笑う警官 (ハルキ文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.53
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本棚登録 : 3247
レビュー : 398
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758432863

感想・レビュー・書評

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  • 北海道道警のシリーズ第1弾。

    誰が真の仲間で
    誰が裏切るのか?
    えっ?そんな簡単に信じちゃって良いの?
    と私が注意をしちゃいたくなるような・・
    この時点でどっぷりと話に引き込まれているじゃん。

    時折、シリーズに入っていない
    「警官の条件(既読)」にも被る部分も有り
    それも合わせて楽しめた。

    映画やドラマにも成っているようだが
    評価は散々・・・でも、小説は面白い。

    • hs19501112さん
      自分も道警シリーズ大好きです。

      「人質」が2時間ドラマになったのを観た時には、心の底からガッカリ・・・。

      映画「笑う警官」は、興...
      自分も道警シリーズ大好きです。

      「人質」が2時間ドラマになったのを観た時には、心の底からガッカリ・・・。

      映画「笑う警官」は、興味はあるけどネットの酷評がひど過ぎて、怖くて観れない・・・、でも、その映画の告知の影響か、道警シリーズを読む際の「小島百合」の脳内でのビジュアルは何故か松雪泰子さんで固定されてしまっています。
      2016/08/26
  • 北海道警を舞台にした警察小説。かなりリアル。主人公たちの敵は権力を持った上官たちというある種の痛快さもあるはずの設定なのに読み進めてみるととても重い。本当に国家権力はこんなに腐敗してるのか、しているんだろうな、と絶望する。
    ラストはテンポが早く、とても劇場的。あとから映像化もしてると知って、ここは息詰まる見せ場になっただろうなと想像した。

  • 著者には「うたう警官」という作品があるので、本作品も同じシリーズの作品と思っていたら、単行本「うたう警官」が文庫化され「笑う警官」に改題したらしい。しかも、その文庫本出版は「うたう警官」が「笑う警官」というタイトルで映画化されたタイミング。単行本「うたう警官」をすでに読み終えた読者に誤って買わせようという匂いがプンプンする。

    そのことをあとがきで知ってしまい、読後感はやや減少。しかも、作品の中でうたう警官は登場するが、笑う警官なんて登場しない。改題した意図がよくわからん。

    と、商業主義にドップリ浸かった「笑う警官」の舞台は1人の悪徳警官によって汚職に浸かった北海道県警。婦人警官殺人事件の犯人として手配された同僚警官を救うため、主人公は県警の捜査方針に納得できない仲間を集め、独自捜査を展開する。

    一晩だけのゲリラ捜査本部が抜群のチームワークで道警よりも早く、静かに確実に真犯人に接近していく。あまりにも上手く行き過ぎるし、連発されるダジャレに誰も笑わないし、ツッコまないのも気になるが、気軽に読めるハードボイルドとしてはオススメ。

  • 警察小説
    札幌市内のアパートで、女性の変死体が発見された。遺体の女性は北海道警察本部生活安全部の水村朝美巡査と判明。容疑者となった交際相手は、同じ本部に所属する津久井巡査部長だった。やがて津久井に対する射殺命令がでてしまう。捜査から外された所轄署の佐伯警部補は、かつて、おとり捜査で組んだことのある津久井の潔白を証明するために有志たちとともに、極秘裡に捜査を始めたのだったが…。

  • 氏の持ち味を理解できたので再読。最後の息をつかせぬ展開は珍しいんじゃないか。

  • 札幌市中心部を舞台にした良識ある警察感が、その組織と戦う様子を描いた佐々木譲さんの代表作。
    スピーディな展開でテンポよく読み進められ、展開が分かりやすい。終盤早い段階で結論が読めてしまった為、★-1。
    内部事情に精通した著者が描く警察組織の隠蔽体質。まんざら全てフィクションではないように思えてくるのが、複雑である。

  • 読み始めは登場人物の相関関係がわかりずらく難儀したが、それをクリアしたらグイグイ引き込まれていった。実際の事件をモチーフにしているとの事だが、小説の中だけにしてくれ。と思うのは私だけでしょうか。
    何人かの方が書いておられましたが、私もタイトルは変えない方がよかったように思います。

  • 本来なら味方のはずの人たちにじわじわと追いつめられる様が居たたまれなくて
    そこを早く抜け出したくてものすごいスピードで読み進めるも
    とはいえ最後まで同じように追い詰められ続けるので
    結果ものすごい早く読み終えてしまったという。

    ラストが何となく曖昧でふんわりした印象。
    この件がこのまま決着するとは絶対に思えない終わり方でした。
    主要な登場人物の人数が多くて関係性を理解するのがたいへん(爆)。

  • この本を読んだみんなが同じような感想を書いているのかもなぁ、と思いながら今回わたしは感想を書く。

    いつも文庫本は巻末の「解説」から読む。今回は解説の他に作者による「改題」についての説明が加わっていた。

    わたしは、『うたう警官』という元のこの本の題名をそこで知って、こりゃどうも『うたう警官』の方がよかったのになあ、と思った。

    簡単に書くと 『うたう警官』ではわかりづらいから『笑う警官』にしたということらしいが、この物語はどう考えたって、警官がうたう ということに最大の意味があると思う。

    それをカドカワさんのアドバイスもあって、などと言い訳しながら改題に及んだらしい。 

    まっ映画にもなったみたいだし(わたしは観てないけど) 『笑う警官』の方が、ストーリーとのアンマッチはともかく大衆受けする、というのが本音だろうな。

    映画の題名だけ『笑う警官』にして、文庫版は『うたう警官』のまま行っちまえば良かったのにな。

    あっ、そしたらこんなにわ売れなかったか。すまんこってす。すごすご。

  • ハラハラドキドキ。面白かった。

著者プロフィール

一九五〇年三月、北海道生まれ。七九年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。九〇年『エトロフ発緊急電』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。二〇〇二年『武揚伝』で新田次郎文学賞を、一〇年『廃墟に乞う』で直木賞を受賞する。他に『ベルリン飛行指令』『疾駆する夢』『昭南島に蘭ありや』『警官の血』『代官山コールドケース』『獅子の城塞』『犬の掟』など著書多数。

「2017年 『武揚伝 決定版(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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