策謀  (警視庁追跡捜査係)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.39
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本棚登録 : 940
感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758435208

感想・レビュー・書評

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  • 3.6
    面白いんだけど、あまりテンポ良く読めません
    何度も中断して読み終わるのに結構日数がかかりました。
    先が気になって仕方ないという読ませ方をしていないせいかもしれません。じっくり読むには良いのかもしれません。

  • 渋谷で起こったビルの放火事件と殺人事件
    別々の事件と考えられていたが一つの事件だった

    海外へ逃亡中の指名手配犯が帰国する
    当然逮捕される
    何故帰国したのか

    彼は犯人でもあり被害者でもあった

    彼は人生においての父を守る為
    血のつながりのある父親を頼り
    それが原因となり父親は放火事件に巻き込まれた
    彼は放火犯を殺害した
    父の周りの人間が真実を知り、彼を海外へ逃亡させた
    彼が日本に戻ってきた理由は父の余命が短いと知っての行動だった

    シリーズ2作目ということで
    どこかで繋がるんだろうと予測して読み進めたが
    最後まで全く分からなかった

    彼は殺人を犯していることには違いないが
    失ったものが多過ぎた


    沖田と西川の名コンビぶりは本作も楽しかった
    本作は『家庭』というテーマもあったのではないか
    所々で描かれる2人の『家庭』
    犯人の『家庭』

    家庭について描かれているところはどこも温かみがあり
    想ってくれてる人がいることを感じられる作品だった

  • 【警視庁追跡捜査係シリーズ第2作目】
    アナザーフェイスシリーズは、一つの事件を追い続けているため、事件の解明が停滞すると、とても長く感じる。でもこの警視庁追跡捜査係シリーズは、沖田の担当事件と西川の担当事件の二つが一緒に動いていくので、一方の事件が停滞しても、一方その頃...という感じで、もう一つの事件の話になるため、停滞を感じない。しかも話を読んでいて、この2つの事件はどこかで繋がるんだろうな、という予感を感じて、その面でも推理しながら読むのが面白い。

  • 評価は4.

    内容(BOOKデーターベース)
    五年前、渋谷で殺人を犯し、国際手配されていた船田透が突如帰国するとの情報が、追跡捜査係の西川大和の許に入った。逮捕されるとわかりながら、なぜ船田は帰国するのか? 無事逮捕できたものの、黙秘を続ける船田の態度に西川は不審を抱くのだった――。一方、五年前のビル放火事件の洗い直しを続ける沖田大輝は、犯行の動機に疑問を感じていた。細い手掛かりを求め奔走する沖田。やがて、それぞれの事件は、時を経て再び動き始める――。書き下ろし長篇警察小説。

    第2弾!
    何となく途中で筋書きは読めた。きっとどこかで二つの事件はつながるんだろうという安心感で読み進められた。
    シリーズ物は登場人物の性格が少しずつ変化する過程が楽しめるので読みやすい。

  • うーん。期待感が大きすぎたのと、もう堂場作品の伏線を読めてしまうような感じがあっていまいち消化不良・・・
    やっぱり、スポーツ小説と鳴沢シリーズや高城シリーズのような長編に期待したです。

  • 二つの事件は関係ないわけがない、と思いながら読んだけど結局全然わからなかった!
    本間の気持ちもちょっと良く分からなかったな
    さやかがうざい。

  • #読了 #堂場瞬一 #警視庁追跡調査係 #読書好きな人と繋がりたい

  • 五年前の渋谷でおきた殺人事件の手配犯が逃亡先の海外から戻って来た。何故逮捕されると分かっていながら帰国したのか。追跡捜査係シリーズ2作目。

  • 堂場さんの文章は人物の動きの描写が精緻で
    その様子が画として頭に浮かび上がる。

    その場では伏線が半分だけ回収されることも多く
    これは!という場面か読み落としがあったのか迷うこともあるけど
    そこが魅力。

    シリーズ1作目の西川・沖田コンビの反発っぷりが落ち着いて
    今のような距離感でちょうどいい。
    犯罪被害者支援課シリーズで出てきた箇所を読み返したい。

  • 大変面白く読ませていただきました!この物語は事実上二人の主人公で二つの事件が 最終的には完全に交差している 在りがちな 流れであるが、それなりに面白く描かれていた。出来れば最後の部分は女の子も混ぜて欲しかった。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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