桜の下で、もういちど (ハルキ文庫 い 11-2)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 180
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758434720

感想・レビュー・書評

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  • 主人公と全く同じ状況ではないけど違う形で置いてけぼりの状況になったことがあるからなんとなく感情移入してしまった。自分がいない場所で変わっていく人を考えたりそれを実感すると、妙に不安になる。

    後半いきなりの急展開でううーん?ってなったけどまあこんなもんかな。

  • 雨降って地固まる。みんな納まるところに納まって、最後の泣き笑いにホッと優しい気持ちになれる。

  • 記録

  •  咲奈の気持ちが如実に伝わった。遣る瀬無さと共に切なさが去来する文体で私は好きでした。折り畳み式の携帯電話の頃の恋煩いは、連絡手段が限られているからこそ儚いのだと感じた。いつでも繋がっていてスムーズにやり取りできるスマホのメッセージアプリには無い趣を味わえた。
     図々しい面もあった咲奈だけれども、彼女に感情移入できたからこそこの評価なのだと考えた。

    いちいち周囲の何気ない言動に翻弄されてしまう人が嫌いな人には、咲奈は滑稽だと写ってしまうかもしれない。

  • 「アオハルかよ!」というより「アオハルだよ!」です(笑)

    高校の卒業~予備校~大学入学~2年目の春の再会の物語。
    咲奈の受験の失敗からの葛藤やら焦燥やらが痛いけれども、優しく暖かく描かれています。
    純粋に恋愛小説、大人なそういったシーン(笑)やキスさえもなく、けれども心の機微が甘酸っぱく。
    あと、春子のような現実もあるのですよね。

  • 予備校で浪人生活を送る主人公。彼は進学し遠距離になってしまっているという話。さっと全部読めた。が、彼氏(彼女)がいるのが当たり前、な雰囲気が受け入れにくかった。

  • 大学浪人で遠距離恋愛になった咲奈の予備校の友人達との日々とその先。良くも悪くもふわふわした等身大さで、それでも自己嫌悪に涙する所等含め引き寄せられた。彼氏でもないのに頭にぽんと手を置く享は馴れ馴れしくて抵抗があった。無自覚だったのが意外。優しい結末は甘ったるくて幸せなのにそれまでより少し物足りない。

  • 恋をしたくなった。

  • 主人公が浪人生活と遠距離恋愛で苦しんでるのが辛そう。
    自分が辛くて人に当たったりもしちゃうけど、ドロドロとはして無いです。
    亨の存在が凄く大きくて優しい内容になってます。

  • 大学受験での浪人と恋愛のお話。
    主人公の彼氏は受かり、主人公は浪人。
    2人は別々の生活を歩み始め、次第に気持ちが薄れていく...
    春、主人公が進学を遂げたとき、2人は分かれることを決意する。
    主人公も主人公の彼氏も今まで支えてくれていた人との関係を大切にし、前に進み始める。

    必死な時は人のこと思いやれないけど
    思いやることがすごく大切なんだって思わされた...
    相手を思いやるか...
    難しいなぁと思いながら読んでいました。

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