花散らしの雨 みをつくし料理帖 (ハルキ・時代小説文庫)

  • 角川春樹事務所 (2009年10月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (293ページ) / ISBN・EAN: 9784758434386

感想・レビュー・書評

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  • 「旭日昇天」

    一冊読む間に17回は「お澪坊頑張れ」と声に出してしまうことで知られる『みをつくし料理帖シリーズ』の二です

    「旭日昇天」意味は、勢いがきわめて盛んなたとえ。朝日が勢いよく天空に昇る意から。とのこと
    そして澪の幼馴染の野江に易者が見た相であります

    澪の「雲外蒼天」と対をなす相で、澪と同じく大坂での洪水で家族を失い吉原で遊女あさひ太夫となった野江はシリーズもう一人の主人公なのかもしれません

    ただ陰ながら澪を助けるあさひ太夫は吉原の壁に阻まれまだ姿を見せません
    二人が再会するときはそりゃあもう感動するに違いない!あんまり引っ張らないでほしいです!

    今回はこれまでも澪を助けてきた長屋のご近所さん大工の伊佐三がカッコよかったんよ!

    澪のほのかな恋の行方も気になるなるなーるな第三巻はこのあとすぐ!
    (あ、まだ借りてきてなかった)

    • ひまわりめろんさん
      めっちゃ面白いよ!
      ほんとはゆっくり読み進めようと思ってたんですがどうやら無理っぽいw
      どんどん読んでどんどんウズウズさせたいと思います
      ウ...
      めっちゃ面白いよ!
      ほんとはゆっくり読み進めようと思ってたんですがどうやら無理っぽいw
      どんどん読んでどんどんウズウズさせたいと思います
      ウズウズレビュアーとして名を馳せます
      2022/11/15
    • みんみんさん
      うちのポンコツ図書館での新刊は
      あきらめたよ(*´-`)
      我が身をいくチョイスでいくわ‼︎
      うちのポンコツ図書館での新刊は
      あきらめたよ(*´-`)
      我が身をいくチョイスでいくわ‼︎
      2022/11/15
    • ひまわりめろんさん
      うちところも新刊はそこまで得意じゃないんよね

      ただ隣町の図書館がすごい早くてしかも複数冊入れてくれるのでそっちで借りてます
      みんみんの環境...
      うちところも新刊はそこまで得意じゃないんよね

      ただ隣町の図書館がすごい早くてしかも複数冊入れてくれるのでそっちで借りてます
      みんみんの環境や普段の移動手段が分からんからなんとも言えんけど行動範囲を広げてみるのも一考かもね
      2022/11/15
  • ムカムカ、イライラ 悪いことする人達に対して。
    ハラハラ、オロオロ 家族(同然の人達)に対して。
    ドキドキ、ワクワク 澪の恋の予感。

    そして....

    グウウゥ、グウウゥ 私のお腹から聞こえるよ?
    空腹なんかに負けずに、次巻も読んじゃうよ?

  • 人情溢れる江戸の話。新しいメンバーも増え、ちょっと恋バナもあり、幼なじみも出てきて、夢中で読んでしまった。出てくる新作の料理もおもしろく、惹かれる。主人公の「澪」は「身を尽くし」のみお。だからみをつくし料理帖なのね。

  • みをつくし料理帖第二弾。
    場所を移し新たにスタートしたつる屋。
    ふきやりう、清右衛門や美緒という新しい登場人物も加わり益々面白くなってきました。
    これから始まる?恋の行方も気になるところ!

  • 花散らしの雨という題名から、澪の周りの女性に困難が降り注ぐのだろうか?もしそうなら澪はどう乗り越えていくのだろうか?刹那さや儚さを題名から感じながらページを捲った。
    今回登場のふき、幼馴染の野江、おりょう、そして澪と美緒、彼女たちの雲外蒼天が描かれる。

    雲外蒼天と旭日昇天、どちらも見上げる空は同じだ。澪を取り巻く人びとの人情味の描写がなんとも美しい。高田郁さんの表現力は、日常の中のひとコマまで感情豊かに表現されているから、大好きだ。そして4つの作品も雲外蒼天だ。

    それぞれへの想いを料理に込めるとともに澪の筋の通った考えや行動は読んでいて好感が持てる。料理はまだ発展途上であり続けるのだろう。季節の食べ物や食材を無駄にせず、大事にする姿勢には、ハッとさせられた。

    飽食の時代と言われ幾数年も経つ。これから私たちが困難を迎えた時に備え、常日頃から澪たちのように礼節を重んじ、モノを粗末に扱わず、質素に生きたいと考えさせられた。欲に憧れ、欲に溺れることは、なんとちっぽけなことなんだろう。

    澪の周りの女性たちにスポットをあて、今回もその人間関係の深みを料理を通じて、交えながら、高田郁さんの気持ちが伝わってくる作品だった。

  • 今回は病気、ケガ…ピンチの連続でした(/ _ ; )
    今回も!ですね。

    そして「ふき」ちゃん…
    切ないです!
    新しいキャラも増えて、ますます目が離せなくなって来ました_φ(・_・

    あっ!まだ2巻ですけどね笑

    一気に全巻読みますよ
    こりゃやめれんε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘


  • さすがに2巻目は読んでないはずと
    思ったにもかかわらず、やはり読んだ気がする
    この本。
    とはいえ、またも再読。
    澪ちゃんまた頑張ってた。
    きゅうりをさっと湯がいた忍び瓜。
    どんな味だろう。今晩、やってみようかな。

  • 人の「強さ」がたくさん詰まったお話だなぁと思います。
    自分の大切なものを守ろうとする気持ちだったり、辛いことがあってもひたむきに前を向く意志など、登場人物みなが強い信念を持って過ごしているところが素敵です。

    当たり前のように身分の違いがあって、今のように国が国民の権利を保障してくれる制度などは存在しない。
    そんな時代を生き抜いた人々は、一体どれほど強い心を持っていたんだろうと思います。

    そしてやっぱり、澪の作る和食がたまらなく美味しそうです…!
    その季節折々の旬の食材が、澪の手によって丁寧に調理される様が美しいです。
    小説なので文字を追っているだけですが、どこからともなく出汁の香りやお鍋がくつくつ鳴っている音が漂ってくるように感じます。
    和食って本当に美しいですよね。
    私もいつものめちゃくちゃな料理ではなく、(苦笑)
    丁寧に料理をしてみたいなぁという気持ちになりました。

  • みをつくし料理帖の2作目。

    不屈の精神で幾度もの困難に柔らかく立ち向かう澪の成長していく姿が良い。
    また料理の描写で想像力を掻き立てられる

    それから澪の恋の行方は?

    3巻が楽しみです^_^

  • 新しくなったつる屋。またまた登龍楼!ふきちゃんも加わって、新たな展開にハラハラしながら堪能しました。忍び瓜食べてみたい。

  • 展開が面白くなってきました。
    料理の名店「登龍楼」が澪の働く「つる家」に嫌がらせを・・・
    やり方が汚い。
    でも澪さんは負けない。
    がんばれ!!

    料理も美味しそうです。
    「忍び瓜」は是非作ってみたいと思いました。

  • 競い合う料理屋が献立の真似をして大変な思いをした澪。お店を軌道に乗せる苦労。そして深まる周囲の人たちとの関係。淡い恋を知り始めた澪のこれからに目が離せない。都度に出てくる料理の美味しそうなこと。

  • 映画にもなったみをつくし料理帖シリーズの第二巻である。第一巻では、主人公の澪と幼馴染で吉原遊郭の伝説の太夫となった「あさひ太夫」こと野江とのなれそめが語られた。第二巻では、遠いところにいてその姿を拝むのさえできない野江とのもどかしい交流も語られるが、一方で焼失してしまった澪が料理人を務める「つる家」が新たな地で再出発する様子も描かれる。

    新しい「つる家」も以前の店以上の賑わいとなり、店主の種市が新たな下足番として、まだ幼さの残る娘を雇い入れるところから物語は動き出す。第一巻で、料理店としては「つる家」が足元にも及ばないはずの大店である登龍楼が、澪が店で新たに出した料理とそっくりのものを店で出す、という事件が再び起こる。それは新たな下足番として雇った「ふき」がつる家に現れてから起きるのだが、その謎を解き明かすと、それは澪にも通じる物悲しいふきの運命を明らかにすることにもなっていた。

    文字を追うだけでも垂涎しそうな情緒あふれる料理の描写もさながら、日常にありそうな出来事を伏線として江戸人情を描き出す高田郁の手腕は、第二巻でも衰えを知らない。ミステリー小説のような大きな事件が起きるわけではないが、第二巻に収められた四つの作品のいずれも、読んだ後に思わず気持ちが温かくなる快さがある。同時に、号泣ではなく、滲むような涙を誘う。人情という人と人が触れ合う中で生まれる、小さなハレーションで、『みをつくし料理帖』は読む者の心を小さく、しかし絶え間なく揺さぶり続ける。この感情は、おそらくすべての読者に共通して心地よいものとなるはずである。

    江戸というと落語を思い出すが、落語の世界でも一見愚かなものが登場しつつ、そこには人と人との交わりがあり、最後は笑いで終わる。『みをつくし料理帖』では決して落語の世界のような笑いはないが、やはり人同士の交流、ふれ合いがあり、人はその交流の中で必ず何かしら成長するものなのだと教えられる。同時に、料理人として身を立てるのだという澪の強い信念が、成長の起爆剤であることもまた描かれている。澪の信念が、周囲の者たちの優しさを誘引する、ともいえるかもしれない。

    当時、女が料理を商うことは相当困難であった。完全に男性優位の社会で、それでもおのが信念を折ることなく料理と向き合う澪は、時に情に流されて涙を流したりする可憐さを備えているけれど、やはり強いのである。

  • 江戸を舞台に主人公の澪が次々に起こる不遇な出来事にも負けず、創意と工夫でおいしく心温まる料理を生み出し、料理人として成長していくお話。

     なんといっても澪を囲む人々がいい。凛としたたたずまいのご寮さん。情に厚いおりょうさん。長年、仕事をしてきて一本筋の通ったりうさん。機転のきくかわいらしいふきちゃん。女性だけでも、多様な人々を描き、場面ごとにはっとさせられる言葉を紡ぎだす。
     それに加えて料理の描写は、湯気や店の中にたちこめるにおい、、食欲をそそる見栄え、食べる人のうっとりした顔が目に浮かぶ。江戸には、このような豊かな味わいのする食事があったのか?と驚き、現代のそれと比べてしまう。

     ところで、文中に出てくる「こぼれ梅」というものは作者が作った言葉なのかとずっと思っていたけれど、今年知人から「こぼれ梅」(みりん粕のこと)を頂戴し、実在するものであることを知った。文中では「そのままお茶うけにいただく」とのこと。食べてみると確かに甘く、酒粕ほどアルコールを強く感じることもなくおいしい。私が食べたものは、見た目はしっとりしたおからのようで、ほろほろしている。調子に乗って食べると、酔ってしまいそうだった。
     このところ、「塩こうじ」が流行り、発酵食品ブームなので、案外ひっそりと身近なところにあるかもしれません。混ぜて焼くだけのケーキに入れてもおいしく、いつまでもしっとりしていましたよ。

  • みをつくし料理帖 第2弾。
    みんな一生懸命に生きてる。美味しそうな料理の数々。
    恋の行方も気になる…!!
    こぼれ梅を食べてみたい。

  • みをつくし料理帖シリーズ第2作。
    ついに澪の恋がうごきはじめました。

    でもそんなことより、つるやのご飯の美味しそうなことといったら。

    季節、旬を大切にし、丁寧に拵える料理の数々。たまりません。

    これでお酒をだしてくれたら、通い詰めるのになぁ。

  • 季節は水ぬるむ春。
    梅の花散る川面に架かる俎橋。

    魅力的な新しい人物も加わって
    ますます話が色鮮やかになってきた2巻。

    淡い黄金色の美しい味醂。
    満開の梅が零れたように見えることからついた
    味醂の搾り粕の「こぼれ梅」。
    優しい気持ちがつるんと詰まった葛饅頭。

    どれも美しく美味しそうなお料理と
    変わらぬ澪ちゃんたちの広く柔らかく
    温かい優しさに花ならぬ鼻散らしになりつつ。

    澪ちゃんの恋が少しずつ色を深めていくのにもドキドキ。
    切ない恋を胸に潜ませ、想い人をそっと盗み見する。
    夜空には大輪の菊花のような銀の花火。

    旭日昇天と雲外蒼天。
    恋も友情もすべて幸せな未来に続いていてほしい。

  • みおつくし料理帖の第二弾。今回は澪の妹分「ふき」が登場します。どの人物も魅力的ですが、この巻では「りう」婆さんがとてもいい。ほとんど二つ折りの腰曲がりなのに素早い身のこなし。更に地獄耳。「婆さんの見本市」りうさん最高です。いつかまた登場してほしい。澪にちょっと恋の予感がするような、しないようなというところも彩りを添えている。春は芽、夏は葉、秋は実、冬は根。澪が相変わらず艱難辛苦にあいながら、季節を料るすることが、読んでいても楽しく美味しい。今後も目が離せません。

  • シリーズ2作目。

    わかってたけど、めっちゃよかった!

    火打ちにあって
    場所を移した「つるや」で美味しい料理をだす澪。

    今回はりうばあちゃんがよかったな。

    みんな心優しくてあったかい。

    それが「つるや」のお店に現れるから繁盛するんだろう。

    ご近所の太一くんが元気になって
    最後、笑っててよかった。

    野江ちゃんと澪の「涙はこんこん」が、
    泣けて泣けてたまらんかった。

    2人を会わせてあげたいな。

  • シリーズ第2弾。
    前作でお店を焼失してしまい、新しい場所で新生・つる家を開業したところから、今作は始まる。
    前作で敵対していた登龍楼との絡みも気になっていたが、これは最初の方で案外あっさり解決。
    そのあとは、第1作目では分かりにくかった人間関係が少しずつ描かれていく。
    人間関係が見えてくると、自ずと作品自体に感情移入し、楽しくなってきて、この後、どうなるのだろう?と先が気になってくる。
    しかし、私は人間関係よりも、新しいお料理を生み出す時の澪のワクワク感が、文章から湧いてくるようで、それが溜まらなく楽しい。
    江戸っ子の知られざる食文化などにも驚かされ、このシリーズのファンの気持ちに、また1歩近づいた気がする。

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著者プロフィール

髙田 郁(たかだ かおる)
1959年生まれ、兵庫県宝塚市出身。日本の小説家、時代小説作家。元々は漫画原作者で、その時のペンネームは川富士立夏(かわふじ りっか)。
中央大学法学部卒業後、1993年集英社の女性向け漫画雑誌『YOU』で漫画原作者としてデビュー。その後山本周五郎の「なんの花か薫る」に衝撃を受けて、時代小説の執筆に至る。2006年「志乃の桜」で第4回北区内田康夫ミステリー文学賞区長賞(特別賞)を受賞。2007年「出世花」で第2回小説NON短編時代小説賞奨励賞を受賞。そして2008年に同作を含む短編集『出世花』で小説家デビューを果たした。
代表作に、全10巻で300万部を超える大ヒット『みをつくし料理帖』シリーズ。同作は2012年にテレビドラマ化。2013年に『銀二貫』が大阪の書店員らが大阪ゆかりの小説の中から「ほんまに読んでほしい」本を選ぶ「Osaka Book One Project」の第1回受賞作品に選出、2014年にNHK木曜時代劇にて林遣都主演によりテレビドラマ化された。

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