笑う警官 (ハルキ文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.53
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本棚登録 : 3247
レビュー : 398
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758432863

作品紹介・あらすじ

札幌市内のアパートで、女性の変死体が発見された。遺体の女性は北海道警察本部生活安全部の水村朝美巡査と判明。容疑者となった交際相手は、同じ本部に所属する津久井巡査部長だった。やがて津久井に対する射殺命令がでてしまう。捜査から外された所轄署の佐伯警部補は、かつて、おとり捜査で組んだことのある津久井の潔白を証明するために有志たちとともに、極秘裡に捜査を始めたのだったが…。北海道道警を舞台に描く警察小説の金字塔、「うたう警官」の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 実はテレビで観ました。ところがなんだか変な感じで原作は一体どんな内容なのか?と思って読んでみたら、これが面白かった!
    こんな面白い話がどうしてあのような筋のドラマになるのか理解できません。
    続編(^_^;)あるようなのでまた読みたいです。

  • 北海道道警のシリーズ第1弾。

    誰が真の仲間で
    誰が裏切るのか?
    えっ?そんな簡単に信じちゃって良いの?
    と私が注意をしちゃいたくなるような・・
    この時点でどっぷりと話に引き込まれているじゃん。

    時折、シリーズに入っていない
    「警官の条件(既読)」にも被る部分も有り
    それも合わせて楽しめた。

    映画やドラマにも成っているようだが
    評価は散々・・・でも、小説は面白い。

    • hs19501112さん
      自分も道警シリーズ大好きです。

      「人質」が2時間ドラマになったのを観た時には、心の底からガッカリ・・・。

      映画「笑う警官」は、興...
      自分も道警シリーズ大好きです。

      「人質」が2時間ドラマになったのを観た時には、心の底からガッカリ・・・。

      映画「笑う警官」は、興味はあるけどネットの酷評がひど過ぎて、怖くて観れない・・・、でも、その映画の告知の影響か、道警シリーズを読む際の「小島百合」の脳内でのビジュアルは何故か松雪泰子さんで固定されてしまっています。
      2016/08/26
  • 北海道警ミステリ/ あらすじが面白そうで手が伸びた/ が、読む前に抱いたよりもだいぶん小粒な話だった/ 道警の稲葉事件を元に、事件下流で翻弄された人たちの話/ ちょっと会話劇に難がある気がする/ 時折誰のセリフか分かりづらい/ ○○が言った、も多すぎてテンポ悪い/ 有志が集まってチームが出来ていくのは良いが、主人公以外ほとんど使いパシリ感が否めない/ この手のチームものはもっとスペシャルな能力を持った者が集まるべきじゃないのか/ が、総合的に見て飽きずに読めました/

  • 北海道警を舞台にした警察小説。かなりリアル。主人公たちの敵は権力を持った上官たちというある種の痛快さもあるはずの設定なのに読み進めてみるととても重い。本当に国家権力はこんなに腐敗してるのか、しているんだろうな、と絶望する。
    ラストはテンポが早く、とても劇場的。あとから映像化もしてると知って、ここは息詰まる見せ場になっただろうなと想像した。

  • 佐々木譲の作品は初見です。


    内容としては、札幌市内のアパートで発生した婦人警官殺しの犯人を、非公式で集まった警官のチームが探していく……といったお話です。

    これを読んで、北海道警察の稲葉事件というものを初めて知りました。警官という立場上、犯罪組織などと長く関わることが多いぶん、癒着してしまう…というのは割とよくあることなのかもしれませんね。裏金問題なども、表には出てくることはあまり無いけれど、この小説の内容が真実であるなら日本の警察組織は大分腐っていると思ってしまった。

    後半のスピード感は良かったが、読後あまり印象に残っていないのは、登場人物たちがただ話を潤滑に進める為だけの駒の様に思えてしまったことに原因があるのかもしれない。

    どうやらシリーズものみたいなので、他の話で今回の登場人物たちが出てきて、より彼らを理解できるようなエピソードがあることを期待しています。



  • この人の作品は必ず外国の誰かのオマージュだ。これも「タイトルいただきました」と名言しているのはいい。

    でも「プロットのここら辺はあの作品からヒントもらいました」ってちゃんと書いてほしい。
    だって外国の作品からアイデアをパクってる疑惑。(全作品を読んだ訳ではないけれど)

    が、やはり面白い。
    無実の警官への射殺命令、極秘裏の捜査、タイムリミット、仲間の裏切り・・・これだけ書いてももう面白いわね。

    しっかし、本でもテレビでも北海道警察は、腐敗の代名詞みたいに描かれているね。
    そして、ハードボイルドはジャズを聴きたがるね。

  • 笑うセールスマンならぬ笑う警官とはよくいったものだ。警官を笑わせたくないのはなにも警察官僚だけじゃない。でも裏切り者は笑う。

  • 警察内部モノで、巨大組織と戦う系。
    終盤の展開がジェットコースター級で引き込まれました。
    百合の有力ぶりが見ていて楽しいが振り返るとちょっと現実離れ。

  • 著者には「うたう警官」という作品があるので、本作品も同じシリーズの作品と思っていたら、単行本「うたう警官」が文庫化され「笑う警官」に改題したらしい。しかも、その文庫本出版は「うたう警官」が「笑う警官」というタイトルで映画化されたタイミング。単行本「うたう警官」をすでに読み終えた読者に誤って買わせようという匂いがプンプンする。

    そのことをあとがきで知ってしまい、読後感はやや減少。しかも、作品の中でうたう警官は登場するが、笑う警官なんて登場しない。改題した意図がよくわからん。

    と、商業主義にドップリ浸かった「笑う警官」の舞台は1人の悪徳警官によって汚職に浸かった北海道県警。婦人警官殺人事件の犯人として手配された同僚警官を救うため、主人公は県警の捜査方針に納得できない仲間を集め、独自捜査を展開する。

    一晩だけのゲリラ捜査本部が抜群のチームワークで道警よりも早く、静かに確実に真犯人に接近していく。あまりにも上手く行き過ぎるし、連発されるダジャレに誰も笑わないし、ツッコまないのも気になるが、気軽に読めるハードボイルドとしてはオススメ。

  • 警察小説
    札幌市内のアパートで、女性の変死体が発見された。遺体の女性は北海道警察本部生活安全部の水村朝美巡査と判明。容疑者となった交際相手は、同じ本部に所属する津久井巡査部長だった。やがて津久井に対する射殺命令がでてしまう。捜査から外された所轄署の佐伯警部補は、かつて、おとり捜査で組んだことのある津久井の潔白を証明するために有志たちとともに、極秘裡に捜査を始めたのだったが…。

  • 氏の持ち味を理解できたので再読。最後の息をつかせぬ展開は珍しいんじゃないか。

  • 札幌市中心部を舞台にした良識ある警察感が、その組織と戦う様子を描いた佐々木譲さんの代表作。
    スピーディな展開でテンポよく読み進められ、展開が分かりやすい。終盤早い段階で結論が読めてしまった為、★-1。
    内部事情に精通した著者が描く警察組織の隠蔽体質。まんざら全てフィクションではないように思えてくるのが、複雑である。

  • 旅先で購入。
    なんかの賞を取ったとき、北海道が舞台の話が多いと聞いて気になってた。
    読んでる途中で間あけちゃったから登場人物がわからなくなったけど。
    読んでるときはけっこうドキドキしておもしろかったんだけど、汚職だとか不祥事の話は好きじゃないな。

  • 読み始めは登場人物の相関関係がわかりずらく難儀したが、それをクリアしたらグイグイ引き込まれていった。実際の事件をモチーフにしているとの事だが、小説の中だけにしてくれ。と思うのは私だけでしょうか。
    何人かの方が書いておられましたが、私もタイトルは変えない方がよかったように思います。

  • ずるずると引きずり込まれる感やテンポの良さは、さすがこの著者と思わせる。
    ただ、見えない裏切者や真犯人捜しにわくわくする分、犯人やその動機がショボく感じる。

  • 事件のスケール感や、種明かしが正直物足りなかった。全体としてはよくあるキャリアvsノンキャリの構造でスッキリする展開には満足でした。

    個人的には長年住んでた札幌が舞台なので、殆どの場所がリアルにイメージ出来るという別の楽しみ方できた作品でした。
    新川のインターとか、ライオンのパチンコ屋とか狸小路とかetc...

  • タイトルは「うたう」のままのほうが良かったと思う。

  • 時間制限付きのサスペンスはやはり面白いですね。夜に読み始めると真夜中頃読み終わるので、今頃この段階かなーなんてにやにやしながら楽しめるし。
    しかし何故か佐伯さん、サイコパスの狡噛さんのイメージでずっと読んでしまった(笑)。
    機会があればシリーズ読んでみたい。警察小説慣れするためにも。

  • 今まで殺人の本を読んだ中で、一番面白かったのが道警シリーズ1巻でした!まあ、5巻まで全部読みましたが、今は1巻だけにします。一番面白かったところは、仲間の中に裏切り者がいたところです。

  • なにこれ凄い面白かった!やっぱり警察小説は面白いなぁ。
    佐伯さんかっこよす。設定もサックス吹きで道警のメンバーでジャズバンド組むのが夢なんて、親しみワクワク(。ノωノ) 独自の捜査チームのメンバーを"バンドのメンバー"って呼ぶトコいいw
    星5つ!!

  • 本来なら味方のはずの人たちにじわじわと追いつめられる様が居たたまれなくて
    そこを早く抜け出したくてものすごいスピードで読み進めるも
    とはいえ最後まで同じように追い詰められ続けるので
    結果ものすごい早く読み終えてしまったという。

    ラストが何となく曖昧でふんわりした印象。
    この件がこのまま決着するとは絶対に思えない終わり方でした。
    主要な登場人物の人数が多くて関係性を理解するのがたいへん(爆)。

  • わー面白かった!
    人気の道警シリーズ第一巻!
    いつも読む本とは少し毛色が違っていて、読む前に勇気がいりましたが読んでよかったです!大満足!:->
    北海道に住んでいるので、色んな地名がかなりリアルでした。特に札幌は場所の名前で映像が浮かんでくるという不思議な体験をしました!(>_<)
    若いひとにも全然楽しめます!表紙の雰囲気は固そうですが(^o^)
    テンポよくてハラハラドキドキして一気に読めました!

  • この本を読んだみんなが同じような感想を書いているのかもなぁ、と思いながら今回わたしは感想を書く。

    いつも文庫本は巻末の「解説」から読む。今回は解説の他に作者による「改題」についての説明が加わっていた。

    わたしは、『うたう警官』という元のこの本の題名をそこで知って、こりゃどうも『うたう警官』の方がよかったのになあ、と思った。

    簡単に書くと 『うたう警官』ではわかりづらいから『笑う警官』にしたということらしいが、この物語はどう考えたって、警官がうたう ということに最大の意味があると思う。

    それをカドカワさんのアドバイスもあって、などと言い訳しながら改題に及んだらしい。 

    まっ映画にもなったみたいだし(わたしは観てないけど) 『笑う警官』の方が、ストーリーとのアンマッチはともかく大衆受けする、というのが本音だろうな。

    映画の題名だけ『笑う警官』にして、文庫版は『うたう警官』のまま行っちまえば良かったのにな。

    あっ、そしたらこんなにわ売れなかったか。すまんこってす。すごすご。

  • 佐々木譲さんは初めて読みました。
    最初は
    ちょっと読みづらいかなぁと思ったけど
    津久井の潔白を証明するために
    極秘捜査を始めるあたりから
    どんどん面白くなっていって一気読み。
    警察内部の見えない部分が分かって面白いし
    真犯人を見つけだす過程も
    極秘捜査をする仲間の中で
    情報を流している者を欺くのも
    読んでいて楽しかった。

  • ?あまり覚えて無い

  • 過去の既読本

  • 大通署刑事、佐伯警部補が殺人容疑を掛けられた津久井を、有志で集った者達と無実を証明させる。

    真っ直ぐな警察内部事件の王道って感じでした。

    佐伯がクールだし、小島百合は良い仕事するし。

    警察内部や警察用語にしても、凄く簡潔な良い纏まりだし読んでて脱落しない(笑)

    下手な背景を織り込ませない所が良かった。

  • まあまあ

  • 道警シリーズのなかでも一番面白い!

  • 好みの問題か、全然面白くなかった。古本屋に持って行こう。BOOK OFFで30円で売れました。

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著者プロフィール

一九五〇年三月、北海道生まれ。七九年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。九〇年『エトロフ発緊急電』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。二〇〇二年『武揚伝』で新田次郎文学賞を、一〇年『廃墟に乞う』で直木賞を受賞する。他に『ベルリン飛行指令』『疾駆する夢』『昭南島に蘭ありや』『警官の血』『代官山コールドケース』『獅子の城塞』『犬の掟』など著書多数。

「2017年 『武揚伝 決定版(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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