いわくつき日本怪奇物件 (ハルキ・ホラー文庫 ふ 1-2)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.24
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本棚登録 : 69
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758433587

感想・レビュー・書評

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  • 口コミ怪談。
    とある人から聞いた某所でのこと。
    と、いうくだりで始まる怖い話。
    ちょっと腑に落ちない変な感じなのも含めて怪談ってこういうものかな。
    収集系怖い話は読んでいて楽しい。ラジオを聞いているような感じ。

  • 表紙がポップ過ぎないか?(笑。いわくつき物件を舞台にした怖い話が楽しめました。「ぺこぺこさん」は異色だったかな。

  • そういう類の物件の話が盛り沢山なのだろうと思いワクワクしながら読んだら、物件の話は僅かで、心霊スポットやヒドイのが殆どがただの恐怖短編の寄せ集め。ハルキ・ホラーさんこれはダメです、、、

  •  書名の通り、家やビルなどの建物や土地が舞台の怪談を厳選してまとめられた怪談集。途中途中に有名な心霊スポットが紹介されているので、お近くの方は、肝試しにでも行ってみてはいかがでしょうか。
     もちろん、私は行きません。

  • もう少し土地や建物にまつわる、というか物件そのものの話が多いのかと期待したんだが、これは著者が前書きでも書いていたようにネタギレなんだろうなぁ

  • ●「場所」という「縛り」を設けた怪談集。
    《カップルの幽霊が現れるキャンプ場、死んだはずの患者が暴れる病院、事故物件なのに使われつづける写真スタジオ。コンクリートの中に佇む謎の老婆…。書面には書かれずに噂だけがまとわりつく“ほんとうにあった”数々の「いわくつき」建物。怪談文学に新風を巻き起こした著者がおくる、選りすぐりの恐怖の不動産コレクション。 》
    ★事故物件(自殺・殺人等)の不動産屋の告知義務:「次」の契約者まで。「次の次」には告知義務は無いとの事。
    ★撮影スタジオに事故物件が多い理由:事故物件は買い手・借り手が付き難い為、スタジオ等に「レンタル」利用される。(撮影現場に霊が寄って来ると言うより、もともと霊のいる場所で撮影をしているので怪事エピソードが多い、と述べられている)

    P.74  【将門塚】
    http://www.digistats.net/doc/20509.htm
    《関東大震災後、大蔵省が大手町に仮庁舎を建てた時、「将門塚」をぞんざいに扱った祟りで、時の大蔵大臣早速整爾以下、関係者十名が次々と急死し、武田政務次官らが怪我を負ったと伝えられる。また、終戦後、GHQが「首塚」を撤去しようとしたが、ブルドーザーが横転して死傷者が出るなど怪奇現象が続発し、遂に、撤去を断念した伝説もある。》
    ★ウィキペディア:大蔵省→平将門の首塚
    《関東大震災の直後、政府は大蔵省の敷地内にあった平将門の首塚を取り壊し、そこに仮庁舎の建設を計画した。その時起きた異変で時の大蔵大臣早速整爾ほか十四名が謎の死を遂げ、将門の祟りかと恐れおののいた政府は慌てて首塚を元の様に戻している。また1940年は将門没後丁度千年目であったが、激しい落雷で当時の大蔵省を始めとする官庁街は火災のために全焼し、慌てた大蔵大臣が将門鎮魂祭を催したという。首塚に手を付けると何かが起こると言う伝説は今もなお生き続けている。》
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E8%94%B5%E7%9C%81#.E5.B9.B3.E5.B0.86.E9.96.80.E3.81.AE.E9.A6.96.E5.A1.9A

    ★事故物件マップ(まとめサイト)
    http://matome.naver.jp/odai/2125352540815431183
    ★事故物件マップ(大島てる)
    http://www.oshimaland.co.jp/
    (地図を拡大すると現れる「黄色い炎」アイコンをクリックすると事故情報(日付・番地・内容)が表示される)

    p.22 【SDトンネル】
    :千駄ヶ谷トンネル http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E9%A7%84%E3%83%B6%E8%B0%B7%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB

    p.24 【Kトンネル】
    :小坪トンネル(こつぼとんねる)は、神奈川県鎌倉市と同逗子市小坪にまたがる、小坪隧道のこと。同名の「小坪隧道」が2ヵ所にある。
    隣接する逗子隧道、名越隧道、新小坪隧道、新逗子隧道、新名越隧道の計6つの総称として「小坪トンネル」もしくは「名越トンネル」と呼ばれることもある。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%9D%AA%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB

    p. 50【K北トンネル】
    : 江北橋(こうほくはし・おばけ橋)
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E5%8C%97%E6%A9%8B

    p.132 【SGトンネル】
    :六本木トンネル?(細菌研究所跡地?)
    http://piza.2ch.net/occult/kako/967/967492283.html
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E6%9C%AC%E6%9C%A8%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB
    ★(仮面ライダークウガ×ガリマバ(レディ・マンティス)+アギト(トリニティ・フォーム初登場)+555+龍騎)
    http://members.at.infoseek.co.jp/hiro_world2/location/roppongi.htm

    p.116 【C隧道】
    :仲哀峠 旧仲哀トンネル(ちゅうがい(地元での呼び名)・トンネル)
    http://www.geocities.jp/es62v/index.html
    :仲哀峠(ちゅうあい・とうげ)
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%B2%E5%93%80%E5%B3%A0

    p.145 【T基地】
    :築城基地(ついき・きち)
    航空祭・菊花展(供養・予算付き(この基地のみ・と記述))
    ★公式HP http://www.mod.go.jp/asdf/tsuiki/
    《福岡県築上郡築上町大字西八田に所在する、第8航空団等が配置されている航空自衛隊の基地。航空祭ではブルーインパルス飛行あり》
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AF%89%E5%9F%8E%E5%9F%BA%E5%9C%B0

  • 【目次】
    まえがき
     崖下のキャンプ場/SDトンネル/Kトンネル/板前/廊下の男/廃屋の声/縮んだ眼/北棟/夢のなかの記憶/K北橋/やめてくれ/病院スタジオ/べたべた/黒い顔/ほどろふ/将門塚/待て/雲/はじめての友だち/腕/鈴ヶ森刑場跡/佇むもの/混線/バケツのなか/トンネルの落書/某霊園/ビル街の草原/C隧道/硬い?/ケイコさん/SGトンネル/アイドルの写真/ゆきちゃん/T基地/踏切の老婆/空港脇大鳥居/獣道/ベッドの下/フロントの女/患者の声/元P編集部/霊安室/線香守/事故物件/ぺこぺこさん/枕/尾行者/笑い声/桜/鴉

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著者プロフィール

福澤 徹三(ふくざわ・てつぞう):1962年、 福岡県生まれ。ホラー、怪談実話、クライムノベル、警察小説など幅広いジャンルの作品を手がける。2008年、『すじぼり』で第10回大藪春彦賞受賞。著書に『黒い百物語』『忌談』『怖の日常』『怪談熱』『S霊園』『廃屋の幽霊』『しにんあそび』『灰色の犬』『群青の魚』『羊の国の「イリヤ」』『そのひと皿にめぐりあうとき』ほか多数。『東京難民』は映画化、『白日の鴉』はテレビドラマ化、『Iターン』『俠(★正字)飯』はテレビドラマ化・コミック化された。

「2023年 『怪を訊く日々 怪談随筆集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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