- Amazon.co.jp ・本 (541ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758433280
感想・レビュー・書評
-
南アルプスの山中に現金20億円を積んだヘリコプターが墜落。その金は台湾マフィアが裏金を国外へ運び出す為のものだった。同僚をマフィアに殺された刑事・尾方、元台湾マフィアの功刀、組織の面子の為に、また己の野望の為に、二人を追いかける台湾マフィアの殺し屋・揚烈輝。それぞれの野望とプライドを賭けての現金争奪戦が始まった―。極寒の苛烈な雪山の中での壮絶なるサバイバル戦。20億の現金を手にするのは果たして誰なのか…。
出てくる登場人物、誰にもまったく共感できないのに、最後まで読ませるのはなぜだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新書としてのタイトルは『クライム』。文庫になってタイトルが変わったみたい。前半は新宿・歌舞伎町を舞台にどす黒い面白くもない物語が展開する。樋口明雄作品初めてのハズレかと思ったが、中盤から山に入り、一変。それまでの登場人物が複雑に絡まり合って、重なりあう。特徴は主要登場人物がみんな悪人だということ。そのせいで途中までは結構不快だった。
功刀と千晶の最後は納得行かなかった面もあるが、最後は樋口明雄、最後はしっかりと締めてくれた。 -
中国マフィアと新宿署の刑事。
彼らの攻防の舞台は、歌舞伎町から南アルプスへと飛ぶ。
樋口明雄の作品に登場する人物は、みんなとても魅力的です。
本書のキャラクターも際立つ人ばかり。
いつも、同じキャラでの続編が読みたくなってしまう。
また、終わり方もとても気持ちが良く大好きです。
樋口作品にはまってしまいます。 -
この作者の他の作品の方が好き。
-
ん⁇前読んだのが面白かったな~
-
山モノ前作に比べるとちょっと...
イメージは六平!