ナイトランナ- (ハルキ文庫 こ 3-22 ボディーガード工藤兵悟 1)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758433594

感想・レビュー・書評

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  • 傭兵経験のある主人公・工藤兵悟がボディーガードとして活躍する話。ボディーガードと言っても、東京都内で警察官とバトルしたり、拳銃ぶっぱなしたり、都市型ゲリラのよう。今野さんにしては、ちょっと安っぽい、軽薄な感じだが、結末が気になり、速攻読破。

  • 新しく読み始めた今野シリーズ。なんとなく潜入捜査の真田と似た雰囲気の主人公ですね。CIAに追われる女性をボディーガードする依頼を受け、ひたすら逃げまくる。

    追うものの目線・思考と追われるものの目線・思考の両面を描いているので、「あっ、その手はマズイよ!」とか、読み手にとっても予想される結末が見えながらも、工藤があの手この手でその結末を裏切る活躍をみせてくれるのが本作の一つのみどころでしょうか。

    最後は万事休すと思わながらも実は相手を術中にはめていたという展開でしたが、ちょっと駆け足感が出てしまっており、大どんでん返しの割には拍子抜けするくらいあっけない幕切れで、もう少し丁寧に描いてもよかったかなと思います。

  • エンタメ。

  • 隠蔽捜査シリーズで今野敏さんにハマってから少しずつ色々なシリーズを読み進めているんですが、今回はじめてちょっと読みにくいなと感じました。
    今野敏さんの文章は小難しくなくて素直にスッとはいってくるから読みやすくて好きなんですが、このシリーズは言い回しが少しキザな気がするというかなんというか…。工藤の硬派な雰囲気を醸し出すためにわざとそうしているのかもしれませんが、だったらヒロインの女の子はもう少しバカっぽくしても良かったんじゃないかと思ったりもします。まぁただの私の好みの問題なんですがσ(^_^;)

    内容は、
    全体的に格闘シーンは迫力があってよかったんですが、最後の解決のところが運任せすぎだったというか棚ボタすぎたというか。敵のプロフェッショナルさを強調していたわりに、こちらの思惑に気づかずに終わったのはトントン拍子すぎて物語のラストとしては物足りなく感じました。

    とりあえず次巻も読んでみます!

  • 派手な格闘があったり、カーアクションがあったりする割になんだか地味な雰囲気が残るのはなぜだろう?(^^;
    やはり、期限付きで逃げ回るっていう設定が派手になることを禁じているんだろうなぁ。舞台が日本なら警察力も考慮すれば無理できないし。
    ここら辺が、比較的リアルな方向の作品を残す今野の色というか限界というか。
    落ちについてはちょっとした意外性が。
    なんていうんだろう、「幻の女」の読後感と共通する何かがある感じ。褒め過ぎかもしれないけど。

  • テンポよく進んで行く。
    格闘する時の表現はすごいと思う。

  • 環境団体の女性が工藤に警備を依頼。CIAが襲いかかってくる。三日後に来日する大物にFDを渡す。ホテルに隠れるが部屋を見つけられる。電車で逃げる。ディスコに入店。
    運悪くCIA職員がいた。動きからCIAだとわかる工藤が3人を倒し逃げる。
    教会に逃げ、たてこもる。CIAの切り札が教会に潜入。昔の仕事仲間だった。3人で警察の包囲網を突破。仕事仲間はCIA側、アメリカ大使館に連れていかれた。
    環境団体の女性がデータを渡したい大物がアメリカ大使館にやってきた。同僚はCIAの仕事は終了。データを渡す
    工藤がやったことは司法取引でおとがめなし
    女は工藤の住むバーでバイトすることに

  • 安定の今野敏さん。
    ボディガードのこのシリーズは、途中から読み始めて、何故か今頃1冊目を読んでいます。

  • う~ん(-_-)
    主人公のキャラが。。。
    黒崎さんのほうが魅力的ではあるまいか。

  • 今野敏のこれまで読んだことのなかったボディガードシリーズ。途中、技の説明が多かったり、環境についての話が長くてそこは斜め読みした。最後の結末は、ギリギリまで予測できなかったけど、まーまーかなーということで星3つ。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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