警察庁から来た男 (ハルキ文庫 さ 9-3)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758433396

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  • 北海道警察本部に警察庁から特別監察が入った。監察官は警察庁のキャリアである藤川警視正。藤川は、半年前、道警の裏金問題の為に百条委員会でうたった(証言した)津久井刑事に監察の協力を要請した。一方、札幌大通署の佐伯刑事は、ホテルでの部屋荒らしの捜査を進めていた。被害者は、すすき野の風俗営業店で死んだ男の父親だった。大通署に再捜査の依頼の為、そのホテルに泊まっていたのだという。佐伯は、部下の新宮と事故現場に向かうのだが…。

  • 一作目より面白くなってる。それにしても、実際の解決にほとんど日数を要していない、ものすごく優秀な人達ですな。とはいってもそれほど御都合主義さは感じないけれど贔屓目だろうか。まあ、贔屓してるわけだが。

  • 警察官僚も、ふつうの官僚とあまり変わらないんだなぁ。
    警察の中でも刑事はやはり別格か。公務員ではないな。笑

  • 終わり方が最高だった。すごいドキドキ感がたまらない。

  • 道警シリーズ2作目。今回も津久井さんと佐伯さん、グッジョブ!!笑う警官で謎だった何故警官とばれてしまったのかもなんとなく解決して、チョッとスッキリ。

  • 「笑う警官」で登場した津久井・佐伯・小島などが再び物語を動かしていく。
    かつて津久井たちが失敗した囮捜査。
    失敗したのは誰かが情報を流したのでは?という疑問を、違う捜査を進めていく中で佐伯たちは持ち始める。
    警察内部の不正を暴いた津久井は警察官として正しくない行いをしたのか?
    内部告発とは組織に対する裏切りなのか?
    組織を思えばこその行動も、保身に汲々としている人たちにとっては、脅威であり迷惑な行為でしかないのだろう。
    警察官も、警察官僚も、そして一般市民も、みな同じ人間のはずだ。
    不正は良くないことだと誰もが知っている。
    それでも、組織の中で不正がまかり通るのは、それを必要とする人たちがいるからだ。
    倫理観の薄い者が上層部を占めるようになれば、きっと組織は内部から腐っていく。
    津久井のような警察官が大多数だと信じたい。
    そして、やはり正義は強いのだと思いたい。
    気持ちのいい終わり方に好感が持てた。

  • 北海道警察本部に警察庁から特別監察が入った。監察官は警察庁のキャリアである藤川警視正。藤川は、半年前、道警の裏金問題の為に百条委員会でうたった(証言した)津久井刑事に監察の協力を要請した。一方、札幌大通署の佐伯刑事は、ホテルでの部屋荒らしの捜査を進めていた。被害者は、すすき野の風俗営業店で死んだ男の父親だった。大通署に再捜査の依頼の為、そのホテルに泊まっていたのだという。佐伯は、部下の新宮と事故現場に向かうのだが…。『笑う警官』に続く道警シリーズ第二弾。

  • 道警シリーズ第2弾。「笑う警官」で随分もやもやしたが、道警裏金事件は実話だったのか。フィクションでカッコよく書きたくても最低限のしばりがあって、前巻でのキャリアの自殺は外せなかったのだ。この巻での、出頭を命じた山岸に逃亡され、更に暴力団に殺害されてしまうというミス(またか!)もまた外せなかったのだと納得。すっきりはしないが、仕方がない。現実とはこういうものだ。と理解すると、俄然面白くなってきた。次巻も楽しみだ。

  • 第2弾。
    今はまだチームでは無いが
    事件発生時にちょっとだけ互いに協力し合い
    絆を深めている最中?のメンバー。

    現代版必殺仕事人?風である。

    話的には面白かったけど
    決定的な証拠をつかんでいた
    若い女の子があっさり殺されちゃって
    しかも刑事が守りきれずに・・
    親御さんの気持ちを考えると
    いたたまれない・・・・(入り込みすぎ?)

    次は第3弾!
    当然購入済みである。

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著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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