ラ・パティスリー (ハルキ文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.32
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本棚登録 : 557
レビュー : 97
  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758434737

作品紹介・あらすじ

森沢夏織は、神戸にあるフランス菓子店"ロワゾ・ドール"の新米洋菓子職人。ある日の早朝、誰もいないはずの厨房で、飴細工作りに熱中している、背の高い見知らぬ男性を見つけた。男は市川恭也と名乗り、この店のシェフだと言い張ったが、記憶を失くしていた。夏織は店で働くことになった恭也に次第に惹かれていくが…。洋菓子店の裏舞台とそこに集う、恋人、夫婦、親子の切なくも愛しい人間模様を描く、パティシエ小説。大幅改稿して、待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 神戸にある菓子店に突然現れた一流の腕を持つ記憶障害の菓子職人。新人パテシエと謎解きと記憶探し。
    で、なんで彼はなんであの偽名?ただの雇われ職人が休日出勤の日に友達引き込んで合鍵まで渡してたなんて怖すぎ!
    ケーキ他美味しそうな描写で、甘いものが好きじゃない私も心惹かれました。

  • 主人公は新米スイーツ職人の夏織。
    ある朝彼女が出勤すると見知らぬ男性・市川恭也と出会います。一緒に働く事になった記憶喪失の市川は、誰もが認める実力者。最初は警戒していたけど、仕事を通して彼を知っていくうちに惹かれはじめます。
    よくある謎解きだけでなく、市川の過去と夏織の仕事を通しての成長と恋愛がパランス良く描かれています。
    「ショコラティエの勲章」の登場人物も得てきます。というか、先にこっちを読まないといけなかったんだ。

  • お菓子がとても美味しそう。
    いいにおいが漂ってくるような。

  • はじめは元バイト先の記憶を刺激されて少しつらかったけれど、それを越えれば最終的には華やかでとても良かった。

  • 記憶を失くした男の正体と、夏織の目標。

    ミステリーと構えて読んだので、少し拍子抜けだったかもしれない。人間の優しさや可能性を描く人情モノ。記憶のないパティシエの正体も、オーナーの息子も、正体を知っていて訪ねてきた男も。逆に言えば、後味が悪くなるような陰謀などは出てこないので、とても心温まる話。

  • ケーキの魅力が前面に出ている。語り手の成長譚、あるいは自立した生き方についての話というにはいまひとつ読み応えがない。著者はSF寄りの方と認識していたため、恭也についてはSFかミステリか迷ってしまった。

  • 2005年11月角川春樹事務所刊。大幅に加筆修正して2010年5月ハルキ文庫化。パティスリーの人情仕事小説。記憶障害を使って、演出する謎はわざとらしさが過ぎて、あまり楽しめませんでした。

  • 関西地方のフランス菓子店(ラ・パティスリー)<ロワゾ・ドール>。
    新米の森沢夏織が朝の準備に出勤してみると、見知らぬ男がなれた手つきで飴を作っていた。
    それが記憶をなくした男市川恭也との出会いだった。

    甘いお菓子に関係した、甘くない人間関係と、過去と未来のお話です。連作短編で、恭也と夏織との関係を描いていきます。

    お菓子屋さんの内部のお話がちゃんと書かれているように思いました。
    終わり方もいいです。

  • 随分前にショコラティエの勲章を読んでいて、遡る形でこちらを読了。

    淡々としていてかつ読んでいて疲れない。
    でてくるケーキがどれも美味しそうだし、謎ときのバランスもいい。

    特に悪人も出ないし。
    正月一発目の読み物としては上々!

    沖本さんや長峰シェフの話が出るのはいいですね!

  • 期待し過ぎていた為、特に感じることはない

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著者プロフィール

兵庫県生まれ。2003年『火星ダーク・バラード』で第4回小松左京賞を受賞し、デビュー。2011年『華竜の宮』で第32回日本SF大賞を受賞。同作は「SFが読みたい! 2011年版」国内篇第1位に選ばれ、『魚舟・獣舟』『リリエンタールの末裔』の各表題作、『華竜の宮』の姉妹編『深紅の碑文』と合わせて《Ocean Chronicleシリーズ》と呼ばれ、読者からの熱い支持を集めている。近著に『妖怪探偵・百目』シリーズ、『薫香のカナピウム』など。

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