交錯: 警視庁追跡捜査係 (ハルキ文庫 と 5-1 警視庁追跡捜査係)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.33
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本棚登録 : 1247
感想 : 99
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  • Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758434539

感想・レビュー・書評

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  • 月刊ランティエ2009年1〜12月号連載のものを2010年1月ハルキ文庫刊。シリーズ1作目。沖田と西川がそれぞれに追う二つの事件が交錯する時、…。なんですが、まっすぐなストーリー展開で、素直に終わリました。興味深いところはなかったです。

  • ふたりは仕事の進め方も性格も違う、沖田と西川。
    そのふたりがそれぞれの事件を追うなかで、徐々に相手を認め合う仲になるっていうざっくりとしたあらすじしか思い出せないような、読了はしたけれどもここが面白かったーという箇所は見いだせず…

  • 3.4
    まずまず面白かった。
    ちょっと書き方が馴染まず読みづらかったけど、これは慣れの問題だと思うので、次作も続けて読んでいきたいと思う。

  • 【警視庁追跡捜査係シリーズ第1作目】
    アナザーフェイスシリーズ第を4巻まで読み終わったので、この警視庁追跡捜査係シリーズを読み始めた。

    書き方や話の進み方は、両方とも堂場さんが書いているのでなんとなく似ているが、事件性の質が違うので面白い。
    アナザーフェイスシリーズは捜査一課で、常に事件が起こってすぐに出動する。警視庁追跡捜査係シリーズは、警視庁捜査一課に設置された、未解決事件を専門に捜査する追跡捜査係で、事件が起きてすでに何年もの月日が経っている。
    沖田と西川のコンビが面白い。これからこのコンビがいろんな事件を解決していくのかと思うと、今後も読むのが楽しみ。そして、アナザーフェイスシリーズの大友・柴とどう絡むことになるのか。わくわくする。

  •  「そこまでつなげる(交錯させる)のは無理があるだろう!?と思うのに面白く一気読みしてしまった」そんな作品。でも「ミステリ」として見たら、最初から、あぁこれとこれが「交錯」するのね、どうせつながるんでしょ!と筋は見えてしまうので、そこを面白がるのではなく、人間ドラマを面白がるべし!私にとっては、初の堂場氏作品なので、他と比べることはできないが、シリーズ化してあるなら次を、それと他の作品も読んでみるつもり。

     タイプもやり方も違う2人の刑事。まさに水と油、お互いがお互いを馬鹿にし、時には羨み(?)、2人の追う、別々の事件。まぁ筋としてはこれらが交錯するのは読めるし、無理もある。しかし、人間ドラマとしてのこの2人の感情や感覚、生きている上ではかなり共感もでき、ちょっぴり、読みながら自分と重ね反省するところもあるんじゃないだろうか、そんなことも感じられる読後感。

     さらに、きっとこのコンビでぎゃあぎゃあ言いながら、次も事件を解決するんだろうなぁとシリーズになるのではと思えるような雰囲気も感じられた。

     さて、このシリーズの続きはあるのか、早速、検索してみよう。

  • 嫌厭する沖田と西川という2人の刑事の物語

    沖田が担当する通り魔事件
    西川が担当する強盗事件
    2つの事件が思いもよらない所で繋がっている

    強盗事件で盗まれた刀
    盗品と知らず、刀を買った人間が通り魔事件に遭遇
    通り魔を制止するために刀を使う
    通り魔は昏睡状態

    通り魔の方
    通り魔を制止する為とは言え…。というところ
    彼の勇気・正義感が無ければ、もっと多くの死人が出ていた
    ヒーローのように見えるが殺人未遂である

    ヒーローという世論と人に刀を振るってしまったという感触に苦しむ犯人に同情した


    沖田と西川は良い犬猿の仲で非常に面白かった
    お互いに嫌い合い認め合ってる
    良い距離感で付き合ってるのが分かる

    沖田さんはどういう家庭をもつのだろうか
    楽しみである

  • 「アナザーフェイス」でクロスオーバーしてたシリーズなので、とりあえず読んでみた( ´ ▽ ` )ノ
     全体の感じはあっちとよく似てるね( ´ ▽ ` )ノ
     2時間ドラマの原作っぽい( ´ ▽ ` )ノ
    「コールドケース」のバディもの( ´ ▽ ` )ノ
     本作ではアキバ通り魔事件をネタにしてる……((´д`))
     最後までスラスラ読ませるけど、いくらなんでも「偶然」が過ぎやしないか?……(´ヘ`;)ウーム…
     きれいにまとまったというべきか、ご都合主義ここに極まれりというべきか……(´ヘ`;)ウーム…

     まあ、なんとか賞を狙うようなもんでなく、あくまで時間つぶしの娯楽作だから、これでいいのかね?( ´ ▽ ` )ノ
     いずれ続巻も読むことになると思う( ´ ▽ ` )ノ

    2019/03/19

  • 警視庁追跡捜査係シリーズ第1弾。

    堂場作品の新しいシリーズです。

    警視庁の捜査一課に属する追跡捜査係とは、捜査が行き詰まっている案件を再調査し、解決へ導く部門。とあるが、実際は迷宮入りするかもしれない事件の尻ぬぐいの雰囲気を呈している。

    そんな係に属する同期の肉体派刑事・沖田大輝と頭脳派・西川大和が、犬猿の仲ながらも協力しあいながら事件を解決していく。

    それぞれが別々の事件を捜査していたが、それぞれの事件に繋がる物証が発見され、2人はコンビとなって事件の真相を突き詰めていく。

    ストーリー的にはありがちな話で、最後の犯人逮捕にも少しあっけなさと、「あっやっぱり」と読めてしまった部分もあり。
    序盤はよかったのになぁ。

    でも嫌いなキャラではないので、これからの2人の成長に期待です。

  • 架空の追跡捜査係、同期のしかしキャラの異なる二人の刑事がいがみ合いながらも協力しながら事件の解決に至る。そしてタイトルの通りそれぞれの担当する事件が…。一応シリーズの他のも見てみよ。

  • なにもかもがご都合で呆れた/ 気の合わない者同士がコンビを組んで――ってのがやりたいのがわかるが喧嘩と邂逅がわざとらしい/ 女々しい/ 犯人も短絡的でひねりがなく、すべての事象がオチへの都合で配置され、こんなに下らないミステリーは久しぶりだった/ こんな偶然の連続で物語を構成させてはいけない/ 

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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