菊花酒 (ハルキ文庫 わ 1-10 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758435093

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  • 収録作品:下り鰹 菊花酒 御松茸 黄翡翠芋

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    北町奉行の烏谷椋十郎が一膳飯屋“塩梅屋”を訪ねて来た。離れで、下り鰹の刺身と塩焼きを堪能したが、実は主人の季蔵に話があったのだ…。「三十年前の呉服屋やまと屋一家皆殺しの一味だった松島屋から、事件にかかわる簪が盗まれた。骨董屋千住屋が疑わしい」という…。烏谷と季蔵は果たして“悪”を成敗できるのか!?全四篇を収録。松茸尽くしなど、秋の美味しい料理と市井の人びとの喜怒哀楽を鮮やかに描いた大人気シリーズ第九弾。

    令和元年6月26日~29日

  • 秋、栗の甘露煮、松茸などをめぐり、商人とのせめぎ合いが。今まで主権を持っていた大商人がなくなり、儲けだけを考える商人に釘を誘うと奉行が釘を刺すが、その裏をかいて内与力や、松茸の山地の江戸家老を陥れる。

    貧しい江戸町民に季節の味を届けようと工夫をした前の店主長次郎に習って季蔵も奮闘。

    料理に事件、そして季蔵の思いびととの関係も絡めて、読む楽しみをたくさんもらえるシリーズ。

  • 20181210 読了
    下り鰹
    菊花酒
    御松茸
    黄翡翠芋
    いつくるかと思っていたネタ、陰間茶屋9巻目で登場w

  • 下り鰹、菊花酒、御松茸、黄水晶芋。
    銀元吉が作った三種の細工物と松茸の話。

  • 前の巻から継続していた事件の盗品の行方がわかります。
    それでも影にいる誰かはいまだ判明せず。
    それにしても身近な人間が次々と亡くなっていくのは辛い。
    いつになったら真の悪人は成敗されるのか。
    松茸料理が出ていましたが、昔も今もおいそれと口にできる代物ではないんだなと思いました。

  • 新に登場した人が、死んでしまうのがなんとも。
    「下り鰹」「菊花酒」「御松茸」「黄翡翠芋」

  • 20121118 今回はストーリーは一本だったのでテンポよく読めた。が、終りがどうだろうか?

  • 季蔵シリーズ第9弾。 庶民の客を喜ばせようと季蔵が知恵を絞った松茸尽くし。 料理人として誠実である程、裏稼業が切ない。 今巻は派手な展開はないけれど、禁じられた悲恋にさえ心添わせる季蔵に惚れ直してしまった。

  • 季節は秋。
    秋らしく松茸がキーになる話が出てくる。
    松茸を使った料理と、松茸をめぐる事件が起こり、それが30年前の事件とリンクする。
    ちょっと切ない、捕物帖です。

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学大学院修了。「料理人季蔵捕物控」「口中医桂助事件帖」「鶴亀屋繁盛記」「余々姫夢見帖」「お医者同心中原龍之介」「鬼の大江戸ふしぎ帖」「はぐれ名医」シリーズなどの時代小説を精力的に執筆するとともに、現代ミステリー「青子の宝石事件簿」シリーズ、『わらしべ悪党』も刊行。

「2023年 『花人始末 椿の花嫁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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