公安捜査 3 (ハルキ文庫 は 3-5)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 96
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758433631

感想・レビュー・書評

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  • 公安捜査シリーズ 第3弾

    公安事案がらみで警視庁捜査一課強行犯三係・鹿取に呼び出された公安刑事・螢橋。
    しかし落ち合うアパート前で事故を起こしてしまった螢橋、かたや鹿取はアパートに踏み込んだ際に襲われ、気がつくと殺人事件の容疑者になってしまった。

    京楽フーズ社員殺人事件を追っていた三係だったが、北朝鮮の工作員がらみの事案が出てきて、警察上層部は隠蔽に走るため、三係を本部から解散させる。

    螢橋は京楽フーズと北朝鮮との陰謀を操る大物政治家・真中に三係と共にメスを入れる。

    因縁の真中を追いつめることが出来るのか!?


    ずっと追いつめられなかった真中との対決は見物でした。
    相変わらず難しいですが、螢橋が人間くさくなってきているような。

  • 鹿取刑事から呼び出された神奈川県警の公安刑事・螢橋政嗣は、鹿取の待つマンション近くで不審な人物をはねてしまうが、男は搬送先の病院から忽然と姿を消す。一方、鹿取は落ち合うことになっていたマンションの住人・佐藤友子殺しの被疑者として身柄を拘束されてしまう。鹿取は彼女の何を探っていたのか?そして姿を消した男と事件の関係とは?やがて事件の裏に、対北朝鮮利権に絡む売国的政治活動が浮かび上がってくるのだが…。好評の公安シリーズ第三弾。

  • 公安刑事・蛍橋の活躍を描くシリーズ第3弾。

    前作の因縁についに決着がつきます。ただ、事が事だけに何もかもすっきりとはいかず。その代わりと言っては何ですが最後の最後のあの人の登場で唖然としてしまいました。おかげでホタルさんの活躍がすんごくおとなしい印象に…(笑)

  • yonda...

  • ハマのホタルが回を重ねるにつけ優しさを出すようになってきたし、鹿取、児島の活躍も面白い。
    北の問題は闇の中、だとは思うが巧くかけているのだろう、作者の力量を感じる。

  • シリーズ第3弾。
    鹿取から呼び出された螢橋は、不審な人物をはねてしまい・・・
    北朝鮮モノは一応これで決着ってことかな。鹿取達との連携も取れてきたし、次も楽しみ。

  •  2009年46冊目です。通常の警察小説では、悪者や敵役扱いされることの多い公安刑事を主人公にした作品です。

  • 無粋だと思っていたハマのホタルも、3作目になるとかなり愛着が湧く。
    何より、1作目でホタルと共に主役を演じていた児島の成長ぶりが嬉しい。
    何となく、この3作目でシリーズが終わりの気配も・・・
    せっかく愛着の湧いたハマのホタルと、鹿取&児島の捜一コンビのやり取りをまだまだ見守りたい。

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著者プロフィール

一九四九年生まれ。高知県出身。関西大学法学部卒。二〇〇〇年、『公安捜査』で作家デビュー。同シリーズの他、「捌き屋」「男の詩」「CIRO︱内閣情報調査室」「麻布署生活安全課 小栗烈」シリーズ、『禁忌』『烏合』など著書多数。

「2020年 『捌き屋 行って来い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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