行合橋―立場茶屋おりき (時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 157
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758433075

感想・レビュー・書評

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  • 「立場茶屋おりき」シリーズ2作目。
    だんだん面白くなってきた!
    情が深く強くて粋なおりきさんがカッコイイ!
    お客さん、使用人だけじゃなく周りの人みんな家族同然に思いやり、支えあって生きてる姿が感動的。
    シリーズまだまだ続くので先が楽しみだ。

  • 亀三親分、芸者の幾千代らに助けられ、美人女将・おりきが
    様々な事件に立ち向かう。第2弾

  • 節分の頃、身なりの良い武士が発見される。だが全身が濡れそぼれ、まげはぐたぐたに崩れている、自分が何者なのかわからないと、、、。
    立場茶屋で養生してから時間が経つが一向に判明しない。
    一人旅の立派な様子の女性が泊まりたいと頼まれる。
    その女性には悲しい背景が。
    そんな中、引き取った三吉が行方不明に。
    飲んだくれの父親に捕まって身売りされたのだった。
    次々と起こる事件の数々。
    おりきは?

    登場人物たちの愛情溢れるやりとりにホロリ。

  • 記憶喪失の武士如月鬼一郎の謎と親に売り飛ばされた三吉を助け出すことを軸にして、おりきさんの恋心や周囲の人達のあれやこれやを描いた人情物。おりきさんを中心にしてみんなの気持ちがまとまっていくのがいい。

  • 記憶喪失の如月鬼一郎が、記憶を取り戻し、立場茶屋を去っていく。
    亀蔵親分の義妹こうめの妊娠、三吉とおきちの父の死、おまきが逃がした治平とおぬい、西陣の山代屋お藤、耳が聞こえなくなっていたが三吉がようやく見つかる。

  • 10月3日~10月7日

    行合橋は男と女が出逢い、そして別れる場所―品川宿にある立場茶屋おりきの茶立女・おまきは、近頃度々やって来ては誰かを探している様子の男が気になっていた。かつて自分を騙し捨てた男の顔が重ったのだ。一方、おりきが面倒をみている武家の記憶は戻らないまま。そんな中、事件が起きる…(「行合橋」)。亀蔵親分、芸者の幾千代らに助けられ、美人女将・おりきが様々な事件に立ち向かう、気品溢れる連作時代小説シリーズ、待望の第二弾、

  • 立場茶屋おりき2話
    鬼一郎失踪、三吉失踪(実は陰間茶屋に売られていた)
    深刻です
    でも、面白い

  • L 立場茶屋おりき2

    立場茶屋おりきは様々な従業員たちの言動も読み応えの一つだけれど、おまきだけはさっさと辞めてほしいと思うほど存在が読みざわり。三吉はさらっと災難にあい、鬼一郎とさらっといなくなった。軽め。

  • 全体的な筋立ては好きなんだけど、文章が少し引っかかるかな? それは前作『さくら舞う』で感じたのとも少し違うような。私が言うのも変だけど技巧的にかな?

    好きな話は『秋の果て』
    女を疵付けるのは、女。それを癒すのも、女。
    いいおはなしだなぁ。おかたじけ。

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著者プロフィール

1945年広島県生まれ。成城大学文芸学部卒業後、画廊経営、テレビプロデューサーを経て、執筆活動に入る。2003年「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞受賞。主なシリーズに「立場茶屋おりき」シリーズ、「照降町自身番書役日誌」シリーズなどがある。15年「立場茶屋おりき」シリーズで第四回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。

「2017年 『残りの秋 髪ゆい猫字屋繁盛記 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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