力ぶりが見ていて楽しいが振り返るとちょっと現実離れ。

  • 著者には「うたう警官」という作品があるので、本作品も同じシリーズの作品と思っていたら、単行本「うたう警官」が文庫化され「笑う警官」に改題したらしい。しかも、その文庫本出版は「うたう警官」が「笑う警官」というタイトルで映画化されたタイミング。単行本「うたう警官」をすでに読み終えた読者に誤って買わせようという匂いがプンプンする。

    そのことをあとがきで知ってしまい、読後感はやや減少。しかも、作品の中でうたう警官は登場するが、笑う警官なんて登場しない。改題した意図がよくわからん。

    と、商業主義にドップリ浸かった「笑う警官」の舞台は1人の悪徳警官によって汚職に浸かった北海道県警。婦人警官殺人事件の犯人として手配された同僚警官を救うため、主人公は県警の捜査方針に納得できない仲間を集め、独自捜査を展開する。

    一晩だけのゲリラ捜査本部が抜群のチームワークで道警よりも早く、静かに確実に真犯人に接近していく。あまりにも上手く行き過ぎるし、連発されるダジャレに誰も笑わないし、ツッコまないのも気になるが、気軽に読めるハードボイルドとしてはオススメ。

  • 警察小説
    札幌市内のアパートで、女性の変死体が発見された。遺体の女性は北海道警察本部生活安全部の水村朝美巡査と判明。容疑者となった交際相手は、同じ本部に所属する津久井巡査部長だった。やがて津久井に対する射殺命令がでてしまう。捜査から外された所轄署の佐伯警部補は、かつて、おとり捜査で組んだことのある津久井の潔白を証明するために有志たちとともに、極秘裡に捜査を始めたのだったが…。

  • 氏の持ち味を理解できたので再読。最後の息をつかせぬ展開は珍しいんじゃないか。

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著者プロフィール

一九五〇年三月、北海道生まれ。七九年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。九〇年『エトロフ発緊急電』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。二〇〇二年『武揚伝』で新田次郎文学賞を、一〇年『廃墟に乞う』で直木賞を受賞する。他に『ベルリン飛行指令』『疾駆する夢』『昭南島に蘭ありや』『警官の血』『代官山コールドケース』『獅子の城塞』『犬の掟』など著書多数。

「2017年 『武揚伝 決定版(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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