- 本 ・本 (227ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758435321
感想・レビュー・書評
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料理人季蔵捕物控も、11冊目。
毎回、江戸時代には、どんな食事をしていたのだろうと、想像する。
電気も無く、娯楽も無く、唯一の楽しみは、食事では無かったのか?と、思う。
今回は、如月で、、梅づくし。
鰤の、調理法や、ハーブのマンネンロウ(ローゼマイラン)を使っていたなど、、、今の食生活よりも、色々なことを試していたのだと、考えられる。
第2話に出てくる、饅頭卵と言うお菓子も、茹で卵の黄身を使わずに、白身の方を、皮として使用して中に、こしあんを詰め
又貼り合わせる、、、等、今、店屋に無いものが書かれているところが、面白い。
今回の「ひとり膳」は、先代 長次郎が、書き遺していた、鰤づくしを、封印していた理由と、夜光の珠の盗難、殺人事件へとのつながり、、、
読み解いて行けば、なるほど、、と、思うのだが、少し、複雑になりすぎてきているのでは、、、、、と、、、思う感もある。
しかし、たんぽぽの葉のお浸しと佃煮、加賀の吹立菜などの食材に、、、、
春慶塗りも、飛騨の春慶の松花堂と能代の春慶が、あるのも、知らない事だらけ。
家にある茶卓は、どちらの物なのだろうか?と、思いながら、一服しながら、読み終えました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
収録作品:梅見鰤 饅頭卵 吹立菜 ひとり膳
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内容(「BOOK」データベースより)
江戸に梅が咲き始めた如月、一膳飯屋“塩梅屋”では、梅見弁当の準備がはじまった。先代長次郎が生前、書き遺していた「能代春慶、三段重提げ弁当、梅見鰤、ひとり膳」という言葉が気になる主の季蔵…。そんなある日、おき玖は父・長次郎を偲ぶ梅見へ出かけたが、大雨が降りはじめ、梅の木に雷が落ちたという知らせが塩梅屋に入った。おき玖を案じた季蔵が急いで迎えに行くと、屋敷内で“夜光の珠”が盗まれたと大騒ぎになっていた―。「梅見鰤」「饅頭卵」「吹立菜」「ひとり膳」の全四篇を収録。料理に支えられ生きてきた者たちの、人を想う切なさとあたたかさに溢れた大人気シリーズ第十一弾。
令和2年7月24日~26日早朝 -
長次郎が大事にしていた松花堂弁当と、三段重の提げ弁当の春慶の塗りの入れ物。
これを使った毎年お馴染みの梅見弁当。
が、しかし三段重の方は使われた形跡がない。
その秘密には。。。
身代わりで八丈島への遠島となった手代の無念を晴らす。 -
20190311 読了
料理人季蔵捕物控⑪の覚書
第一話 梅見鰤 梅見弁当 マンジュウロウ
第二話 饅頭卵 亀可和 夜光の玉
第三話 吹立菜 付粉餅 かぶら寿司
第四話 ひとり膳 阿片 武丸屋
ゆず女房22まで揃えて、ようやく半分まで読破。
季節ごとに読むことにしているので(年4冊ペース)
中々進まないけれど、毎回飽きずに読めるシリーズ。 -
今回は確かに人死にはあるのだけれど、事件らしい事件という感じではなかったです。
亡き先代の約定が思わぬ形で梅の季節に動き出します。
瑠璃が回復傾向でも、季蔵を認めることはないかもしれないですよね。 -
先代が書き残した「ひとり膳」という言葉の謎が解けずにいた主人公だが、10年前からの事件を紐解いて行くうちに、このひとり膳の謎も溶けて行く。
事件と料理の謎が綺麗に解け、脇役たちの想いも少しずつ変わって話が進んで行く。
このシリーズももう11冊なのね。 -
L 料理人季蔵捕物控11
事件の展開についていけず。早くも複雑でもないのについていけないのはなぜだ。盛り上がりにかけるからか。
瑠璃も死なず回復傾向だし、豪助のおき玖への気持ちも本人に伝わったようだし、もういいよそれで。って感じ。 -
20120511 シリーズの順番を少し飛ばして読む。三吉の成長が嬉しい。内容は変わらず。
著者プロフィール
和田はつ子の作品





