夕映え〈上〉 (時代小説文庫)

著者 : 宇江佐真理
  • 角川春樹事務所 (2010年6月1日発売)
3.24
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  • 10レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758434799

夕映え〈上〉 (時代小説文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 歴史的背景もしっかり描写されてます

  • 時代に翻弄される家族の物語がよく表現できていたと思う。
    いつでも町人の暮らしは大変なのだ・・・

  •  地震関連で書くことが増えて本の感想がたまってしまったので、少しずつ。久々の宇江佐真理はちょっとこれまでとは違った歴史小説的なおもむき。ただ、それが成功しているかどうかは微妙な気がする。
     幕末から維新にかけての江戸~東京を舞台に、息子が幕軍に投じたためにごくふつうの一家が歴史の波に翻弄される様子を描く。これまでの江戸の町内ものではなく、歴史的な転換点の物語だけに史実描写がかなり多い。ただ、時代背景が数多書かれ尽くしている幕末維新なために、あちこちで何度も読まされた内容が繰り返されるのは正直退屈だ。物語の柱として重要な要素なのはわかるけれど、もう少しはしょってもいいのでは。
     あとは基本的にいつもの下町人情物で、それなりに楽しめる。上下2巻で長そうに見えるけれど、1冊が薄いのでボリュームとしては厚い本1冊分ていど。ならず者から志願して幕軍に加わった良助に対するあまりの親馬鹿が鼻につかないでもないけれど、まあいつの時代も親というのはそういうものではあるからな。終幕近く、松前の浜で弘蔵とおあきが見た夕映えのシーンは白眉だろう。動乱の時代を生きた庶民の心情がここに集約されている。帯にある児玉清の賛辞はほめ過ぎにしても、それでこのタイトルかと納得させるには十分だ、ということで★ひとつおまけしておこう(笑)。

  • 幕末の江戸の様子を「福助」という見世を通して淡々と描かれてます。

    お話自体は淡々と進んでいくので、盛り上がりに欠ける内容ではあるんだけど、幕末の江戸の混乱ぶりや江戸に住む人々の困惑した様子が分かりやすく描かれてるので、そういう部分は興味深く読めました。

    幕末のいろいろな出来事(大政奉還など)って江戸の庶民にとってはいい迷惑ってカンジだったんだろうなぁ。


    下巻はもうちょっと盛り上がるかな。と期待しつつ、読みたいと思います。

  • L 夕映え(上)

    宇江佐作品おなじみの松前藩がらみも。縄暖簾を営む元松前藩士の弘蔵とおあき夫婦と夫婦の子供たち、客からみた幕末の江戸。幕末の大きな動き流れは知っておきたいところだが、学生時代にこれを読んでいたらどんだけの政変がおきようとしていたかを実感できそうな話。ただの歴史としての受け止め方ではない見方をできたかも。
    ところどころに宇江佐語録があって楽しい。

  • 幕末の江戸下町が舞台。

    市井の人々から見た幕末維新の激動の様子。
    読み応えタップリ!

    感想は下巻にて!

  • 市井の人の生活から見た幕末、明治維新。

    テーマが大きいため、一人一人の人物像が少し見えにくい。

  • 大政奉還前後の市井の暮らし、という背景は好きですが…なんだかあんまり登場人物に魅力を感じない。

  • 主人公は一膳飯屋の女将おあき。亭主は元松前藩の藩士だが、脱藩して本所界隈の岡引をしている弘蔵。娘は店を手伝ってくれているが、息子の方は奉公が続かず遊び暮らしている。そんな本所の町民の目線から眺めた幕末の物語。黒船来航から大政奉還。江戸城明け渡し、彰義隊の戦い、残党狩り。そして江戸から東京へ。動乱の幕末、市井の人々の生活を丁寧に描く。

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