桜の下で、もういちど (ハルキ文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 167
感想 : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758434720

感想・レビュー・書評

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  •  咲奈の気持ちが如実に伝わった。遣る瀬無さと共に切なさが去来する文体で私は好きでした。折り畳み式の携帯電話の頃の恋煩いは、連絡手段が限られているからこそ儚いのだと感じた。いつでも繋がっていてスムーズにやり取りできるスマホのメッセージアプリには無い趣を味わえた。
     図々しい面もあった咲奈だけれども、彼女に感情移入できたからこそこの評価なのだと考えた。

    いちいち周囲の何気ない言動に翻弄されてしまう人が嫌いな人には、咲奈は滑稽だと写ってしまうかもしれない。

  • 「アオハルかよ!」というより「アオハルだよ!」です(笑)

    高校の卒業~予備校~大学入学~2年目の春の再会の物語。
    咲奈の受験の失敗からの葛藤やら焦燥やらが痛いけれども、優しく暖かく描かれています。
    純粋に恋愛小説、大人なそういったシーン(笑)やキスさえもなく、けれども心の機微が甘酸っぱく。
    あと、春子のような現実もあるのですよね。

  • 予備校で浪人生活を送る主人公。彼は進学し遠距離になってしまっているという話。さっと全部読めた。が、彼氏(彼女)がいるのが当たり前、な雰囲気が受け入れにくかった。

  • 大学浪人で遠距離恋愛になった咲奈の予備校の友人達との日々とその先。良くも悪くもふわふわした等身大さで、それでも自己嫌悪に涙する所等含め引き寄せられた。彼氏でもないのに頭にぽんと手を置く享は馴れ馴れしくて抵抗があった。無自覚だったのが意外。優しい結末は甘ったるくて幸せなのにそれまでより少し物足りない。

  • 恋をしたくなった。

  • 主人公が浪人生活と遠距離恋愛で苦しんでるのが辛そう。
    自分が辛くて人に当たったりもしちゃうけど、ドロドロとはして無いです。
    亨の存在が凄く大きくて優しい内容になってます。

  • 大学受験での浪人と恋愛のお話。
    主人公の彼氏は受かり、主人公は浪人。
    2人は別々の生活を歩み始め、次第に気持ちが薄れていく...
    春、主人公が進学を遂げたとき、2人は分かれることを決意する。
    主人公も主人公の彼氏も今まで支えてくれていた人との関係を大切にし、前に進み始める。

    必死な時は人のこと思いやれないけど
    思いやることがすごく大切なんだって思わされた...
    相手を思いやるか...
    難しいなぁと思いながら読んでいました。

  • たしか某まとめサイトか何かで、“オススメの遠距離恋愛小説”として紹介されていた作品。

    早い段階から、ちょっと彼氏の描写少ないよな?まぁ遠恋だから仕方ないのか~と思ってはいたけども、中盤“事件”をきっかけに…あぁ~なるほど、そうきたか!と納得。
    でも、あらすじ等から勝手に色々な先入観を抱いて読み始めてしまったので、なんか想像してたのと違ーう!!という違和感が拭えず…。σ( ̄へ ̄;)ゞ

    でも結果的には良い意味での裏切りだったな、と。
    そんな風に思えるのは、ひとえに亨という人が魅力的だからなんだけどね♪笑
    優しいけど強い人~って、なかなかいないもんね☆
    それにしても“あの時点”で、本人に自覚がなかった~っていうのには驚きだったよ。Σ(゚∀゚;)
    まぁ、下心なく善い人ってことかな♥

    咲奈もね~、待たせる側と待つ側(どっちの方が辛かったかは分からないけど)、両方経験したからこそ見えてきたものっていうのがあると思うので。((-ω-`〃)
    浪人とか、遠距離とか…遠回りしたけど、どれ一つとして無駄じゃなかったなと。どれ一つ欠いても、今と同じ場所に辿りつくことは出来なかっただろうな~と思う。

    当初の予想とはだいぶ違う話だったけど、最終的に、すべての恋が落ち着くとこに落ち着いて――…
    みんなに春がきて良かったなと思う*

  • わたしも浪人時代を過ごしました。
    自分にもこういう仲間がいたらなと思う反面、
    経験した人しか味わうことのない
    その時間がほんの少し愛おしくなりました。

  • 受験に失敗し、遠距離恋愛になってしまった主人公。
    お互いに気を遣い合い連絡もままならない毎日。
    大学生になり大人びていく同級生に劣等感を覚え、焦りと不安と闘いながらの浪人生活。
    予備校で出会った気の合う仲間とともに、来年こそは彼と同じ東京へと勉強に励むが・・・。


    春から始まり、季節ごとに章がわかれています。

    だからと言って展開が急な感じもせず、すっと入り込めて読みやすかったです。
    主人公の浮き沈みや揺れる感情が共感できて、読んでて一喜一憂してしまいました。

    青春、ですね。

    純粋でまっすぐで不器用で。

    その不器用さが愛らしい。

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