ラ・パティスリー (ハルキ文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 557
レビュー : 97
  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758434737

感想・レビュー・書評

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  • 2005年11月角川春樹事務所刊。大幅に加筆修正して2010年5月ハルキ文庫化。パティスリーの人情仕事小説。記憶障害を使って、演出する謎はわざとらしさが過ぎて、あまり楽しめませんでした。

  • 関西地方のフランス菓子店(ラ・パティスリー)<ロワゾ・ドール>。
    新米の森沢夏織が朝の準備に出勤してみると、見知らぬ男がなれた手つきで飴を作っていた。
    それが記憶をなくした男市川恭也との出会いだった。

    甘いお菓子に関係した、甘くない人間関係と、過去と未来のお話です。連作短編で、恭也と夏織との関係を描いていきます。

    お菓子屋さんの内部のお話がちゃんと書かれているように思いました。
    終わり方もいいです。

  • 随分前にショコラティエの勲章を読んでいて、遡る形でこちらを読了。

    淡々としていてかつ読んでいて疲れない。
    でてくるケーキがどれも美味しそうだし、謎ときのバランスもいい。

    特に悪人も出ないし。
    正月一発目の読み物としては上々!

    沖本さんや長峰シェフの話が出るのはいいですね!

  • 期待し過ぎていた為、特に感じることはない

  • 美味しいものが出てきて、なおかつ日常的なミステリー…が読みたくて、「ショコラティエの勲章」を探していたけど在庫がなかったので、ひとまず前作にあたる、こちらから読んでみることに。

    おっ!さっそく謎のパティシエ市川恭也が登場…この登場は面白い。対して、主人公夏織や洋菓子店の日常、現状などが綴られながら、さらに、舞台となる洋菓子店ロワゾ・ドールに訪れる「あの(時の)味」を求める客人たちの謎解きも挟み込まれて…。ついに恭也の謎も解り…。ちょこちょこ色々なストーリーが織り込まれていて、大きな謎解きは無いけど、面白くさくさく読めた。

    ケーキに例えるなら、地味だけど丁寧につくられた定番のショートケーキ。インパクトは強く無いけど万人受けする優しい味。
    で、ショートケーキ美味しかったから、今度は違うケーキも食べたいなぁ思わせられた作品。
    なので次は取り寄せた「ショコラティエの勲章」か、5年後の話の「菓子フェスの庭」も食します。

  • 目次:第一章 金の鳥、銀の鳥、第二章 名前のないケーキ、第三章 変遷、第四章 楓のアイスクリーム、第五章 メモワール、第六章 彰一、第七章 ショコラトリー、第八章 旅立ち

  • あれ、ファンタジー?って思ったら結局ファンタジーでも何でも無かったって言うちょっと今までとは逆パターン。
    もっとなんか展開するかと思ってちょっと期待し過ぎた。
    ものすごくケーキを食べたくなる。

  • 洋菓子店で働く新米パティシエの夏織がいつものように早朝に出勤すると、見知らぬ男が厨房で菓子を作っていた。
    その店のシェフだと言い張る男は記憶喪失にかかっていた。オーナーとの話し合いにより、一時的に店で働くようになった男に夏織は次第に惹かれていくが…。

    SFをたくさん書いている作家さんなので、てっきりSFかミステリだと思って読んだのですが全然違いました。

    最初は密室状態の店に忽然と現れた男というミステリ小説のような始まりでしたが、実際はパティシエたちの日常と苦労、洋菓子店の経営の困難さを描いたお仕事小説です。

    製菓業界の内幕を克明に描いていてとても興味深かったです。

    職人たちの高いこころざしや苛烈な努力には感嘆させられますが、その分、彼らの人間模様は淡々としていて最後まであっさりしてました。
    もうちょっと人間ドラマにひたりたかったので肩透かしをくらいましたが、まあ、このくらいがリアルというものか。。

  • 著者の本を読んだことがなかったのですが、楽しめました。映像にして見てみたくなるような、お菓子の描写が多かったです。また、味わって、ケーキを食べたくなりました。

  • 新人パティシエの夏織が出社すると、厨房に見知らぬ男、恭也が飴細工を作っていた、というミステリアスなスタート。でも、読んでいくうちに、夏織の成長話、恭也の謎の正体から、お店が関わる日常の謎、親子の確執、二号店出店のシェフ選びと、いろんなエピソードがギュウギュウに詰め込まれていて、乱雑な印象を受けてしまいました。同時にキャラクターもボヤけてしまっているような気も…もうちょっと的が絞られていたら、もっと面白く読めたのでは…?と思い少し残念に感じました。

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著者プロフィール

兵庫県生まれ。2003年『火星ダーク・バラード』で第4回小松左京賞を受賞し、デビュー。2011年『華竜の宮』で第32回日本SF大賞を受賞。同作は「SFが読みたい! 2011年版」国内篇第1位に選ばれ、『魚舟・獣舟』『リリエンタールの末裔』の各表題作、『華竜の宮』の姉妹編『深紅の碑文』と合わせて《Ocean Chronicleシリーズ》と呼ばれ、読者からの熱い支持を集めている。近著に『妖怪探偵・百目』シリーズ、『薫香のカナピウム』など。

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