月影の舞―立場茶屋おりき (時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758433907

感想・レビュー・書評

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  • 人を祈らば穴二つ。
    おりきさんに負けず劣らず幾千代姐さんカッコいい!
    それにしてもお武家社会はなんと堅苦しく生きにくい世界なのかと思う。
    それならば貧しくても商人の方が私もぜんぜんいいな。

    • 九月猫さん
      mao2catさん、こんばんは。

      >人を祈らば穴二つ。

      「呪わば」ではなく「祈らば」。
      すごくいい言葉ですね。


      ※※...
      mao2catさん、こんばんは。

      >人を祈らば穴二つ。

      「呪わば」ではなく「祈らば」。
      すごくいい言葉ですね。


      ※※※
      mao2catさんのレビューを読ませていただいて
      面白そうだなと思った『仏果を得ず』。
      さっそく買いに行ったのですが、わたしが行った本屋さんには
      置いていませんでした。残念(T-T)
      『あやつられ文楽鑑賞』はあったのでそちらを買ってきました。
      読むのが楽しみです(*´∇`*)

      また他のレビューも参考にさせてくださいね♪
      2013/02/21
    • mao2catさん
      九月猫さん、ありがとうございます。

      今この立場茶屋おりきシリーズにハマってます。

      『仏果を得ず』なかったですか?残念。
      『あや...
      九月猫さん、ありがとうございます。

      今この立場茶屋おりきシリーズにハマってます。

      『仏果を得ず』なかったですか?残念。
      『あやつられ文楽鑑賞』を先に読むのもいいですね!
      しをんさんの取材力もさることながら、ミーハーっぷり、つっこみどころに笑えますよ。

      こちらこそ九月猫さんのレビュー参考にさせてもらってます!
      2013/02/22
  • 隣の茶飯屋からの貰い火で、茶屋を全焼してしまったおりき。店を建築し、開業するまでと、店のものを様々な料理屋などで使ってもらうことにしたのだが。

    要領の悪い又平はその店の連中からいじめに遭い、店を飛び出す。

    火事を出した店の顛末。

    女中らのモヤモヤ。

    いろいろな悩みが次々に。


    またしても、全員で立ち向かう立場茶屋おり機の面々。

    涙がつきもの。

  • 家事で焼失した茶屋を立て替えることに。
    その間、他の店で働く従業員たち。
    おまきは、舞の練習をしているおさんを見てびっくり。又市の死、かわりに働くことになった弟又三、息子陸郎のところで過ごしていたおさわ、巳之吉の師匠の死、如月鬼一郎のその後を伝える妹倫江。
    鬼一郎には、生きてまた帰って来て欲しいと思う。

  • 11月12日~16日

    立場茶屋「おりき」の茶立女・おまきは、夜更けの堤防で、月影を受け、扇を手に地唄舞を舞っている若い女を見かけた。それは、幾千代の元で、芸者見習い中のおさんであった。一方、おりきは、幾千代から、茶屋の追廻をしていた又市が、人相の悪い男たちに連れられていたという話を聞き、亀蔵親分とともに駆けつけるが…。茶屋再建に奔走するおりきと、品川宿の人々の義理と人情を描ききる、連作時代小説シリーズ、第四弾。

  • おりき・・・立場茶屋シリーズ第4弾!
    茶屋にも火事だとか鬼一郎失踪(実は自害)
    だとか、かずかずの登場人物におきた出来事
    が群発しますが、おりきの心意気でみんなが
    幸せな居場所を得る
    女主人の成長譚ではないが、時々のお導き
    もあったりして読み応えあるシリーズですよ!

  • 自分で自分の人生を選べなかった時代だから、こうやって切り開くことができた人はほんの一握りだろう。

    親に酒代の為に売られかけた漁師の娘が、助け舟をもらいながらも「わたし本当は芸者になりたい」と言いきる勇気と情熱がすごい。

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著者プロフィール

1945年広島県生まれ。成城大学文芸学部卒業後、画廊経営、テレビプロデューサーを経て、執筆活動に入る。2003年「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞受賞。主なシリーズに「立場茶屋おりき」シリーズ、「照降町自身番書役日誌」シリーズなどがある。15年「立場茶屋おりき」シリーズで第四回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。

「2017年 『残りの秋 髪ゆい猫字屋繁盛記 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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