若菜摘み―立場茶屋おりき (ハルキ文庫 い 6-14 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758435505

感想・レビュー・書評

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  • 今回は立場茶屋おりきで洗濯女をやってるとめ婆さんにやられた!
    めちゃくちゃ泣かされたー!
    あんなに嫌味な性格だったお婆さんが・・・
    本人は焼が廻ったなんて言ってるけど、それもこれもおりきさんの温かさに影響されて周りがみんないい人になっていく。
    なんだか私まで情け深い人になっていくみたい(笑)

  • 体を壊した善助の助けに、同じ品川で支え合った料理旅籠の近江屋からもう直ぐ引退をするはずの吾平が、喜んで手伝いに来てくれている。
    その近江屋で、嫁に出ていたお登世を見かけたと、気になっているのは、毎日やってくる亀蔵親分。
    そこから事件が発覚するのだが。

    他4篇。

    料理の中身も詳しく描かれ、美味しそうなシリーズでもある。

  • 3月3日~5日

    皆が支えあって生きていけることほど、幸せなことはありません―――。品川宿の近江屋のお登世が、里帰りしてきた。お登世の様子から、婚家先で、何か大きな事件に巻き込まれたに違いないとふんだ岡っ引きの亀蔵は、立場茶屋「おりき」の女将に、さりげなく探ってほしいと頼むが・・・・・・(「秋ついり」)より)。他に、「籬の菊」「初明かり」「若菜摘み」の全四篇収録。義理と人情に溢れた「立場茶屋おりき」を舞台に描く大好評シリーズ第七弾、ますます絶好調。

  • とめ婆さんの話、里帰りのお登世、蕎麦屋に置き去りにされた芳坊、仇うちの姉弟

  • 立場茶屋おりきシリーズ7
    とめ婆さんまでおりきに感化されて遊女の身請け!
    しかし、次々と不幸な人に手を差し伸べるなぁ

  • 第七弾
    短編四話で全体を通しては連続している
    人情物はある面ではほっとして、涙を誘う

  • 立て場茶屋おりきシリーズ7作目。

    菊哉の身請のくだりがよかった。

    登場人物それぞれ、どう生きてきて、それによってどういう考えかたをするようになったかがきちんと描かれる作品。

  • 品川の立場茶屋おりきのシリーズ最新刊。
    いつもながら、旅籠や茶屋や蕎麦屋へやってきたお客や、
    店の者たち、さらには知り合いの人々が巻き込まれた事件を、
    おりきが親身になって対応していくお話。
    最近は子供ネタが多いですけれど、
    私が一番良かったのは、元遣り手婆にして、おりきの洗濯番とめ婆のお話でした。

    茶屋で出される釜飯、食べてみたいです。

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著者プロフィール

1945年広島県生まれ。成城大学文芸学部卒業後、画廊経営、テレビプロデューサーを経て、執筆活動に入る。2003年「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞受賞。主なシリーズに「立場茶屋おりき」シリーズ、「照降町自身番書役日誌」シリーズなどがある。15年「立場茶屋おりき」シリーズで第四回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。

「2017年 『残りの秋 髪ゆい猫字屋繁盛記 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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