熱海湯けむり (ハルキ文庫 さ 8-35 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 18の巻)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 218
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758435376

感想・レビュー・書評

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  • 金座裏の宗五郎たちが、湯治旅で熱海峠に差し掛った頃、江戸鎌倉河岸では、金座裏十代目政次の許へ、蝋燭問屋・三徳の隠居をめぐる騒ぎが持ち込まれていた。一昨日に出かけた隠居が店に戻らないというのだ。やがて政次、亮吉らの探索で、隠居が謎の女から強請られていたことが判明。さらには、金座裏を狙う刺客が現れ、事件は、意外な様相を見せ始める。一方、宗五郎は、熱海の湯戸屋から強盗事件の真相究明を依頼されるのだが・・・・・。二代の金座裏が再会するとき、鎌倉河岸に新たな風が吹く。大好評書き下ろし時代長篇。

    2月18日~21日

  • まだまだ9代目にはかなわない。

  • 結末は一件落着な話でも、残忍という意味ではなく恐ろしい話が多いですね。亮吉がいいキャラになってきてます。

  • 佐伯作品の中でも、登場人物たちが一際魅力的!

  • 20111010 このシリーズもそろそろ終盤か。形になっているうちに終わらせてもらいたい。

  • 第十八弾
    十代目としての政次に活躍の場が多くなってくるか
    九代目も健在で、手下も成長か

  • 旅先でもやはり働かないといけない九代目。
    有名人って大変だよね。(^^;
    今回は、江戸の事件より箱根の事件が大きめ。
    そりゃ、そっちを描かなければヒロインが活躍できませんし。(^^;
    旅から戻ってきて、こちらもめでたいお話。
    各シリーズともそんな展開ばかりで、いよいよそれぞれに大団円近しって感じですかね。

  • 記録的に本を読んでない今日この頃を記録しておくことに。

    江戸時代のお話を読んでると運命を受け入れるというか、日常を受け入れるというか、平穏な日々に感謝をするというか、当たり前にごく自然に毎日を丁寧に過ごす気持ちを持ちかえします。

    だが、しかし今年は変化を作って楽しんでなんぼにしてみているので。それもまた。

  • 鎌倉河岸シリーズvol18~宋五郎と嫁のしほ・松坂屋と豊島屋の隠居らは湯治場を箱根から熱海に移し,江戸では蝋燭問屋・三徳の隠居が行方不明となる騒ぎで当代は金座裏の若親分に非協力だ。亮吉の聞き込みで,隠居が武家務めの女に強請られていることが判明した矢先,袈裟懸けに斬られ神田川に流されているのが発見される。高松松平藩も絡んでいるようで若親分は襲撃者を軽くいなすが,当代当主は番頭を通して,後腐れのないように,犯人捕縛せずを殺して欲しいと依頼してきた。隠れ家を突きとめ急襲すると,十手で受けた敵の刃が女の喉を掻き斬り,武家も観念して自刃した。女は主人父子の双方に取り入っていたのだ。熱海では雁皮紙を湯元株を持つ組合が開発し,江戸での前渡し金を持ち帰った使いが熱海手前で強奪された。宋五郎は真っ先に逃げ出した供の職人を問い詰め,襲撃者が仲間を殺した小屋を発見し,しほが手配の人相書きを拵えて,株を持つが賭場での借金を抱える小さな宿の主人を炙り出す。師走の江戸では筆商の老舗が見世を閉めている状態を不審に感じた鳶から金座裏が動き始め,主人の幼い娘が拐かされたことを掴み,工場を仕切る主の叔父が怪しいと踏み,罠を仕掛けて事件を解決する間に湯治の一行が帰宅するが,しほの懐妊が判明する~こちらもご懐妊だ。「も」というのは佐伯さんの人気シリーズのひとつ「居眠り磐音・・・」でも男の子が生まれたからで,ベビーブーム。「吉原裏同心」シリーズは女房が歳(?)だから無理というものか,「小籐次」シリーズも無理かな。諦めていた頃に出来て凄く嬉しいという感じで持っていくことはできる。金座裏の跡取りは女でも構わないというスタンスを採っていて作家本人もどっちにするか決めかねているのだろう。佐伯さんは文庫江戸小説シリーズをあちこちの出版社に持っていて,どれもそこそこ売れているが,鎌倉河岸シリーズはNHKのドラマにもなっていて,単発のドラマに対応できるよう,また役者にも配慮して登場人物は多くしている。下っぴきの旦那の源太に代わり,供の小僧・弥一が加わったが,子役の出番と云うところだ

  • 安定して楽しい。

    旅先も、金座裏はまだまだ人物が動いていて楽しい。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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