悲桜餅: 料理人季蔵捕物控 (ハルキ文庫 わ 1-3 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 396
感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758433174

感想・レビュー・書評

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  • なんやかんや言いつつ、季蔵さん2作目も借りちゃった。
    前作では、長次郎の後を継いで、匕首を奮うか否か、迷いあぐねているような様子の季蔵。
    そこから今作は1年ぐらい経っているらしいが、それでもまだ迷いは吹っ切れておらず。
    塩梅屋の方はばっちり引き継いでおりますがな。
    料理の描写は相変わらず少なめで寂しい。

    今回は、太田屋という悪の権化(笑)に因んだ連作短編4編。
    身内はすんでのところで助かり、そうでない人は運悪く殺されてしまうのは、多少ご都合主義が見え隠れする。

  • 日本橋・塩梅屋の二代目季蔵には悩みがあった。命の恩人である先代の裏家業「隠れ者」を継ぐかどうかだ。料理人季蔵が、様々な事件に立ち向かうシリーズ第2弾

  • 長次郎の覚書にどんな料理だかわからない「椋鳥飯」が。
    冬の農閑期に江戸で出稼ぎをする椋鳥と呼ばれる人々の好んだ料理らしい。
    捨て子を見つけて保護した季蔵たち。巷で万引きを繰り返す親子三人の子供だとわかる。
    事件を追ってゆくと裏で操る大物の悪。
    正気を失っている元の許嫁の命も狙われる。

    事件を探索するうちに、親方の後を継ぐという気持ちに傾いてゆく。

    今回も美味しいこだわりの料理とともに事件を探る楽しみが。

  • 間違えてシリーズ2巻から読んでしまった。
    料理人が法で裁けぬ悪を成敗する仕置人になる過程の2巻かな?
    料理の描写が少なくてイメージしていた感じと違うかも。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    義理と人情が息づく日本橋・塩梅屋の二代目季蔵は、元武士だが、いまや料理の腕も上達し、季節ごとに、常連客たちの舌を楽しませている。が、そんな季蔵には大きな悩みがあった。命の恩人である先代の裏稼業“隠れ者”の仕事を正式に継ぐべきかどうか、だ。だが、そんな折、季蔵の元許婚・瑠璃が養生先で命を狙われる…。料理人季蔵が、様々な事件に立ち向かう、書き下ろしシリーズ第二弾、ますます絶好調。

    平成30年10月23日~25日

  • 20180308読破
    料理人季蔵捕物控 2
    読みなれて来てキャラ読み

    ・椋鳥飯
    ・焼きみかん
    ・悲桜餅
    ・蜜柑

  • 切ない話が多かった。
    最後の蜜紅は拐かされた娘達の行方もわからないまま、
    そして殺される方たちの無念もそのままでちょっと悲しいし、すっきりしなかった。
    烏谷のセリフて
    今回はたまたま救えたが、救うことがでぎずに、悪党たちにしゃぶられて命を無くす人たちの方が、圧倒的に多い…
    って、つらいな。

    2018年2月9日読了

  • 季蔵は長次郎の跡を継ぐ事を決めたようです。

  • 椋鳥飯
    焼きみかん
    非桜餅
    蜜紅

  • 世の中には悪人が蔓延る。それに立ち向かう、料理人季蔵と奉行烏谷。相手を考えると、結末は長くなることが予想できそう。

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学大学院修了。「料理人季蔵捕物控」「口中医桂助事件帖」「鶴亀屋繁盛記」「余々姫夢見帖」「お医者同心中原龍之介」「鬼の大江戸ふしぎ帖」「はぐれ名医」シリーズなどの時代小説を精力的に執筆するとともに、現代ミステリー「青子の宝石事件簿」シリーズ、『わらしべ悪党』も刊行。

「2023年 『花人始末 椿の花嫁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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