智恵子抄 (280円文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 329
レビュー : 41
  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758435468

感想・レビュー・書評

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  • 智恵子が病んでからの辛さ苦しさ、それでも愛する気持ちが、とても胸に来る。
    詩というものを初めて真面目に読んだ。よく分からないな、と思う部分は多いけれど、また分かる時が来るかも。とも思えてモヤモヤはしない。そのうちまた読もうと思えるところがいいな。

  • 骨太で重たい言葉。こんなにも智恵子は愛されていたのか。光太郎の心は幸せだったのか?

  • 私はあなたの愛に値しないと思ふけれど
    あなたの愛は一切を無視して私をつつむ

  • 重たいくらいの愛でいっぱいの詩集なのに、すごく違和感を感じる。
    光太郎は智恵子のことをどのくらいしっかり見ていたんだろう。
    智恵子の愛が大きいなら尚更、智恵子は愛を感じられたんだろうか。
    愛しているというわりに本質を見ていない気がする。
    私が智恵子ならば、愛していると言われるたびに寂しく感じるんじゃないだろうか。

  • 光太郎の愛のエネルギーが強すぎて吹き飛ばされそうになる。こんな高温で重たい感情を受けとめた智恵子も、光太郎の熱烈な支持者だった。二人の人間が、お互いにここまで唯一無二の存在になれるものなのか。

    「樹下の二人」「あなたはだんだんきれいになる」の智恵子のような、誰かの女神であるような存在になることに憧れを感じないでもないけれど。憧れを表明するだけでも怒られそう。

  • 高村光太郎が最愛の妻・智恵子のことを綴った詩集。
    「樹下の二人」が甘ったるさが好きだ。
    だんだんと精神を蝕まれ、死に瀕していく智恵子は痛々しい。

  • 奥さん大好き

  • 安達太良山に登る前に読んでおこう、と購入。
    詩は何だかとっつきにくいと食わず嫌いをしていたけれど、そんな偏見を見事に打ち破ってくれました。

    最初に心にぐっと入ってきた「おそれ」の以下の部分

    “私の心の静寂は血で買つた宝である”
    “あなたは静寂の価を量らなければいけない
    さもなければ
    非常な覚悟をしてかからなければいけない
    その一個の石の起こす波動は
    あなたを襲つてあなたをその渦中に捲き込むかもしれない”

    おそれを拭って己の信念を貫いた光太郎、智恵子が
    それぞれ自分の人生を振り返ったら、どう思うんだろうか。
    意志に従って生きた結果、やっぱり悔いはないのかな。
    色々と思いをを馳せてしまった。

    安達太良山の「本当の空」を見ながら、またぼんやり考えてしまうことだろう。

  • なんだか深い愛を感じる。

    智恵子さんが元気な時も、病んでる時も、亡くなった後も、光太郎さんの一途で澄んだ思いが溢れてる。

    わたしもこんなに風に誰かを愛して、誰かに愛されたいって思った。

  •  いいですね。これはラブレターです。
     こんなの貰ってみたい。

  • 誰かが必ず隣にいる。唄うように読んだ。

  • 280円だから、買ったわけではありません。昔の自分を思い出せるかな…。
    装丁も手触りも素敵です。
    一握の砂と一緒に、迷わず買いました。

著者プロフィール

詩:詩人・彫刻家。高村光雲の長男。東京美術学校卒業後、欧米に留学してロダンに傾倒。帰国後、「スバル」同人。耽美的な詩風から理想主義的・人道主義的な詩風へと転じる。代表作:「道程」「智恵子抄」「典型」「ロダンの言葉」等。


「2013年 『女声合唱とピアノのための 組曲 智恵子抄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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