銀のなえし―鎌倉河岸捕物控〈8の巻〉 (ハルキ文庫 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.83
  • (9)
  • (16)
  • (16)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 186
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758433945

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2022年11月23日
    いい感じ。
    政次としほ、もうちょい甘いといいのに。
    江戸は寒かったんだね。

  • 政次君がどんどん成長している。
    松坂屋で培った品格に加え、剣の腕も、事件の見立ても、度胸も身につけてゆくので、立派な親分になりそうです。
    でもそれに僻まなくなり、若親分と立てる亮吉も偉いと思います。せめてしほちゃんぐらいは亮吉か彦四郎と一緒になって欲しいけど、既定路線なんだろうな。

  • 政次が若親分として就任しましてが、
    まぁ事件は日々起こりますねー。

    大店の危機を御用の筋で救ったことから、政次へ銀のなえし(かぎのついていない十手みたいなものだそうです)が送られました。
    金流しの十手と対になるような銀のなえし。銀て、固いの?とそんなことばかりが気になってしまう。
    しかし派手だなぁ。

    大店の手代出身なだけに、言葉遣いは丁寧で腰も低く手代風を装った潜入捜査もお手のもの。真面目に鍛練を積み道場の目録を授かっても更に剣の腕を磨き続け、勘は働く、度胸もある、裏長屋暮らしの江戸っ子でもあるから啖呵も切れる。完全無欠のヒーローすぎて現実味はない。

    びらびら簪をしほちゃんに贈ってプロポーズらしきことまで漕ぎ着けました。
    予定調和ね。

  • 安心して読める「鎌倉河岸捕物控」
    長屋育ちの幼馴染デコボコトリオが、それぞれのキャラを際立たせながら成長してお江戸の事件を解決する、というスタイルが次巻を期待させるのだろう。この8巻になって皆んな20歳位にはなってるのだろうか、金座裏の代替わりに向け、色恋含めて楽しみだ。
    佐伯泰英の小説が時代劇ドラマとして人気が高い事も納得出来る。

  • 2015/12読了。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    “銀のなえし”―それは、ある事件の解決と政次の金座裏との養子縁組を祝って贈られた捕物用の武器。宗五郎の金流しの十手とともに江戸の新名物となる、と周囲が騒ぐのをよそに、冷静に自分の行く先を見つめる政次。そう、町にはびこる悪はあとを絶つことはないのだ。亮吉・常丸、そして船頭の彦四郎らとともに、ここかしこに頻発する犯罪を今日も追い続ける政次たちの活躍を描く大好評シリーズ、新装版第八弾。

    1月7日~10日

  • しほちゃんと所帯を持つのか?

  • 政次をはじめとする4人の成長っぷりが見れてよかったです。ただ事件は過去7冊と比べるとマンネリというか小粒というか。あくまで過去7冊と比べてで、おもしろくはあるのですが。

  • 借りてた8冊読み終えちゃった。。
    ここ2週間の私のサプリだったわ。

  • 初売りの荷を取り返した政次若親分(前巻で正式に跡取りを名乗り若親分になっていた)に、十手替わりの銀のなえし(棒状の武器)がお礼として与えられて、これで金銀打ち揃って華になるねえという巻。頭もいいしカンも働き、骨身は惜しまず肝も据わって、剣の腕はめきめき上達し、しかも言葉使いは丁寧で腰が低いというなかなかイイ感じのキャラいなりつつある政次若親分vv もうひとつの賜り物金銀びらびら簪(!)をしほちゃんにあげてプロポーズvvまで頑張っちゃう。

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

佐伯泰英の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×