バトル・ダ-ク (ハルキ文庫 こ 3-24 ボディーガード工藤兵悟 3)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758433730

感想・レビュー・書評

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  • 工藤兵悟シリーズ第三弾。今回のミッションはイスラム組織を名乗る誘拐犯から人質を救出すること。イスラムゲリラとのバトルシーンが思ったよりあっさりでした。水木亜希子を連れていく必要があったんだろうか?

  • 傭兵時代の旧友ジェイコブがガードする国際ジャーナリストが連れ去られ人質に。工藤に助けを求めるもなかなか首を縦に振らないが、最終的にはジェイコブとともに亜季子と黒崎も従え人質救出に向かうことに。

    なんだかんだで本作は終盤の救出作戦に尽きますかね。非常に見応えのある展開で、警察の無能さも際立っており、関係者が呼んだら怒るかも…。

    それにしても人質に取られた磯辺が受けた仕打ちは考えただけでゾッとします。あと、序盤でジェイコブが磯辺のガードに失敗しますが、あれほどのプロがまんまとやられるのはちょっと腑に落ちないというか、まぁ物語のお約束というところでしょうか、ここで誘拐されたいと物語がはじまらないですからね。

  • 軽快で、テンポ良く。

  • 工藤は傭兵を止められない?

  • ジャーナリストがイスラム文化の本を出版。イスラム教を批判したとして死刑判決と恐喝される
    出版社と自分200万円払い警備会社のジェイコブに依頼。ジェイコブは工藤に手伝いを頼むが断られる。著者はとめられたが外出。帰宅し、自宅内を確認する間に銃で襲われ誘拐。黒崎と亜希子にけしかかられ工藤が救出に参加。身代金1億円。営利目的の誘拐。銃を裏ルートで購入した。バイヤーから誘拐犯が判明。マサムネとインラン人3人組の傭兵。担当編集者は警察より工藤達を信頼
    誘拐犯は戦争をイメージ。わざと公衆電話から長い電話をして箱根に警察をおびき出す。「包囲した。」で機動隊の位置がわかった。ゲリラ戦で相手の場所をいう奴はいない
    機動隊長が右肩を撃ち抜かれ倒れた。
    手榴弾のトラップをかわし、イラン人二人を肉弾戦、銃で倒す。ジェイコブが別荘に忍び込み人質を救出。自分は姿を見せられないので機動隊に自分で歩いていくように指示。人質救出で撤退。亜希子が木から銃で撃ちながら撤退。亜希子が木から降ろす時にマサムネに人質にとられる。黒崎が助けに行く。ドスで襲いかかあるが撃たれる。工藤がイラン人を射殺。マサムネが工藤を撃つ前にジェイコブがマサムネを射殺。黒崎は一命をとどめる。

  • う~ん。

  • 日本の警察とのある意味戦いのような本作。
    状況が、文章の描写から頭に描けて
    まさにダークの中のバトルが激しく描かれていた。

  • 相変わらずテンポが速くて良い。
    黒崎と亜希子が救出作戦に参加して良いアクセントになっていた。
    アクションシーンが短めな気もするがダレないためには良いのかな。
    このシリーズは好きなのでどんどん続編を出して欲しい。

  • ボディガード工藤兵悟シリーズ第3弾。
    誘拐された国際ジャーナリスト。
    傭兵時代の級友からの依頼で、その救出に乗り出す。

    いつも通りのスピーディな展開は読者を飽きさせずに、
    最後まで一気に読了させてくれる。
    気軽に読める今野作品は、いつでも大歓迎。

    次巻も発売されたので、読むことを楽しみにしたい。

  • 2014/2/20 8読了

  • アクション物が苦手な私でも、今野作品は楽しめるから不思議。登場人物に心があるからでしょうか。工藤兵悟3部作も楽しく読ませて頂きました。

  • 「血路」を改訂・改題

  • 今野作品にははこういうジャンルもあるんですね・・・ 第2弾が見つからなかった。

  • ボディーガードものとはちょっとはずれていますが、シリーズ中では一番プロフェッショナルのお仕事って感じでしたね。
    やはり、巻き込まれ型よりは、本人にやる気のあった方が読んでいる方も気分がいいというか。(^^;
    警察の態度の悪さとか、作戦に入ってからの手際の良さとか、お約束ではあるものの、逆にお約束に沿った面白さの方が目立ちます。
    もう少しシリーズが続いても良かったと思うんだけどなぁ。

  • 2008/10/30 7&y にて購入
    2009/8/18〜8/19
    イスラム教に対して批判的な本を書いたジャーナリスト磯辺が、「イスラム聖戦革命機構」に誘拐され、身代金を出版社に対して要求してきた。出版社から依頼を受けた「バックラー警備保障」の、工藤の傭兵時代の友人ジェイコブが工藤に人質救出作戦を手伝うよう依頼してきた。果たして工藤達は無事人質を救出できるのか?

     ボディーガード工藤兵悟シリーズの最終巻。今号もかっこいいぞ、工藤。しかし、これでこのシリーズ最後なのが残念。今野さん、人気作家となった今、続編を望む!
     今度、ブッシュミルズを買いに行こう。

  • 2009.01.25 読

  • シリーズ第3弾。

    国際ジャーナリストがイスラム組織を名乗る犯人に誘拐された。ジャーナリストを警護していた傭兵時代の旧友から、人質の救出を依頼され、日本の箱根山中でゲリラ戦に突入。

    どうもデジャビュならぬ、既読感があって、巻末に、原版のタイトルは「血路」であるとのこと。読了後に書庫DBを調べたところ、まさしくそれであった。1995-05-28読了。

    おまけに、背表紙に小さく新装版とあったのを、これも後になって気付いたのだが、ハルキ文庫から2003年に出た初版本があって、これも既読であった。2003-07-20読了。さらに、さらに、シリーズ第2弾(チェイス・ゲーム)も初版本を2003-07-04に読了。新装本は、2008-10-08に読了であったことも、今頃になって気付くというていたらく。

    5年前に読んだ本の事を覚えていなかったとは。トホホ。

    何度読んでも面白い今野さんの作品であった、ということにしておきましょう。


    (2008/11/19)

  • 工藤兵悟シリーズの三作目。集大成的なストーリーで、主人公の持つ能力が今回はフルに発揮されている印象です。舞台のスケールもシリーズ中もっとも大規模です。今野作品のストックが底をついてしまいました。次は何を選べば良いのやら(今野作品で)。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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