一房の葡萄 (280円文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 159
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758435413

感想・レビュー・書評

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  • なんというか、文体にすごく惹かれました。
    こういう文章書きたいなぁ。

  • 読んでいて、何か違和感がある。
    惜しい、というか。ついつい斜に構えた態度で読んでしまうというか、安心して読めないというか。
    多分、「子どもってそうか?」ってチラッと思う瞬間が結構あるんだろうなー。
    好みの問題なのかもしれないけど。よって、異論は認めます。

  • 一房の葡萄がいちばん好き。
    重松清がエッセイに書いている「子どもはいつだって困っている」という一説に共感した。有島武郎はそれをわかる人だったのだなあ。

  • 最近280円文庫というのが創刊になったらしい。
    ここのところ古い作品は読んでいなかったし、280円という絶妙な値段に魅かれて手にしてみる。

    有島武郎という作家は名前は知っていたけど、実際に読んだのは初めてだった。
    子どもの話がならんでいて、どれを読んでも、子どもの必死さが伝わってくる。
    大人からみるとちっぽけなことでも、子どもは常に一生懸命で、周りが見えなくて、そんな子どもの狭い目線を存分に味わえる。
    そして、各作品の最後に添えられる、「今」の目線が、今読むと共感を呼ぶ。

    こういう作品を読むと、久しぶりに近代文学を読もうかという気になってくる。
    有島武郎の人生と作品にも興味がわいた。

  • 童話五編+「小さき者へ」

    童話に登場するのは、いずれも育ちのいい良い子たちである
    彼らが成長する中で、自らの心のエゴに直面してとまどったり
    父親に対する競争心の芽生えを象徴するような夢を見たり
    戻れない過去に対して冷淡になったりする
    けっこう泣かせる

    だがその後に「小さき者へ」を持ってくる構成は
    解説エッセイの中で重松清さんが絶賛しているのだけど
    僕には逆に、作者の死に様なんかも重なって
    マザコン臭く見えるような気がしたな

  • クラスメイトの持っている美しい西洋絵の具が羨ましくて衝動的に盗んでしまい、良心の呵責に苛まれる内気な少年と、若い女性教師の包容力に溢れる姿を描いた表題作「一房の葡萄」をはじめ、妻に先立たれ、男でひとつで三人の息子を育てた著者が、子どもたちのために書いた童話作品五篇に加え、"行け。勇んで。小さきものよ"の一節が有名な、子どもに未来を託す父性愛、人間愛に溢れた名作「小さき者へ」を併録した、心揺さぶる作品集。

    有島武郎好きかも。

    このシリーズの文庫良いな。ちょっとずついっぱい読める。

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