- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758432894
感想・レビュー・書評
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面白いけど、ミサコの男関係はどうなの?!と思う。妹はうまくいきすぎてありえない。まあ小説だからフィクションだからいんだけどね。
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2022.8.13読了
独身30代以上 with猫
群さんが得意とするジャンルです。
解説にもありましたが、そうだよそうだよと声に出して同意を求めながら読みたい一冊です。 -
面白かったです。
38のミサコには悩ましい事がたくさんあって、そのゴタゴタしてるのがリアリティありすぎてうわぁとなりながら読みましたが、群さんの描写はおかしみがあって笑ってしまいます。ヨシダくんはかなりひどい。
ミサコが飼っている猫のあーちゃんも可愛いです。もちろんどすこい猫。
38にもなると色々と考えないといけないこともこれまでより増えますが、なんとなく、「まいっか」って心が軽くなりました。 -
群ようこの本はこれで何冊目だろうか。優しさと自虐ネタのバランスがよく、思わずクスッと笑ってしまう。独身女性の情感を言語化してくれて清々しい。
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文体は好きなんだけどな、いかんせん内容が。。。
妹の結婚エピソードとかいるか? -
久々に再読した。何度読んでも面白い。
自分がミサコと同じ編集の仕事ということもあり、あぁそうだよな、わかるわかると思える場面がたくさん。ミサコをはじめ、妹のエリカ、父親のゲンゾーなど脇を固めるキャラがいい。ミサコの愛猫・あーちゃんも、その描写から可愛さが伝わる。それも誰にでもわかりやすい可愛さじゃなく、猫好きにしかわからない可愛さ。群さん独特の言い回しが本書でも冴える。
解説にも同じことが書いてあって驚いたが、本書はお風呂の中でビール片手に読みたい本だ。まさに私の本もパリパリになっている。
盛り上がりがないとか主題がわからないという声もあるようだが、この本の魅力は何気ない毎日の中にある少しの幸せやドラマや笑いの要素。偉そうな教訓とか意味なんて求めなくていいタイプの本だ。脱力して笑って癒されて、ちょっと元気を貰う。それが群さんの多くの作品の醍醐味だ。
もちろん、下手な作家がそれをやっても退屈なだけ。群さんだからこそ、いいんだと思う。 -
読んでから、過去に図書館で借りて読んだことがあるのに気づきました……。
ただ、そのときはそんなに笑ったかなぁ? と思うほど、今回は「フフッ」と笑える箇所が多かった。
その理由は何よりも、ミサコの父ゲンゾーに尽きるでしょう。
だって髪型が「おかっぱ」。
ゲンゾーのことを思うとき、ミサコがいちいち「あのおかっぱ頭で…」とか「あのおかっぱに…」と言及するところがおもしろかった。
ミサコは38歳独身で、自分で買ったマンションに猫のあーちゃんと一緒に暮らしています。
よく、「独身女性が猫(または犬)を飼ってしまうと結婚できない」なんて話を聞きますが、私はそれもまたよし、だと思う。
何にも愛さないより、それが子供でも犬でも猫でも、何か愛せるものを持っている人は強いと思うから。
な〜んて、そんな重いテーマでもないこの本を前にして、そんなことを思ってしまいました。
群ようこさん、初期のころのエッセイとかはあまり好きではないけど、最近の小説は好きです。 -
自分が三十八歳なのでタイトルに惹かれて手に取りました。が、主人公に強い意志が感じられず、主人公の身に何の変化も起こらず、ただ家族やクライアントや部下や飼い猫に翻弄されるだけ……に感じてしまった。でも、それが三十八という年齢なのだろうか。確かに我が身を振り返ってみれば、様々な変化が訪れるのは自分より子どもや夫、老親たち。自分は台風の目に座っている感じ。それを描いた小説と思えば、深いかな。
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独身38歳、アラフォーの女性ミサコが主人公。でも良くある結婚について悩む主人公じゃないのがとても良かった。
ミサコの周りにはちょっと困った人たちが次々と問題を運んでくるが、彼女は飼い猫のあーちゃんにちょっと愚痴って自分で解決していく。
その様子を淡々と温かい目線で書いていて、読んでいて癒された。 -
共感できてしまう自分にイヤ~~~~な予感がしてしまう38歳